【あぐり】感想ネタバレ 光代は片桐先生を健太郎に紹介!?夫婦といえども埋め尽くせないものがある

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第89話

雨が降り出し、傘を持って光代と淳之介をバイオリン教室に迎えに行ったあぐり。
レッスンが終わると
光代はあぐりと淳之介を追っ払おうとするが、あぐりは全然気付かない。

そこに若い男性がやってきた。
片桐先生の最も優秀な弟子である、北条太郎。
若いながらも帝国交響楽団のコンサートマスターを務めている。

これも何かのご縁と、皆で演奏を聴かせて貰うことになり光代のアテが外れる。

帰りに立ち寄った甘味処で、あぐりが一緒にバイオリンを習いたいと言い出すと、
光代は、同じ屋根の下で暮らしていてもお互いの生活の領域を超えてはいけないとお説教。
例えば裏山にいる熊が人里に降りて来て好き勝手なことをしたら大変なことになる。
だからあぐりはバイオリンのお稽古を始めてはダメ。
あぐりは熊。

あぐりは思い切って光代に片桐のことをどう思っているか光代に聞いてみた。
光代がそれが熊なのだとあぐりをたしなめるが、
そう言いながら「
好きよ」と大胆発言。

 

数日後、健太郎が東京にやってきた。

健太郎は、光代が

あぐりは光代に健太郎が東京にいる間は片桐に会わないで欲しいとお願いする。
光代はあぐりの申し出を承諾。
ところが光代は健太郎をバイオリンのお稽古に一緒に付き合ってほしいと、健太郎を連れていき片桐と引き合わせる。

光代の稽古を見た感想を片桐に聞かれると
健太郎は、光代の活き活きとした顔を見たのは久しぶりだと言った。

健太郎の言葉を受けてこの教室も光代が来てくれたおかげで明るくなったと話す片桐。
引き続き光代をこの教室に通わせてほしい。
そして時々光代と一緒にお茶を飲むことを許してほしいと健太郎にお願いした。

戻ってきた健太郎は、光代の気が済むまでここにいさせてあげて欲しいとあぐりに頼んだ。
夫婦といえども埋め尽くせないものがあると、健太郎はしみじみとあぐりに言った。
片桐は立派な男性。
家庭を潰すようなことはしないだろう。
それよりも、あんなに無邪気な光代を見たのは初めて。
あんな顔は自分の前では絶対にしないとあぐりに言い、健太郎は遠くを見つめた。

健太郎の言葉を聞いて、あぐりは民子のことを考えた。
自分は民子のことをどれだけ効いてあげただろうかと、
そんな思いが小さな棘となってあぐりの心に突き刺さった。

片桐先生の優秀な弟子は矢部達哉さん!

あぐりが片桐先生のお家に行くと、
ちょうど訪ねてきたのは片桐先生の一番優秀な弟子だという、北条太郎さん。
この方、オープニングのテーマ曲を演奏している矢部達哉さんです。

吉行和子さんに、林真理子さん、そして今回は矢部達哉さん。
近頃、いろいろと話題性のある方が出演されてますねえ。
なかなか面白い仕掛け~。

そして劇中で北条さんの演奏を皆で聞き入っていましたが
本当に美しい音色。

私はクラシックは全然詳しくないのですが調べると1990年に22歳にして東京都交響楽団のソロ・コンサートマスターに就任していらっしゃいます。
若き天才と話題の新人だったのでしょうねえ~イケメンだし。
上品でまさに「貴公子」って感じのバイオリンが似合うイケメン。
ドラマ内でも「帝国交響楽団のコンサートマスター」とリアルに寄せて紹介していました。
林真理子さんは「文壇の放送局」だったなあ。
確かにリアルに即した紹介www

 

光代さん、片桐さんが「好きじゃ」

光代さん、結構肉食なのねwww

あぐりを邪魔者扱いにして、淳之介とセットで追っ払おうと必死www
しかし全然気付かないさすが天然のあぐり。

そして北条さんがちょうど来て皆で一緒に演奏を聴く羽目になってしまい光代さんのアテは外れた笑
ちょっと不機嫌な様子でお汁粉を食べる光代さん可愛い。
それでも全然気付かず平気でお汁粉をお代わりするあぐり、さすが。
しかし、お汁粉って結構お腹いっぱいにならないかなあ?
意外とお代わりできないものだと思うけど。

話を戻して
光代さんは人と熊の住むテリトリーの話を引き合いに「私もバイオリンやりたーい」と言うあぐりに説教。
オラのテリトリーに踏み込むなよと釘刺し。
真顔であぐりに熊の話を言い聞かせる光代さん、かなり真剣。
可愛い。
そりゃね~初めてゲットした自由の時間、自由な世界だもんねえ。

そこで、あぐりが心配して片桐さんのことをどう思っているのか大胆質問してみると
それが熊なんだとあぐりに突っ込みながらも
「好きじゃ!」とwww
光代さんの「好きじゃ」に甘味処にいた連中、皆振り返ってたよ笑笑

この時代「好き」なんてワードを発すること自体大胆過ぎることだったんだろうなあ~。
そこらへんの感覚、澪つくしのずん子で鍛えられたからよく分かります~www

確かに今回の恋愛話は
見合いで結婚した光代さんにとって、人生で初めてのワクワクドキドキ体験ですよねえ。
あの感じ、あぐりに領域を侵すのはダメ!言いながら女子トークしたいんだろうなあ~。

姑の貫禄を見せながら乙女な感じがチラチラ見える光代さんがなんだか可愛らしくて仕方が無い。
星由里子さん、すごく可愛い女優さんー!

