【おちょやん】感想ネタバレ 第71話 今週はテルヲ祭り

『おちょやん』あらすじ(ネタバレ)第71話

 

 

万太郎一座との対決では惜しくも敗れた鶴亀家庭劇。

しかし、雨降って地固まる。
家庭劇の面々の絆はより一層深まっていった。

しかし、千代と一平夫婦2人の時間は全然無い。
みつえは、2人で温泉にでも行って、今後のことを二人でゆっくり話し合った方がいいとアドバイス。
しかし千代は今後の事と言われてもピンと来ない。
みつえは千代が芝居に振り回されてばかりで普通の幸せを味わってないのではないかと心配。

そこに福助がテルヲが再び現れたと伝える。

 

岡安ではお茶子たちがテルヲを入れまいとガード。
テルヲは千代の行先を尋ねるが、
またたかりに来たんだろう、今度こそ千代を助けると徹底抗戦。

そこに千代がやってきた。

「どちらさんだす?」
「あんさんのことなんか知りまへん」
千代は皆を連れて岡安の中に入りテルヲを締め出した。

 

しかし千代が自宅に戻ると、テルヲが。
テルヲは謝りたくて来ただけだと言う。
テルヲは一平と結婚していると知ると、
「わし絶対許さへんど」
「アンタに許して貰う筋合いあらへんし、うちがあんたを許すことも一生あらへん」
千代はテルヲを締め出した。

翌日、岡安の旦さん宗助が千代を心配して訪ねてきた。
宗助は同じ娘を持つ身としてはテルヲの気持ちも分からないでもないと言う。

 

テルヲはちゃっかり道頓堀の乞食の仲間に。
道頓堀の乞食は来るもの拒まず。

千代は道端で会ってもテルヲを頑なに無視。

宗助は、テルヲに千代を泣かせるようなことをしたら承知しないと警告。
するとそこで宗助は腹痛を訴えて倒れてしまう。

宗助は結石だった。
シズは、病院に運んでくれたことについては礼を言うが、
「道頓堀から出ていってもらわれへんやろか」
テルヲのことで千代が苦しむのをこれ以上見たくないとシズは訴える。

「悪いけどな、俺はこれからも千代のそばにいる」
宣言したところでテルヲは咳込み吐血。

そのまま医者に診て貰う。
テルヲは肝臓がボロボロ。
いつ死んでもおかしくない状態。

テルヲはシズに病気のことを千代には言わないでほしいと口止め。
もうすぐ死ぬからこれまでのことを許して貰う、とうことではダメだと言って。

そこに千代とみつえが駆け付けてきた。
テルヲはおどけて、旦さんを助けたのはこの俺と千代にアピールするが、千代は当然無視。

「これかぶり、温かいど」
テルヲは小次郎さんから体に掛ける様に貰った新聞には5.15事件の記事が。
字の読めないテルヲは総理大臣が殺されたと説明を受けると、
恐ろしい世の中になったもんだ、この先日本は大丈夫かのう。
テルヲは日本でなく、本当は千代緒将来が心配。

 

テルヲ、キターーーーーーーーーーー!!!

テルヲ久々に来ましたー!!

ネットでは皆さん相変わらずテルヲをボロクソ言っているようですが、
テルヲ耐性が出来上がってしまっているのか、テルヲ登場にワクワクする自分がいるwww

テルヲ、がドラマ上いいスパイスになってるなあと思うしね。
テルヲが出てくるとドラマにいい緊張感が出てくる。

それと、これまでのテルヲを見てると、確かに千代には散々なことやってくれてるけど、
テルヲ自身のバックグラウンドが辛く悲しいものだったんだろうなあとも十分に想像できるから。

テルヲ自身が、親に売り飛ばされる目に遭ってたかも。
千代が、シズさんたち温かい人たちの下で奉公できたのは、超ラッキーなパターンで、テルヲはもっと辛い思いをして育ったのではと…。
そのテルヲが、好きな人に出会えて、家族を持てた。
千代もヨシヲも生まれてささやかな幸せを持てたと思えたのに、
その矢先に最愛のパートナーを失ったら…?

