【あぐり】感想ネタバレ第145話 林、刺される!朝ドラ→刑事モノ?

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第145話

「来週、この家を出て行きます」
翌週の日曜日、林は言葉通りあぐりの家を出て行った。

林達がいるつもりでご飯を炊き過ぎてしまったと言うあぐり。
理恵も寂しそう。
しかし沢子は変な噂も立っていたのだから、ちょうどよかったのだと言う。

和子は、林たちは自分のせいで出ていったのだと気にしていた。
「林さんがいると迷惑だから出て行ってくれ」と自分が言ったからだと。
それを聞いたあぐりはそれは考えすぎだと和子をなだめた。

 

昭和24年(1949年)初夏。

林があぐりの家を出てから半年が経った。
沢田との業務提携で行われていつ美容院のチェーン化も順調。
この頃には関東中心に8店舗を擁し
名前も「ビューティサロン光美堂」と改めていた。
光美堂とは、姑の光代と母の美佐の名前から一字ずつ取ってあぐりが名付けたもの。

あぐりは「婦人現代」に定期的に新しい髪型を掲載している。
あぐりは今や日本の美容界に旋風を巻き起こす存在。
婦人現代に定掲載されるあぐりの髪型は「婦人現代」の売れ行きに大いに貢献。

雑誌「婦人現代も」今では5万部を誇る人気雑誌に成長。
民子が敏腕編集長として雑誌を切り盛りしている。
淳之介はあぐりの家から出たままだが。民子の厳しい指導の元で叱咤激励されながら編集の仕事を続けている。

 

家に帰ると、林の息子、あぐりに頼みがあると洋介が遊びに来ていた。
洋介によると、林は文化部から社会部に異動してから酔って帰る事が多くなった、社会部の仕事が嫌みたいだと言う洋介。
「おばちゃん、お父さんに会って話を聞いてやってください」

 

あぐりはカフェ・セ・ラ・ヴィに行き林に会う。

林が社会部に異動した事で悩みを抱えていたのは本当だった。
林は最近頻発している連続放火事件の担当。
この連続放火事件ではとうとう死者が出てしまったが
周囲の人間は、生き残った息子夫婦が遺産のために父親を見殺しにしたのではと根も葉もない噂を立てている。
林は噂で傷ついている息子夫婦に取材を続けることを、人の傷に塩を塗るようなことはできないと深く悩んでいた。

あぐりはその話を聞いて、「林さんの気持ち、分かります」と共感。
しかし、でも私だったら記事を書くと自分の意見を言った。
真実だと思うことを書き続ける、記事が採用されるかどうかは上の判断と言うあぐり。

そんな勝手なことをしたらクビになってしまうと林が言うと
「だったら辞めちゃえばいいんですよ」
自分い嘘をつくなら辞めて仕舞えばいいとあぐりは即答した。
自分に正直に生きることが一番の幸せだと。

あぐりの言葉に勇気を貰い、林は再び連続放火事件の現場に取材に行くと、
そこで連続放火の犯人に遭遇。
林は犯人を追いかけ捕まえようとするが、犯人にナイフで刺されてしまう。

林はあぐりの家を出ていった

林、あっさり出ていったな。
なんだ、そんなにすぐ出られるなら、本当に風邪治ったらちゃっちゃと家探せばよかったじゃん!
当時は今みたいにアパートとかマンションが沢山ないから、そう簡単に家が見つかるもんじゃないのかしら?とも考えてあげていたけど、
そういうワケでもなく、もう居候限界となったらあっという間にいなくなる。

なんでそういう設定にした?
ただ成り行きで居候してそのまま定着って、
しかも林は新聞記者で経済的にも困っている様子でもないのに、
さらにあぐりは美容院と忙しい家。
林が厚かましいとしか思えないわw

火事で転がり込んでもいいけど即家出て行けばよかったのに。
エイスケの誤解が解けたとか、健太郎さん達に会ってしまうとか
家が見つかるまでの何日かの滞在でも十分に描けたと思うけどなあ。

あぐりも、何とも思わない感覚が、さすがにデリカシーないよねえ。
沢子に悪い噂いんなりかけているって聞いてもなんともだったし。

和子が私が迷惑って言ったせいと気にしていることに対して、気にし過ぎって笑顔で言っていましたが、それも無神経すぎるというかw
思春期の和子に、そんな思いさせちゃってごめんなさいだろ、あぐりー!

 

 

あぐり、敏腕経営者???

