NHK朝ドラ『まんぷく』第44回(第 8週)「新しい冒険!?」感想 鈴さんはどこへ…?みんな、もうちょっと心配してあげようよ爆

『まんぷく』第44回( 11月20日)あらすじ

※ネタバレ含みます。

鈴が家出してしまった。
皆で手分けして探したが、ハナの家も、清香軒も、近所にはいない。

萬平は鈴の家出の原因は自分にある、鈴が義経の末裔だと言っていたことを笑ってしまったせいだとひどく反省する。

福子は香田家にも電報を打ったが、克子のところに鈴は訪れていなかった。

 

鈴がいなくなった分の働き手は、ちょうど春休みに入ったタカが連日で手伝うことにして穴埋めをすることに。
タカと入れ替わりに福子が克子の家に向かい、福子が心配な萬平も付き添い。
タカが毎日いてくれるとタカちゃん推しの塩軍団3人は大喜び。

 

萬平と福子は克子の家に向かい鈴がいなくなった経緯を説明。
全ては僕のせいだ。鈴が義経の末裔であると言ったのを大笑いしてしまったせいだと言う萬平に、福子と克子は義経なんて聞いたことないと大笑い。
しかし、
「ウソかどうかなんて問題じゃない。キチンと話を聞いてあげなかった僕が悪いんです」
と萬平は猛省。
そして克彦も萬平の言う通りだと、それはよくなかったと言った。
「あのお母さんには反論してはいけない。何を言われてもそうですね、そうですねって頷いてあげないと」
さらに忠彦は、克子と福子は実の娘だから軽く考えることができるが、鈴は傷ついているのだ。どこかで一人さびしく傷ついたひな鳥のように泣いてるんだろうと鈴を気遣った。

ところが鈴は…清香軒の奥の間に。
一人泣いているひな鳥とは裏腹に、三原夫妻にグチを聞いてもらいながら、ラーメンを食らっていた。
ラーメン代はどうするのか聞かれると、後で萬平の払うとキッパリ言って。

 

『まんぷく』第44( 11月20日)感想

 

今日は朝からたくさん笑わかせてもらいました!
面白い―。

家族って、血の繋がってる者同士、血のつながらない者同士で見え方が違って面白いー!
そんな様子がよく分かる回でした。

今日は鈴さんが家出したってことの皆の反応。
ストーリーの本筋としては特別進まず小休止、寄り道といった感じでしたが、
こういう寄り道って楽しーいっ!

こういう回があると登場人物の個性が浮き彫りになって、ますます皆のことが好きになっちゃいますよねー!

それにしても、鈴さんが出て行ってもホント誰も深刻に心配しなのが可笑しくて可笑しくて…!

BGMからして遊んでるもんねえ。
アバンでは、客引きのために一応、可知谷や世良が悪さしたときに流れるサスペンスな曲を使ってるけど、テーマ曲の後はいつもののん気な曲に変わり(笑)。

なんでいなくなった??って皆で考えてても
本来の原因じゃなくて義経話に擦り変わっちゃってて。
福ちゃんがいろいろ負担だったんだと思うとは一応言ってたけどね。
でも、話題は義経に終始。
塩軍団も、萬平さんも、
克子姉ちゃん家に行っても
義経話に気を取られてしまっていて、大受け…(笑)。

鈴さん、「もうこんな仕事イヤ―!」って
ハッキリ言えば良かったのにね。
鈴さん自身も家事は女の仕事と思って生きてきた世代だから、家事をしたくないとまでは言えなかったのかな。
自分でもそこまで拒絶していいものとも自覚できず。
日常結構こんな感じでなりゆきで負担が大きくなっちゃって、気付いたら超ストレスな状態にまで抱え込んじゃってることってありますよね。
そんな、いつのまにか鬱憤たまっちゃう感じもよく描かれてますよねえ。