壊れちゃう人、いるだろうなあとも。
父なんだから子供を守らないと!って怒る人も多いだろうけど、
それは生きるエネルギーが十分にある人で
フラフラながらもようやく立ち上がれた…という状態の人だったら
唯一の支えが亡くなったら、ボキッと心が完全に折れてしまうのではと。

テルヲはそんな人なんじゃないかなあと。
そんな人の弱さ、はかなさを感じるので、ただただテルヲを攻撃する気になれなくなってきてるんですよね。

千代への仕打ちは許せないし、千代が受け入れられずに頑なに無視するは当然だと思うけどね。

 

それに普段のテルヲは、可愛いし。
面白いし。
トータス松本さんの演じるテルヲ、魅力的だから。

なのでテルヲの登場は、嬉しい。

高瀬アナウンサーが行ってた通り、今週はテルヲ祭りとなるようですね~。

テルヲ、病気みたいだけど、今週がテルヲ見納めになっちゃうのかなあ。
それもちょっと寂しいけど。

 

テルヲ、乞食になっテルヲ!

面白いテルヲはちゃっかり乞食の仲間入り!
なるほど!
そうきたかー。

やっぱり面白いわ~テルヲ。

乞食さん達、テルヲのせいで千代が道頓堀を逃げるときに千代を助けてくれたのにねえ。
千代は悔しくて仕方ないだろう~www

千代は乞食の小次郎さんになぜテルヲを仲間に入れたのかと聞くと
「道頓堀の乞食は来るものを拒まずや」

なるほど。
乞食さんたちが一番心が自由かもしれない。

私はこのドラマの乞食さんたちの存在、描き方がすごーーーく好きで。
なんか、上手く言葉で表現できないんだけど。
道頓堀の守り神みたいな、妖精みたいな感じがする…。

 

芝居の街、道頓堀とは要するに繁華街。
人間の煩悩のカオスだと思うんだけど、
そういうところに、ギラギラ欲にまみれた人たちがいる一方で、こういった乞食さんたちも共存している。

千代たち役者という存在も、なんというか人間の煩悩を具現化する存在ですよね。
でも役者さんたちの存在は、華やかでいわゆるハレの部分を担ってる。
それに対して乞食さんたちはケの部分を表しているというのか。

そして、煩悩のカヲスということは、魑魅魍魎すべてがいる。
善も悪も、ない交ぜになって存在するのが道頓堀。
ここではどんな人間も平等に存在する。
誰もが平等に泣き笑いできる秘境なんだなあというか。

そんな世界観、ロマンの象徴が乞食さん達の存在なんだろうなあと、たまらなく愛おしく感じるのです。

なんか上手く言えないけど…。
おかげで乞食さんたちの存在に、このドラマの心意気を感じてグッとくる。

その乞食さんたちの仲間にテルヲが入れて貰っているのにも、このドラマの深みや優しさを感じるのです。

 

 

ひとつ気になるのは…天晴さん!

ドラマの冒頭で、千代、ルリ子さん、香里で天晴さんの噂してましたねえ!
ルリ子さんは、天晴さんとつきあってるの!?

それがすごーーーーく気になる!
実は、私、天晴さん好きーーー!
天晴さん、声とか素敵なんだもん。
お兄さんらしい、穏やかな物腰も素敵だし。

ルリ子さんも好きだから2人がつきあうのは別にいいけどー。
でも気になる。気になる!

ただルリ子さんは惚気てる様子でしたが、天晴さんは水月で洋装のお姉さん膝にのせて喜んでたぞ!

天晴さんとルリ子さんの今後も気になるところ。

 

テルヲは病気

テルヲ、もう先が長くない様子。
千代は和解できるのかなあ。

そういった親子の人情物を書くのは八津さんの得意なところでしょうねえ。
今週の金曜日も号泣することになるんだろうなあ。