あぐり、いいなあ〜経営の大変なところは全て沢田さんに任せられる状態で支店を展開。
しかもすでに8店舗。
沢田さんは本当にできる人なのねえ。
すんごく優しくて、利用してやろうなんて考えは微塵もなくて。
こんな人がビジネスパートナーってだけで相当な強運の持ち主だわ。

経営諸々は沢田が引き受けてくれるとはいえ、事務所は横にありましたねえ。
沢田がやってくれると言っても、あぐりも8店舗の会計や事務を把握していなくちゃ話になりませんよねえ、やっぱり。

でも、あのあぐりがいきなり半年で8店舗をマネージできるとは思えないなあ。

確か、リアルではあぐりさん、戦前に2店舗支店を出しています。
一つは銀座の伊藤屋さんのビルに!
そしてもう一つは岡山の百貨店の中に。

でも戦後は市ヶ谷の一店舗のみだったと思います。

あぐりさん、どちらかというと職人的だと思うので、そっちの方が似合う。
ドラマのあぐりも経営よりは、美容師としての方がやりがい感じているし、
ドラマのあぐりはそれこそ能力的にも店舗展開なんて無理っぽいけどw

 

90年代の価値観としては、多店舗展開が成功の証だったんでしょうかねえ。

そしてこの無双ぶりはさすがAKという感じ?w

私なんかは見ていて、僅か半年で8店舗で、結局現場仕切りはあぐりじゃん!
あぐりだったら、パンクしないか?
私に髪切らせてー!って泣き出しないか??
と逆に心配になりましたwww

 

民子もカッコよく成長

民子も、すっかり「婦人現代」の編集長として活躍。

「婦人現代」は今や5万部を誇る人気雑誌。
あぐりも美容界に旋風を巻き起こしているらしいw

このキラキラ感バブルっぽいわね。
しかも、お友達が一緒にキラキラ華やかな状態っていうのがw

ちょうど「おかえりモネ」でもモネが東京に来て3年半経ったところで
時間ジャンプしただけで、みんな順風満帆でキラキラしてて草だったのでw

それも重なって、都合いいなーとか思っちゃいましたw

でもまああぐり単体で言えば、
90年代トレンディドラマ感覚の当然の表現だったんだと思う。
いまだにそれやってる「おかえりモネ」がちょっとアレなだけで。

ちなみに民子、淳之介にも厳しく指導していましたが
デキる女は、男性にも対等、男性より強いっていう表現ね。
90年代迷える女性達の憧れのモデルって感じw

林の悩みは…???ちょっと無理がある?

あぐりの家を出た林は、社会部に異動してからと言うもの酒浸り。
息子の洋介があぐりの家に来てあぐりにお願いしました。
「社会部の仕事が嫌みたいなんです」
「おばちゃん、お父さんに会って話を聞いてやってください」

洋介、小学生のくせに事情わかりすぎだろw
しかも、相談相手になって欲しいって、悩みを誰かに打ち明けることが一番ってよくわかってるわねえ。
この小学生、中身50歳だろ!笑

 

林さん、連続放火事件の取材をしていて、被害にあった夫婦が、焼死した父親を見殺しにしたと周囲に陰口を叩かれていることを知り心を痛めて、これ以上取材を続けることはできない、人の傷に塩を塗ることはできないと嘆いていました。

そうやって傷ついている人にさらに突っ込んで取材をすることは確かに辛いと思うけど。
コレちょっと変じゃない?
お父さんが亡くなったことで遺産目当てで見殺しにしたと根も葉もない噂を立てられていることを嘆いていましたが、
じゃあ林はこうなったらきちんと調べてあげてそのご夫婦の濡れ衣を晴らしてやれよ!
このエピソード加えたせいで、林にかえって共感できなくなっちゃってるよ。

文化部から異動した林さんとしては、どうにも社会部のこういった事件とかの記事を書くのは好きじゃない、辛いでいいんじゃん?

林さんはますます不思議ちゃんにw

あぐり「辞めちゃえばいいんです」

あぐりは相変わらずのポジティブで林に共感しながらも
「私なら書きます」
そして嫌なら「辞めちゃえ」。

言葉では「林さんの気持ち分かります」と言ってるのに、我が道を歩くあぐり。
「林さんの気持ち。分かります」
はただの枕詞www

あぐりのお約束のシンプルマインド、ポジティブな回答です。

それは確かにそうではあるんだけど。
いやいや、記事を書く現場は色々と簡単に辞めるとかいかないんでねえの?ともw
まあ、テーマのあぐりの心意気だからいいんですけどw

 

林、刺される!

「嫌だったら辞めちゃえばいい」
「自分に正直に生きるのが幸せ」
あぐりにそう言われた林は、勇気づけられ取材を続けます。

そうだよ、そのご夫婦の名誉のために、林はただその夫婦に聞いたことを記事にすればいいのよ!

現場に行った林は、なんと放火魔と遭遇。
追いかけ掴まれると、その犯人はナイフも持っていて、いきなり刺されてしまったー!

なんか、いきなりハードボイルドな内容でビックリ。
刑事モノ??

林さんが出てきてから、家が火事とか、ナイフで刺されるとか
いろいろと物騒です…。