『まんぷく』第89回( 1月17日)あらすじ
※ネタバレ含みます。
朝、萬平が出勤した直後に真一が立花家を訪れた。
真一は親族として会いに来たのではなく…
梅田銀行の行員を伴い、家財道具一式の差し押さえに来たのだ。
唐突な差し押さえに、福子は内心では動揺しながらも
「覚悟していたこと」と気丈に振舞う。
子どもたちを学校に送り出した後は、自分もパーラー白薔薇へ。
鈴はショックのあまり寝込む。
克子、忠彦は心配して立花家を訪れた。
克子はうちに移り住むように言うが、萬平は香田家に迷惑を掛けるわけにはいかないと断る。
福子も、自分も白薔薇で働くし、へそくりがあるから何とかなると。
鈴だけは克子姉の家に行くようにして、
家族4人でなんとか頑張る!と福子は明るく言った。
そこに敏子が訪ねて来た。
庭先のベンチで二人きりで話す福子と敏子。
敏子は、福子が気丈に振舞う福子が大丈夫かと心配。
敏子から優しい言葉を掛けられて、福子は泣き崩れた。
『まんぷく』第89回( 1月17日)感想
本日の内容は差し押さえ!以上!
真一さんが辛いの図や、福ちゃんの実のところの本音などがあったにせよ、
ドラマ的にはありきたりでのろのろな展開。
そうなるべくしてなって、
そうなった結果をただただ見せられたって感じでした。
差し押さえって、ナナコロビヤオキは、幸い目の当たりにしたことはありませんが…、
コレ、直接銀行の人がペタペタ貼りに来るの?知らなかったわー。
しかもこの時代は、こんなにえげつないやり方?
差し押さえの品の売却金額が貸付金に達しない場合は他の会社の融資金も回収なんて…。
そうなるのは仕方が無いことだとしても一刻の猶予もなしで??
こんなことしたら池田市の中小企業、パニックだよねえ?
まだ救済措置とかが整ってない時代ってこんなものだったんでしょうかねえ!?
それともこんな強硬措置を取られるくらい、池田信用組合の経営はずさんだったってこと?
梅田銀行の矢野さん、怖いねえ~!
血も涙も無いねえ!
しかし、銀行員ってここまで冷酷な悪人!?(笑)
真一さん、辛いわ…。同情。
親族の家の差し押さえに行くなんて。
つくづく真一さん仕事運が無いわね…。
福ちゃんのファミリーに絡んでは辛いことばかりで。
いや、真一さんが疫病神なのか???
ってどっちのせいか分からないほど、
真一さんが絡む案件は全て喪失して行く…辛すぎ。
しかも真一さん、今回は悪の手先呼ばわりまで鈴さんに言われちゃって…。
「悪の手先!」って…爆
でも、こんなに哀しい、辛いことがあっても、
真一さんは夜一人で帰って一人飯なのよ!
誰にも本音話せないのよー涙涙涙。
あんなに誰よりも人を気遣ってくれる人に甘えられる人がいないなんて…涙。
福ちゃんが、萬平さんに電話で「ごちそうできないと思うけど、今日は皆でご飯食べましょう」と話している背後に、真一さんの姿を見て切なくなってしまいました。
これ元々萬平さんおポカのせいなのに、萬平さんはそういう淋しい思いをしないんだよね。
なんとも皮肉な。
今回の件は、要するに萬平さんの自分勝手がかさんだ結果なのにね…。
源ちゃん、
差し押さえの意味を学校の先生に教えてもらって帰ってきました。
…先生、源ちゃんに理由も聞かずに、すんなり答えちゃうんだ!
あの時代の教育、そんなもんかもしれないけどね。
まだまだデリカシーとか考えられてなさそうだし。
そこで不安そうな、源ちゃんと幸ちゃんに対して、福ちゃん
「知らなくていい。あなたたちは何も心配しなくていいから」
って言いましたが…
個人的には、この福ちゃんの対応にイラッと来てしまいました。
これは自分のトラウマ的なものも大きいと思いますが。
昭和の親子関係ってそういうものかもしれないけど…
ナナコロビヤオキもそういった感じに
「子どもは知らなくていい!」
と言われたことが度々あったなあって。
子供なりに真剣に聞いてるのにさっ!怒!
同時に、自分が聞いたことによって親を傷つけたかもと罪悪感も覚えたりするんだからね!
子供の心は繊細で複雑なんだからね…!!
だから、急に「知らなくていい」ってピシャってはねられることによって
子どもは深く傷つくのよ!
そのへんのところ、大人はよーくわきまえるべきだと思う。
今日の福ちゃんの言葉に、ナナコロビヤオキもかつて受けた心の傷が
フラッシュバックのように蘇って憤ったわ。
ああー私の中に深い傷があるなあと思った。
そう、「知らなくていい」なんて言うなら、
そんなみっともないとこ見せるなよっ!って話でね。
隠されたら、隠された方がかえって不安なんだよー。
要するに、福ちゃん、いい妻してるようだけど、
子どもに対しては全然いいお母さんじゃないわ…。
もう源ちゃんも幸さんも幼稚園生じゃないんだし、
源ちゃん後継ぎ息子なんだから、ここはきちんと分かる形で説明してやれよ!
きちんと子供もリスペクトしてあげて、福ちゃん!
源ちゃんも幸ちゃんも、子供なりに心配して、手助けしたいと思ってくれてるんだから。
で、福ちゃんは、
こんなことあるかと思ってたから白薔薇に勤めてたとか
白薔薇に勤めてることを突然恩着せがましく言いワケしたり、
へそくりあるって言って皆を励ましてたけど、
これも取って付けたようで不自然。
白薔薇に勤めてた件は、当初から事態が変わるかもしれないからってことで
働きに出ていればよかったのに。
このタイミングで言うと何だか変。
しかもこれまでの働きぶりも有閑マダムのひまつぶし遊びって感じにしか見えてないからね。
でもさすがの福ちゃんも敏子ちゃんの前では「不安だ」って泣いてましたが…。
…ナナコロビヤオキの中では福ちゃんに対する好意的な視点がいつのまにか消滅!?
なぜだかこれもあまり共感できず…。
福ちゃん、これまで何の手を打ってもいないし、
萬平さんをチヤホヤするばかりで、
何の忠告もアドバイスもしなかったんだから自業自得じゃない?って。
しかも福ちゃんの嘆きの内容も、
今の事態を嘆くより
「どこまで萬平さんを支えられるか心配」
って…
どこまで萬平信者かよっっ!!
となっちゃって…。
敏ちゃんの前では、ただ「どうしよう!わーん!」でよかったんじゃないの?
いつもいつも、グチは鈴さんに先に言われちゃうから、
これまでは、それを否定するパターンの発言しかできてなかったけど、
でも本音は、鈴さんに同意―!
って泣くのも人間くさくてよかったんじゃない?って思うけど。
内助の功の妻は、どこまでも清廉潔白に夫を盲信しなくてはいけないの?
福田さん!?