 

光代さんの大胆な提案

心配するあぐりは、健太郎さんがいる間は片桐先生のところに行かないでくれと光代にお願いしますが
光代さんは、「わかったわ」と言ってたくせに
なんと大胆にも健太郎さんに一緒にバイオリン教室に来てほしいとお願い。

えー!そう来る?
そうね、なら隠れて会わないで一緒に会っちゃおうってか?

???
光代さん、どういうつもり?
辰子さんたちもこれは離婚!?と盛り上がっていましたが
光代さん、一体何をするつもり???

 

片桐さん、大人の交際宣言!?

素直にバイオリンのレッスンを見に行った健太郎さん。

光代さんのバイオリン、相変わらず酷いなwww
片桐さんのこと好きなら、
もうちょっと熱心に練習したらどうかと思うよwww

光代さんのバイオリンがギイギイ言う度に眉がピクピクする健太郎さんの表情、面白いー。
里見浩太朗さん、芸が細かくて好きー!
そういえば、光代さんが健太郎さんにレッスンに付き添ってほしいと誘った時の会話も里見浩太朗さん面白かったです。
止めようとするあぐりを阻止しようと光代さんが「裏山の熊」!と言うと、
「なんじゃい、動物園から熊が来るのか?」
と!健太郎さんのあの間が最高~!!

 

ところで片桐先生、中山仁さんが演じてらっしゃいますが
個人的には「サインはV」のコーチという印象が強い。
「サインはV」をやっていた当時は私は2,3歳でしたが、幼少期の深層の記憶に刷り込まれてるのー。
我が家でも「サインはVのコーチ」で通ってたなwww
でも長身だし、こういう上品な先生の役ピッタリだわ。

 

しかし、光代さんも大胆だけど片桐先生も大胆だなあwww
光代さんがお稽古を続けること、そしてお茶を飲むのを許して欲しいと!

子供の私にはよく分からないけど~。
光代さんと片桐先生はいい感じだけど、この2人、お互いの意志をハッキリとは確かめ合ってないよねえ?
それでもお互いの意志を察してこの発言に?
すごいな。

チェリー山岡と中条きよしも濃くて思い込みで突進してるところあったからなあ…。
これが90年代の大人の流儀か???
それにしても濃いこと…www

そんでもってこれって、旦那に向かって交際宣言?
旦那公認の彼氏ってことぉ??

そういうの、アリなの??
なんか…正しいとか正しくないとかいう気は無いけどさ…
でも、子供の私には大人の話は分からなーい!

コレ、中山仁さんが上品に言って、星由里子さんが可愛らしく微笑んでるから絵になるけど~
ついつい、え?こういうのもまあアリ??とか思わされちゃうけど
平和に見えるかもしれないけど~
コレって本来とんでもないことだぞお!

自由になりたいけど、自由になれるハズがない90年代の中高年の主婦層としては理想の形なの?
90年のナイスアイデア???

でも自分しか見てないよねえ?
健太郎さんに対して失礼過ぎるよねえ。

あんなこと突然言われて答えに窮する健太郎さんを見て同情してしまったよ…涙。

器が大き過ぎる御大

健太郎さん、どう答えてその場を去ったんだろうなあ…涙

家に戻って来た健太郎さんはあぐりに光代さんの気が済むまで東京に居させてほしいとお願いします。
こんなに懐の大きい旦那様、滅多にいないよお…涙。
光代さん、健太郎さんを手放しちゃだめよ。
こんな旦那様、哀しい思いをさせちゃダメよ~と今日改めて思ってしまった。

だって2人で仲良くやっていこうねって御大言ってくれたから岡山帰ったんでしょ?
嫁に居場所取られても御大と楽しくやってればいいじゃんー?

健太郎さんにしてみれば、岡山で立場が無くなってしまった光代さんを横で見ていて不憫に思ってたのでしょうねえ。
いい旦那様に成長してるのになあ、御大。
原因は健太郎とあの女中じゃなくてホッとしたけど。
でも…光代さんがあんなことしたら、女中といい仲になっちゃうかもよ~。

光代さんと健太郎さんの関係や夫婦の葛藤は当時の熟年夫婦の等身大の迷いや悩みだったんでしょうねえ。
「熟年離婚」という言葉が出てきたのも、このくらいの頃だったか…。
でも今の時代から見ると、平和で豊かな時代の世の中の贅沢な悩みに見える~。

御大、光代さんを許したってことは、仕送りは続けるのねえ。
あぐりとエイスケさんが経済的に独立しようが莫大な仕送りは続く。
そしてバイオリンのレッスン代も御大の支払い…。
健太郎さんに同情。

光代さん、健太郎さん、片桐先生の関係、本当のところ何を言いたかったのかなあ??
当時は共感を持って受け入れられたの??

再度言ってしまいますが、やっぱりこの関係よく分からないわ~。
警察や風紀委員のようにいちいち否定したり取り締まるつもりはないけど~
こういう関係もあるのはあるのかなあ~とも思うけど
どうしたいのかが分からない~。

光代さん目線では両手に花で、失うものは無いかもしれないけど
健太郎さんを傷つけてることは確かだよ…。
これまで健太郎(男性)さんに散々同じことされてたから、おあいこだって復讐だって言い分なのかも知れないけど
それは違うんじゃないかなあ…とモヤモヤするわ。

自由にしてもいいからケジメはつけなって。

でもそう思えるのは当時より少しは自由な生き方してるからかなあ?
90年代の中高年の主婦層は、コレが精一杯の反逆だったのかなあ??

否定する気は無いけど、やっぱりちょっと理解できないわ…。