NHK朝ドラ『まんぷく』第 1回(第 1週)「結婚はまだまだ先!」感想 福ちゃんの笑顔に癒されました!

『まんぷく』第 1回( 10月 1日)あらすじ

 

舞台は昭和13年の大阪。
ヒロイン今井福子(安藤サクラ)は、三人姉妹の末っ子。
まずしいながらも大らかに育った明るい女の子、
母、鈴(松坂慶子)と上の姉、咲(内田有紀)と三人暮らしをしている。
下の姉の克子(松下奈緒)は売れない画家香田忠彦(要潤)と結婚し、4人目の子どもを妊娠中。

このたび上の咲姉ちゃんの縁談が決まり、鈴さんはホッと胸をなでおろし、皆で婚礼の日を楽しみにしている。

福子は女学校を卒業。
大阪一番のホテル、大阪東洋ホテルに電話交換士として就職。
初めの業務で電話を取った相手が、奇しくも将来の夫、立花萬平(長谷川博己)だった。

慣れない仕事に疲れるものの、福子は週末には女学校の仲良し、鹿野敏子と池上ハナと一緒に大阪の街へ。福子は敏子に教えてもらって生まれて初めてラーメンを食べるが、その美味しさに感激。

その数日後、咲の結婚式に向けて、仕立て直しに出していた結婚衣装が届いた。
祖母から受け継いだ結婚衣装。近づく咲の婚礼の日を楽しみに、家族で話がはずんでいたところ、母鈴が突如、腹痛を訴える…!

 

『まんぷく』第 1回( 10月 1日)感想

 

ナナコロビヤオキ、なにやら「半分、青い」のトラウマが染みついてしまっているようで、朝ドラが始まるとついつい斜め越しに身構えてしまうクセがついてしまってました(笑)。

しかし、自分がそんな姿勢をしていることにハッとして「ああもうこんなことしなくていいんだぁ!」と。
身がまえていたナナコロビヤオキを我に帰らせ、素敵なドラマの世界に導いてくれたのは、
昭和13年の大阪の景色と、福ちゃんの笑顔。

ホッと気が緩み、また嬉しい気持ちで一杯になった朝でした!

 

軍需景気に沸く、華やかな大阪の街の風景からワクワクしちゃうし。
すごーくいい意味で自然にすーっと、ドラマの世界に入ることができました。

ドラマは就職が決まった福子のために、咲姉ちゃんが服を新調してくれる、それで二人で洋服屋さんでどんな服をオーダーしようかとあれやこれや見ているシーンから。
当時のファッションがどんなか伺える、目にも楽しいシーンからの始まり。
あの時代はこんな感じでお洋服をオーダーメイドで買ってたんだなろうなあってワクワクながら見ちゃいました。

電話交換士さんのお仕事って言うのも、今はもうないお仕事だけど、女性の花形職業ってことで華やかな感じがするし、お仕事内容も興味深いし。
福ちゃんの勤務先が一流ホテルっていうのもキレイでワクワクしちゃいます。

 

そして、とにかくとにかく福ちゃんの笑顔が、朝に嬉しいっ!
これから毎日このくったくのない笑顔を見られるのね~と思うとウキウキしちゃいます。

 

今日の内容は、いわゆるメインキャストの自己紹介って感じですね。
何の変哲もないといえば、ない。
でもなんでもかんでも珍しけりゃいいってことはないのでね。
前作の教訓からもねー。
手堅いスタート、といった感じでしょう。
でも、シーンシーンが目に楽しいし、キャストの皆さまはすっかり役を自分の物にしてらっしゃる感じで安心して見られました。

 

一見無難なようだけど、
当時の洋服、祖母から受け継いだ結婚衣装、一流ホテル、電話交換士…昭和レトロっていうのかしら。近代化して華やかで活気溢れる当時の日本、大阪を象徴するアイテム、でも今よりも和が根底にしっかりとある日本の風景がたくさん、たくさん盛り込まれていました。
このドラマがどういう時代背景で描かれるかということを見る側にしっかりと焼きつけて下さいました。
それが押しつけがましくなく、自然に、必然として描かれている。
そんなところに福田靖さんの、緻密なお仕事ぶりが伺えます。

要するに、これだけ多くのアイテムを盛り込んでるのに、状況説明してるのに、スルーッと、なんの変哲も無く、普通に成し遂げちゃってるということ。
だから平凡にさえ感じちゃうということ。
しかもこれを、めんどくさい説教ナレなしで、あっという間にこちらに理解させた。
情報量それなりに多かったと思うけど、15分間忙し過ぎでもなかったし。
コレ自体がすごいことだなあと思います。

 

ちなみにナレーションは芦田愛菜さんですね。
彼女のナレーションも素晴らしいですね。
すっかりドラマの背景となって、ナレーションが入ったと気付かないくらい、自然で違和感がない。まだ中学生なのにすごいなあと。

 

福ちゃん、ぺっぴんじゃないって言われて生まれて初めて外見のことを気にします。
でも、ナナコロビヤオキ、安藤サクラさんのお顔好きです!
こういうすっきりとした日本的なお顔好きよ。美人さんよ。

安藤さん、いい意味でインパクトが強すぎないお顔で、いろいろな役ができる楽しみな女優さんだと思います。お化粧映えもするから美女役もできるし、ダサイ役もできるし、狂気の役も…既に数々の名作に出られているので周知の事実ですが。

ドラマって、「美人じゃない」って言われても、女優さんなので、世の中の平均からしたらだいぶ美人。なので、こういう話がよく出ますが、どの辺りを基準点と考えればよいのか分からなくなっちゃいますよね。
まんぷくだけじゃなく、これは世の中のドラマ全体への疑問点。しょうがないけど。

ナナコロビヤオキは、その昔、幼い頃に少女マンガで『はいからさんが通る』、『キャンディキャンディ』を見て既に疑問でした。
紅緒もキャンディも十分可愛のに何言ってるんだかっと。
…子どもながらにも、絵だから仕方ないんだろうとは思ってましたが…。

そういえば、当初ダサイ役回りだと思って見てあげてた「半分、青い。」の鈴愛は、あるときから突然「美人」とか「カワイイ」とかもてはやされ始めましたよねー。
美人設定に一方的にシフトチェンジしてくれて、どういうこと!?ともイラつきました。
あれはこれまでにない理不尽ケースでしたね…。
ああ…まだ心の傷が深く、ふとした時についついグチが出てしまいます。

 

話を戻すと、
福ちゃんがそう美人じゃない設定にするため? ってくらい二人のお姉さんたちは絶世の美女だなと。

この三姉妹だったら、近所でも誉れ高き美人三姉妹なんじゃないか…!?
なんて、余計なことを考えながら見てしまってました。

…ドラマの批評でもなんともない、ただの素朴な疑問でした。

 

今日のラーメンも美味しそうでした。
当時のラーメン、再現したものを食べてみたいなあ~なんて思いながら見てました。
ラーメン博物館とか企画してくれないかなあ。
これがフジテレビとかだったらお台場のイベントですぐ売るんだろうなあ。

 

『まんぷく』、まずは明るい気持ちで見られそうだということで、よかったよかった!

 

ただ、ドリカムの曲は、ちょっと独特ですね。
ドリカム、キライでもないし、この曲がダメというわけでもありませんが。
リズムと言い、なんとなく身体にフィットしないなあと。
馴染むのに時間がかかりそうだなあ~と。

 

とにかく、明日も楽しみです。