塩軍団は、鈴さんが機嫌が悪いのなんてしょっしゅうだって言うし、
義経の話聞いて大受けだしね。
鈴さんの大変さ、家事の大変さを全く認識していない男子達。
でも塩軍団が鈴さんが怒っちゃった原因をあーでもない、こうでもないとワイワイ言いながら考えてるのも皆、素直でいい子たちだよねえ~とほっこり。
チームワークもできてきて、そんな雰囲気を見てるのも楽しいです。

福ちゃんと萬平さん、克子さんと忠彦さんのシーンも可笑し過ぎ!
録画で何度見ても笑えますー。
義経話に、ケラケラ笑っちゃう克子さんと福ちゃんだし。
それに対して、うわっ!まずっ!っと本気で猛省する萬平さん。
それはまずい大失敗だった、鈴さんには常に頷いてなきゃと諭す忠彦さん。
忠彦さん、よく分ってるなあ。
そうかあ! 忠彦さん、戦争に行く前は無口に絵を描くシーンばっかりで、
特に鈴さんが来ているときには、鈴さんに構わず絵を描くのに没頭してましたよね。
福ちゃんが萬平さん救出に奔走していたときだけ鈴さんに「武士の娘は関係ない」って言いに来ましたけど。
もしや、あの無口さって…気難しい絵描きさんの姿じゃなくて、鈴さんのこと面倒くさいから挨拶だけして、頷くだけ頷いて、あとは一生懸命絵を描く図でごまかしてたってことか!?爆

忠彦さん、タカちゃんが16歳だというので、結婚して15年以上。
その間に鈴さんの操縦法も習得してきたんだ。
克子姉ちゃんの「あなたそんなこと思ってたんですか?」も笑えた。

 

忠彦さんと萬平さんのやりとり、忠彦さんと真一さんのシーンもそうだったけど、義理の兄弟同士が仲良く会話する姿も、ものすごくいいですよね。
心が温まってすごく嬉しくなります。
結婚することによって家族が増える、人が増える分、楽しい会話が増えて幸せが増えるんだなあって、親戚っていいものだなあと見ていて実感します。

でも忠彦さん、一応鈴さんのことをきちんと同情して「傷ついたひな鳥のように…」って言ってあげてました。頷いて適当にあしらってるけど嫌いではない。むしろきちんと尊重しているのが分かります。
男性は“母”にロマンを抱くものだし…。

…しかし、鈴さんの居場所は清香軒でした!
店主の三原夫妻を言いくるめて、鈴がいるかと尋ねに来た萬平さんにもウソつかせて。
そして美味しそうにラーメンを、食ってたっ!爆
本日はツナ缶でなくてラーメンでしたね。
もう、鈴さん面白過ぎーっ!

清香軒の店主三原夫妻の三原夫妻の困り顔も可愛い。
困り顔、でもなんでそんなことになっちゃったのかゴシップネタには興味津津で。

 

話は変わりますが
真一さんは、咲姉さんの死を乗り越えて、きちんと一人暮らしを送っているようです。
でも、自分の妻はやはり咲しかいないと、結婚する気はないみたい。
でも、後々真一さんもドラマの流れに入って行くのでしょうね。
結婚?それとも萬平さんの仕事に絡む???

真一さんと萬平さんとの絡み、忠彦さんとの義兄弟三人の会話も見て見たいから…楽しみにしています。

 

今日、ほんの小さいことかもしれないけど気になることが一つ。
福ちゃん、克子姉さんちに向かう車の中で、のん気に萬平さんの新しい仕事のことを運転してくれてる塩軍団佐久間くんに話してましたが、中途半端な話し方すると、塩軍団、自分たちはクビになるんじゃないかと動揺するから気をつけないと!
後々、もめごとの種になるのかしら…。

まずは、鈴さんがどうなるか、華丸さんの言う通り、萬平さんとの源平合戦になるのか明日以降が楽しみですー!