【澪つくし】感想ネタバレ 第89話 ハマー、鬼の目にも涙

『澪つくし』あらすじ(ネタバレ)第89話

 

 

吉武家に戻ったかをるは、子宝祈願をしてきたことを報告。
石を抱いてお祈りをしたと話すと、堅物な子が生まれるかも、石頭が生まれませんようにと冗談を言う惣吉と善吉。

ツエはうっかり子宝石を持ってしまったと心配。

とねは、クヨクヨしないで授からないと気になったときはまた行けばいいとかをるに優しい言葉をかけた。

 

坂東家では久兵衛が一人寂しく晩酌。
そこにハマーがやってきた。
折り入って聞きたいことがあると言う。
龍月の照子が推しかけてきたとき入兆の後妻になると言っていたが本当かと。
久兵衛は、照子を後妻にはしないと否定。
ではやはり、るいを後妻にする気かと続けて聞くと、久兵衛はるいには断られたと答えた。
るいには今のままでいいと言われてしまったと。

するとハマーは自分が暇をもらったらるいが後妻に入ってくれるのではと話す。
久兵衛はなんでそこまで暇を貰いたがるのかと怒り出す。

すると早苗がハマ宛の電報を持ってきた。
ハマの息子・紀之が家出して一人で銚子に向かったようだという内容。

母親が恋しかったんだろう、可愛そうにと言う久兵衛。
泣いているハマに久兵衛は早く警察に連絡するように伝える。

 

夜、かをるは東京の律子の件が気になった。
英一郎が会えたとしても律子がおとなしく銚子に戻ってくるとは思えない。
久兵衛の激怒する顔が思い浮かぶ。

 

翌朝、入兆の従業員たちは総出でハマの息子紀之を捜しに。

ハマは泣きながら、小畑と神山に礼を言うと、2人は、遠慮しなくていい、困ったときはお互い様だと答える。

するとそこに英一郎と梅木が。
子供を連れて帰ってきた。
その子供は紀之。
汽車で偶然一緒になったという。

ハマは紀之を抱きしめて泣き崩れた。

 

英一郎と梅木は久兵衛に東京でのことを報告。
久兵衛は部屋に入るなり、律子をなぜ連れ戻してこなかったのかと激怒。

律子は人形町で河原畑と住んでいた。
英一郎は姉の性格なら無理やり連れ戻したら反発が強くなるだけだと言った。

銚子に戻らないなら送金は止めると梅木が話してもそれは聞かず。
梅木は河原畑と殴り合いになるところだったが、律子に止められた。

英一郎は、河原畑は律子を必ず幸せにすると頭を下げたと言い、頭ごなしに否定するより暫く様子を見た方がいいと律子の肩を持った。

そこにハマが、お暇の挨拶に来た。
子連れでの務めでは迷惑をかけてしまうと言った。

すると久兵衛は、「そんなことやってみなければ分からない!」と。
「今日からお母ちゃんと一緒にここに暮らすんや。ここから学校に行くんやぞ」
ハマと紀之を受け入れた。

 

 

梅木は未だにかをるLOVE

今日の冒頭は昨日のラスト。
外川の駅で英一郎から律子ことを聞くシーンから。

英一郎のお供で梅木がいますが、別れ際に挨拶する梅木が…名残惜しそうに、ギリギリまでかをるを見つめていて~せつないー!
柴田恭兵カッコいいー!

梅木、かをるには未だに相当な執着心のようです。
他になかなか出会いがないとはいえ…ちょっと怖いわー。
かをるが気付いていなくて幸い。

 

ハマーの息子・紀之が家出

ハマーの息子が家出をしたとの電報が!

ハマーの息子、紀之君が家出して銚子に向かったと。
紀之君、まだ9歳と言ってました。
まだそんな子をは母と離れ離れにさせてしまうのは、やっぱり酷よね~。
ハマーを銚子に連れてくる時に紀之君も受け入れればよかったのに。
まあ、奉公ってそういうものじゃないのかな…。
久兵衛さんが考えてくれる前にハマーが入兆優先で考えたのかもしれないし。
しかし、別れた旦那は別の女といなくなってしまったと言ってたし、紀之君はそうとうキツイ環境にあったのでしょうね。

しかし、よく一人で迷子にならずにここまで来られたな。
今みたいに汽車で移動するって滅多になかっただろうに。
お金も大丈夫だったのかしら。

入兆スタッフは、チームワークバッチリ。皆優しい

紀之君家出の情報を受け、さっそく小畑さん以下、入兆の事務スタッフ、納屋メンバーも総出で紀之君捜し。
さすが、家族経営の入兆!
久兵衛さんの経営の賜物ですね。

小畑さん、いろいろ電話してましたー。
小畑さんの話しっぷり聞けるの嬉しい。

泣きながら謝るハマーに、小畑さんも、神山さんも
「困ったときはお互い様だ」
とハマーに温かい言葉をかけていました。

…いいなあ、入兆。

ハマー、キツイけど、だからって即キライ、拒絶とはならない。
皆さん大人。
それにハマさんがキツイのは真面目だからということも理解できてるんでしょうねえ。
そのお仕事ぶりもきちんと認めてるんだろうし。
皆違って、皆いい。
そういう空気の職場っていいですよね。

そして皆、困ったときは人として助け合うのが当たり前と、人として正義感がきちんとあって。

入兆、いい人たち。
ホント、いい職場。
私もここに就職したいー。

母としてのハマー

あのキイキイしたイメージのハマーですが、紀之ちゃんがいないと知るとうろたえて涙。

いやいやそうよね。
紀州からなんて、途中でどこに行っちゃうか分からないもの。
母としてはパニックですね。

うちも子供が迷子になって電車に乗って行っちゃったことありましたが、パニックで。
すぐに見つかりましたが、ショックが大きくて次の日夫婦で寝込みましたwww

見つかったとき、いつものストイックなハマーなら怒るかも?怒らないであげてー!
とドキドキしながら見ていたら…
ハマー、すごく優しいママの表情で抱きしめて…涙。

広敷の人が「鬼の目に涙」って言ってましたが、ホントそれ!

今日のハマーは優しいママで親近感。

ハマー、当初は意地悪で怖いキャラでしたが、
それも真面目さがゆえと分かってきて、
惣吉さんを評価してくれた時には非常にフェアな人なのねと分かり、
かをるのことも認めて応援してくれたり
一本筋の通った人なのねぇと思っていましたが、そこに母親としての人間的な面も。
ジワジワとその人柄が見えてきて面白い。
根岸季衣さんだからこそ、この表現できるのねえとも。

 

ハマー、るいさんが自分に遠慮して後妻に来ないのではと気にしていました。
あの言い方から前みたいにるいに対して嫌悪感はなさそう。
かをるの人柄が分かったのと千代さんへの献身ぶりを見ているからでしょうね。
あと、千代さんの遺言もあるし。

今回紀之君を引き取る、ということで、ハマーもるいさんが後妻に来るときに暇をもらうことができなくなりましたね。
るいさんも後妻に入ったとしたらハマーを避けられることはできない。

るいさんとハマー、2人共サッパリしているから、分かり合えるととても仲良くなれる気がする…。仲良くして!

るいさん、きっと後妻に入るのでしょうけど、ハマーとどうやって打ち解けるのか、それも楽しみ。