【あぐり】感想ネタバレ第68話 メンバーが次々と見舞いに。あぐりはエイスケの奥深さを知る

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第68話

肋膜炎で危機的状況だったあぐりは、一夜明けて医者も驚くほどの奇跡的な回復を遂げた。

岡山から健太郎、光代、美佐も到着。
岡山の家に出るとき仏壇で父 晃にあぐりを連れて行かないようにお願いしてきたと話す美佐はお父様が願いを聞き入れてくれたと喜ぶ。
「あの世に行かれても立派な方じゃわ」

するとあぐりは「お父様、見えたわ」と、父・晃も姉の紀美子、冨美子も皆夢い出て来て
「一緒に行こう」と迎えに来てくれたと話した。
それを聞いた美佐は「なんて人じゃろ!」と激怒。

なぜ父についていくのを思いとどまったのかは内緒。

 

1週間が経ち、あぐりは目覚ましい回復を遂げた。

山岡美容室のメンバーが揃ってあぐりの見舞いにやって来てくれた。
雪はあぐりに、突然辞めたことをあたらめて謝罪し、チェリーと和解できたことへのお礼を言った。
「そんなことええやないの。雪さんと和代さんが戻って来た。それでええやないの」
と時子も笑顔。

夜になると森潤があぐりの元を訪れた。
森は、墓石屋の佐々木と別府温泉に行っていたと言う。
森はあぐりのお見舞いにと自分が脚本を書いている劇場の踊り子たちを連れて来て大騒ぎ。

翌日は、光代が淳之介を連れて来てくれた。
淳之介はあぐりのために歌を歌ってくれた。
あぐりは淳之介の健気な姿に目を細める。

ある雨の日、あぐりが一人でいると燐太郎がエイスケに用があると見舞いに来た。
さいきんめっきり姿を現さなくなったエイスケ。

「私たち夫婦って何なのかしら?」
あぐりは燐太郎に問いかけた。

あぐりが生死をさまよっているときに踏みとどまった理由を話した。
「あぐり、どこに行くの?」
エイスケの声がしたから振り返るとエイスケがキレイな女性と楽しそうにしていた。
だからあぐりはエイスケと決着付けようと父の誘いを断った。

意識が戻ってからも、あぐりはあの夢のことを思い出しては考えていた。
エイスケにとって自分は何なのか?
自分はエイスケに必要とされていないのではないかと…。
エイスケさんのこと、分からなくなっちゃった」

すると燐太郎はあぐりが危篤状態の時、エイスケが
「あぐりが死んだら僕も死ぬ」と言って泣いていたことたことを話してくれた。
エイスケが書けなくなっていた時にあぐりから聞いた言葉
「それは風が決めたことだから」
と何度も繰り返し呟いて涙していたと。

 

夜、あぐりが目覚めると、エイスケがいた。
「やあ」
笑顔で振り返るエイスケ。

あぐりは、エイスケの奥深さを初めて知った。

岡山組が上京

健太郎さん、光代さん、そして美佐さんの3人が東京に到着。

病室の外で涙している燐太郎を見て、一同あぐりが亡くなったと早とちりしましたが、即勘違いと分かってよかったよかった。

ところで、昨日のバラ寿司と鰆の味噌漬け、どうなった???
あぐりに会えたときお弁当を見せてなかったから気になる。
見せられてもヤバイ状態だったと思うけどwww

やっぱり光代さんがどうにかなだめて、お弁当持って行くの諦めさせたかな?
またはバラ寿司は汽車の中で3人で食べてしまったか。

今回のあぐりの回復で、バラ寿司と鰆の味噌漬けが無くても回復するということを美佐さん学習してくれるといいなあwww

ところで美佐さんの久々のボケ芝居、可愛かった~。

あぐりが無事回復したと聞いて、きっとお父さんへの祈りが通じたんだわと感動。
「お父様のおかげじゃわ」
「お父様、あの世に行かれても立派な方じゃわ」
と惚れ惚れ。

しかしあぐりに、お父様に会った、「一緒に行こう」って言われたと聞いて
「まあ!何て人じゃろっ!」
って激怒。
美佐さん可愛い…。

美佐さんの豹変ぶりに「え?」ってなった光代さんも可笑しい。

このベテラン女優さんたちの演技、安定感があって本当にいいわあ~。

ところで健太郎さんと光代さん、安心したのはいいけど、話し込む前に岡山の望月組に電話した!?
妻五郎さんと磯辺さんが泣き暮らしてるから早く安心させてあげてよぉ!

山岡美容室のメンバーも見舞いに

山岡美容室のメンバー、全員揃って病院にやってきました。
忙しい筈の山岡美容室ですが、横浜メンバーも全員とは!
今日は定休日?火曜日?

あぐり、チェリー先生に髪をお手入れして貰っていました。
いいなあ。
さすが特権。

雪さんは、あらためてあぐりに謝罪とお礼。
自分が変な気を起こしたからあぐりが倒れる羽目になってしまったとあぐりに謝り、
あの時あぐりが来てくれなかったら!とあぐりにお礼。

時子さんは「雪さんと和代さんが帰ってくればそれでいい」と笑顔で言って、
雪さんは時子さんにもお礼を言って、和解。

山岡美容室のメンバーは皆仲直り。
和気あいあい!
で、まとめられていましたがー…。

しつこいけど、違う。
なんか違うよぉ~。

これでは雪さん一人が悪者扱いじゃないかー!
雪さんも傷ついた一人なんだからさあ…。

やっぱりそういうギスギスな雰囲気を作り出して、
お互い協力し合えない雰囲気を作ったのは
チェリーが無駄に競争心を煽ったからなんだからさあ~。
チェリーが「私の考えが至らなかったせいもあるわ」と話せばいいのにい!
和やかな雰囲気だから、あの場ならベタなセリフも自然に言えたはず~。

