【澪つくし】感想ネタバレ 第77話 村役場の使途不明金発覚

『澪つくし』あらすじ(ネタバレ)第77話

かをると惣吉は古川を訪問。
惣吉が吉武家の当主になったことを挨拶。

かをるはるいに後妻に入らないのかと聞く。
しかしるいは全くその気は無い。
入兆は創業280年の旧家。
自分が後妻には行ったら久兵衛の格を下げてしまうとるいは言った。

 

名取夫婦は久兵衛に縁談を持ちかけていた。
久兵衛は、この不景気で入兆の経営でそんなこと考える暇がないと言うが、ぎんはそんなときだからこそ後妻が必要だと話す。
しかし久兵衛はきっぱりと断った。

 

ある晩、善吉が緊張した面持ちで勤め先の漁業組合から帰ってきた。
県の役人が来て村役場の出納検査をした2万円以上の使途不明金が発覚。
村会議員は公金横領だと騒いでいると言う。
そこにいた源八は高い税金を取りやがってと怒りをあらわに。

この件について村民は怒り、演説会も。
村長でかをるの叔父である名取圧右衛門と滝沢収入役が私的流用したとの疑惑が高まり署名活動が始まった。

かをるが署名をすれば叔父を陥れることになる。
とねは、かをるに署名したくなければしなくてもいいと言うが、かをるは不正をしているなら辞めるのは当たり前だと、毅然として署名した。

その夜、惣吉は漁師たちへの面目も立ったと感謝の言葉を述べてかをるを抱きしめた。
署名をしたことで久兵衛やるいを哀しませることになった。
もうかをるには惣吉しかいない。
かをるは惣吉に強く抱きしめて貰いたいと思った。

 

かをるは女冥利に尽きる

かをるは惣吉とるいさんの家に挨拶に行きました。

子供がなかなかできないことを気にしている様子。
もう1年半経つのね。
結婚→即子供となる当時では確かに気にし始める頃かも。

かをる、「三年子なきは去る」って言ってました。
初めて聞きましたが…三年子供が出来なかったら離婚させるってことですね。
家制度の意識が強いと、大変。

でも、惣吉さんは絶対に離さないよ!と言ってくれました。
キリリ!と男らしく。
るいさんの前で言ってくれるなんて、嬉しいですよねえ~。
るいさんも嬉しいですねえ。
かをる女冥利に尽きる!
確かにそう。

でも、ジェームス、これで円満にさせるはずないー。
こんなこと言うだけフラグ…汗

 

本日のかをるの棒:後妻の件を突っ込むのが下手笑

かをるは、律子からのリクエストを受けて、るいに後妻の件を突っ込んでいましたが…。
ここで棒が本領発揮!
切り出すのがへたくそで~ああ、そういうのならないからダメねえって感じが出て爆
棒が思わぬ笑いを読んでいました。

沢口靖子さん、全体ではすごく演技力アップ、ここぞというときに素敵な演技するから惹きつけられるのですが、こういうところで見事に棒で、それがまた新しい面白さを提供してくれてつくづくオモロイ。

 

久兵衛さんは縁談を断固拒否

ぎんさん、懲りないねえ~笑

久兵衛さんにも突っ込まれてましたが、律子さんにも、かをるにも見合いを滅茶苦茶にぶち壊されて、恥をかかされてるのに~今度は久兵衛!爆

見合いさせるの趣味でしょ!笑
見合いババアとは、そういうものかも。
自分がお見合い仕切りたいってだけかもwwww

でも、るいさんのこと知りながら。
さすが、体面が全ての人たち。
ぎんさん、「お金持ちの後妻がいる」って言ってた。
ぎんさん、前にかをるの見合い相手のリクエストを久兵衛さんにインタビューしてたときも
「お金持ちの人ね」って言ってました。
お金持ち。
言い方が時代が買ってるからかもしれないけど「お金持ち」って言葉に引っ掛かる。
ぎんさん、旧式な考えで家柄やしきたり大好きですよね。
だからお見合いが大好きなんだけど。
それは結局、金権主義にもつながるということで…。

で旦那の横領問題にもつながるということね。

久兵衛さん、断固として縁談を拒否してました。
るいさんと、どうなるのかしら。
この感じはるいさんと再婚するのでしょうけれど、どういう形でおさまるのか興味深い。

しかし、どう考えても、千代さん亡くなってから半年するかどうかでしょ?
この時代、すぐ後妻を貰ってたにしても、ぎんさんデリカシー無さすぎwww
やっぱり単なる見合いババア。

 

かをるも署名。「新しい女」を着々と実践中

かをるの叔父が公金横領!
しきたり、因習へのアンチテーゼから、政治汚職問題へ!

ジェームス、これまでも歴史的背景や銚子の文化などもきちんと差し込んでいて味わい深くていいわあ~と思いますが、さらに政治問題も盛り込み!
しかもかをるの叔父とからめて。

なかなか深い内容ですよねえ。

これはかをるも肩身が狭い。

優しいけど芯は強いかをるたん、さすが、署名を買って出ました。
悪いことは悪い、叔父も何も関係ないと。
勇気ある行為です。

政治関係のことで署名。
署名って、やはり責任を伴う行為だし、署名することそのものも勇気のいること!
ましてや政治問題。
この時代の女子、参政権もまだない時代です。
女が政治に顔を突っ込むんじゃないと言われているはず。

その状態で、署名をするって相当な勇気だったと思います。

かをる、こういうところ、まっすぐで芯がしっかりしていて…素敵ですよね。
これぞ大和なでしこって感じ。
そしてこんなかをるだからこそ惣吉さんはかをるに惚れてるんだろうなあとつくづく。

あとこの行動力、少なからず律子さんの影響もありますね。
律子さんの刷り込みを受けて、着々と「新しい女」を実践中!

 

惣吉さんはかをるに感謝

毅然とした態度で署名をしたかをるに惣吉は感謝。
かをるを抱きしめますが…これが棒で!爆

この前もそうだったけど、この抱き合う2人のアクションーが!爆で。
なんか、組体操とか、ダンスとかみたいでさあ!

  1. 惣吉さんがバーッ!とかをるの腕を掴む
  2. かをるがクルッ!って向く
  3. かをるシュタッ!と惣吉さんの胸の中へ

って号令で1,2,3!って感じで~。

だから爽やか。
生々しくなくていいわwww