【おちょやん】感想・ネタバレ 第7話 千代と一平の出会い。毎田暖乃、恐ろしい子!

『おちょやん』あらすじ(ネタバレ)第7話

芝居茶屋「岡安」で千代の奉公が始まった。

千代は「いとはん」にお弁当を届けに。
いとはんとは岡安の娘のみつえ。
千代と同い年の9つ。
千代は友達になってと言うが、いとはんは住む世界が違うと言う。
それよりも他のおつかいもあるだろうと厳しい。

 

千代は福富にお使いに行く。
福富は商売敵の芝居茶屋。
岡安は福富から暖簾分けしたが岡安の方が大きい商売をしているので、福富の女将菊は気に入らない。
菊は、千代の持ってきた挨拶の品を受け取らず門前払いに。

千代はこのまま帰ってはクビになってしまうと門前で座り込む。
結局は門前払いのまま夜になって岡安に戻るとシズには叱られてしまう。
元々、向こうが受け取らないのは承知の上だったからいいのだとシズに言われてホッとする千代。

お茶子の先輩たちに何日風呂に入っていないのかと嫌がられる千代。
先輩たちが風呂に行くときに一緒に着いて行こうとすると大量の座布団の繕い仕事を振られてしまう。

どうにか仕事にキリがついて風呂屋に行くが、風呂屋の営業時間に間に合わなかった。
千代は仕方なく道端の天水桶で髪の毛を洗った。

その帰り道、男の子に「おい、河童」と声を掛けられる。
千代が振り返ると、その男の子は人だと分かってがっかり。
その場を立ち去った。

次の日、道頓堀に天海天海一座がやってきた。
天海天海一座とは道頓堀で一二の人気を争う喜劇の一座。
岡安は天海天海一座のごひいきの芝居茶屋で一座が挨拶にやってきた。

千代もその場に立ち会うと、その一座の中に、千代のことを河童と言った男の子が。
天海天海一座の座長の息子、天海一平だった。

 

主要人物が次々と登場

今日は主要キャストが続々と出てきました。

奉公先、岡安の娘のみつえ。
朝ドラあるあるのお嬢様登場!
これは親友になるだろう~。

 

おしんのお加代さまもそう。
澪つくしの律子も構図は同じ。
スカーレットでも喜美子の幼馴染み照子はお嬢様だったー。

岡安の商売敵の芝居小屋・福富の息子福助。
定番の構図とては、千代に片思い?
で、みつえは福富に片思い?

で、最後は天海天海一座のプリンス一平。
これは腐れ縁と言っているし、モデルの方もそうだからこれが結婚相手ねー。

一平は、どこかで見たことあると思ったらスカーレットのチビ武志!
確かに成田凌とそっくり!
髪型とかお互い寄せてる感じ?
この子が育ったらいかにも成田凌になるなって感じwww

 

千代と一平がくっつくから、みつえと福助がくっつく?
ここもロミオとジュリエット状態?

 

この4人の子役さんたちの演技も楽しみです。

 

千代、頑張りながらも孤独感が…

この脚本、先週から一転、唸りまくり。
いやあもういいわー!

道頓堀の賑やかな風景。
元気に働く千代。
明るく、元気良く、ストーリー展開のテンポも軽快な一方で、そうであればあるほど千代の戸惑いや、孤独感がドーンと横たわる。
千代が元気に動き回れば動き回るほど、慣れない職場での居場所のない感じが痛いほど伝わってくる。

福富にお使いに行った時、門前払いを食らっても頑張って店の前で座り込むけど、帰ってみたら門前払いは当然で義理を通しただけだと。
この感じ、ある程度その仕事場の人となりが分かってたらその空気感が読めるんだけど、初めての千代には全く分からない。
お風呂に行くタイミングも読めないし。
一緒に連れて行って貰おうと思うと新たに仕事振られちゃうし。
座布団の繕い仕事とか、ここでの生活の流れがつかめたら分かるのに。
お風呂屋さんに間に合わないし。

こういう、入ったばかりで居場所がない感じ、今の時代もどこの場所でもあるあるー。

おしんみたいに、直接的な意地悪じゃない分、よりリアルで、だからこそ辛く感じる。

お茶子の先輩の誰か、あのチップ15円貰ってる人とか。若い先輩がもっと千代に優しく声かけてくれない…??涙
ケンカっ早いけど、まだ9歳だからさあ。
ケンカっ早いのも、グダグダ父テルヲの元ではイキッてないとやっていけなかったのよぉ…!

 

毎田暖乃さん…恐ろしい子!!

本日も毎田暖乃さんの演技には感動!

我が家の中2の娘も普段朝ドラには辛口コメントですが、先週は「この子すごいー!」って言ってました。
今日は、「今回の朝ドラは普通に面白い!」と言い「この子がスゴイから!」と毎田暖乃さんを絶賛していました。

頑張ってるけど、実は心細い、孤独な感じが…よく出てる!
先週の涙の演技にも圧倒されまくりでしたが、本日の“静”な演技も。

 

お座布団を必死に一人で繕っていると、お稽古で疲れてしまい寝落ちしたみつえが宗助におんぶされて帰宅。
そうだよねーまだ子供。
そんな夜になったら寝落ちするよ。
千代ちゃんもその場で寝てしまいたいだろうに。
みつえがおんぶされて帰ってきたことに気付き、戸の隙間からそっと見る千代の目が…目が…!!!
なんて、あんなに寂しそうないじらしい目ができる!
ちゃんとト書きの意味を理解して咀嚼しての表情!
恐ろしい!

道頓堀を1人でお風呂屋さんを求めて歩く姿も。
頑張って気丈に歩いてるけど、心細さをひしひしと感じます。

結局お風呂屋さんはもう閉まってて。
9歳の子供。
初めての場所。
夜。
それだけでも心細いのに、頑張って行ってみたお風呂屋さんも閉まってるなんて…凹むよね。

 

どうにか天水桶で髪を洗いますが…。
これもさあ、南河内の田舎だったら川か井戸で緑の中で洗ったりするのでしょう。
そっちの方がまだまし。
道頓堀の、こんな都会で、天水桶で洗うなんて…。
盛り場で皆がキレイな着物着て歩いてる往来で…。
かえってみじめさが際立つ。

どうにか髪を洗えた千代。
髪を洗ってるって言っても水かけてるだけで。
まだ子供だからおぼつかないんだよね~。
それも涙を誘うわ。

とにかく洗えてホッとしたところでぬれた髪を手拭いで拭きながら振り返ると、道頓堀の提灯の明かりがキレイで。
誰も小さい女の子がこんなところで髪洗ってるなんて気付いてもくれない。
一人ぼっち。

洗い髪の千代の後姿が…寂しい。
後姿だけで居場所の無さ、どうしようもない孤独感が伝わってくる。

この背中の演技…!!!
毎田暖乃さん、小学3年生、9歳!
わずか9歳にして、こんな孤独感を背中だけで表すなんて…!

先週、子役じゃない!もはや女優!と言いましたが、女優どころでもない!

毎田暖乃…恐ろしい子!!!

 

今日のあさイチで、千代ちゃんのお母さん役をやった三戸なつめさんが出演されていましたが朝ドラ受けで感極まって泣いてました。
これまでのドラマ作りを思い出して、千代ちゃん、毎田暖乃ちゃんのことを思って。
三戸さんの涙に貰い泣き。

こういう涙が出るって、皆さんがお互いをリスペクトしあって真剣に取り組んだ結果ですよね。
三戸なつめさんの涙を見て、このドラマ、間違いない!と確信しました。