あぐりが倒れている間、皆でいろいろ話し合って派閥闘争の実情もチェリーは確認したことにして、
無駄に競争心を煽ったのは良くなかったと言えばいいのにー。
んで、時子さんには時子さんの、雪さんには雪さんのいいところがあるんだ的なことを言えば。
時子さんも、無駄に張り合って生意気なことを言ってごめんなさい的なことを言えばいいのに。
そんな時間も割いてられないのかもしれないけど。
でも雪さんがああ言った後、チェリーが一言だけ、「いいえ!私の至らなさのせいもあるわ」って言えばいいじゃん。
そして時子さんのセリフに雪さんへの思いやりを込めた言葉をプラスすればいいだけよ。
できるはずだよ。

このやりとりだけで和解だと、雪さんのことをマウントしただけで終わった感でモヤモヤ。

こういうところは、モブはテキトーに片付けようと言うご都合な脚本。
当時は、まだパワハラとかいじめとかが今ほど問題視されていなかった時代だから、少し鈍感なのかしら…?

主要メンバーが次々と見舞いに。森潤は踊り子調達!

回復してきたあぐりの元には主要メンバーが次々と見舞いに。

岡山メンバーに続いて
世津子さん、鈴音ちゃん。
そして光代さんが淳之介を連れてきてくれました。
淳之介君、本当に愛くるしいわあ。
淳之介はお歌を歌ってくれました。

淳之介は伝染るといけないということで部屋の入口からの面会。
肋膜炎って感染症ではないはずだけど、そもそも肋膜炎に至る前に何らかの重い感染症にかかっているからってことかもしれませんねえ。

さらに夜になると森潤さんが!
森潤は、深刻なターンには立ち会わせない、ことが快方に向かおうという頃お騒がせにやってくるというのがお約束ですね。

森潤に悲しい顔は似合わないしね。

しかし、相変わらずメチャクチャ。
今日は、踊り子さんたちを連れてきたー。
あーメチャクチャ。
病院も何もあったもんじゃないよwww
面白い。
これぞ森潤ワールド。

SNS見てると、森潤さん迷惑でキライ!ってご意見多いようですが
私はこのメチャクチャぶりが結構好きー。
踊り子さんたち、あの衣装は着替えた?とも疑問ではあるが
ハチャメチャに全力尽くしてる感じがいいよ。
リアルでやったらとんだ迷惑者だけど、どうせ架空なんだから~。
この突き抜けたハチャメチャぶりが朝からおっかしくてwww
結構はまってます。

健太郎さんと光代さんにも明るい兆しが…

身近な人の生き死に関わると、心境が代わると言いますが
山岡美容室だけでなく望月家にも明るい兆しが。

健太郎さんと光代さんも、仲直りしそう…。
健太郎さんが光代さんに「仲良くやって行こう」って言ってくれたと。
やっぱり、こういう一言ってあるだけで心が和らぎますよねえ。
考えが違う、とかなんだかんだ怒っても、こういう人このパワー凄い。

光代さん、少女のように嬉しそうだったわ…。
それを世津子さんに話しますが。
光代さんも、世津子さんも、今では仲良し。
光代さんは世津子さんに嫌味を言ったわけでも無いし、
世津子さんも健太郎さんのことは今更どうだっていい。
だけど…
こういうこと聞かされるとなると、なんだか複雑。

光代さんが世津子さんに気軽に話すのはすごく自然なことだけど
この瞬間がとてもドラマチック。
何気ないところにすごーく大人ドラマが…!!

ところどころ稚拙だったり雑なところがあるけど、
「あぐり」はこういうセリフの妙と言うか、さりげないところに静かな、でも深いドラマがあるところが秀逸だと思います。

健太郎さんは今回のあぐりの件で、皆生きていてくれたらそれでいい!ってなるのかな。
今週のタイトルは「でっかいお年玉」で予告によると、あぐりお店を持つみたいですが
これで健太郎さんはあぐりが美容師になることを許してくれて、ついでに美容院建設費用もプレゼントしてくれるって事かな~?

燐太郎が泣いてた理由

燐太郎さん、エイスケのあぐりがいないとダメ!な話を聞いて泣いていましたが…。

エイスケとあぐりの絆に感動しての涙でした。

ただ…やっぱり、あぐりへの恋心もあるんだろうねえ。
でもただ、報われない恋心を耐え忍ぶっていうのではなくて…
エイスケさんのことも大好きで、
エイスケあぐり夫婦そのものに恋してるっていう感覚もあるんだろうなあ…。

エイスケさんとあぐりのつかず離れずの関係が大好きで…。
一見バラバラかと見えるけど、その独特な2人の距離感に本物の愛を確信して感極まってるという感じかなあ。

そして詩人燐太郎さんとしては、この自分の抱くスレスレの微妙な感覚があること、相容れない思いが自分の中に同居していることにも感じ入ってしまっているんだろうなあ~。

あぐりとエイスケさんの関係もエキセントリックで素敵だけど
それを見ている燐太郎さんの心理もなかなか繊細に描かれていて、ユニークで素敵。

このギリギリ、スレスレの感覚を非常に繊細にとらえて美しく描いていて心震えます。
最近こういうの、あんまりないんじゃないのかな?
ある種少女マンガチックではあるけど、美しい物を見せて貰えるんだからそれはそれでいいじゃないかと思う。

あぐり、エイスケさん、燐太郎さん。
3人の関係が素敵。

燐太郎さんの株、本日爆上がりです。