【おちょやん】感想ネタバレ 千代を動かすため?おかげで灯子はサイコパス

『おちょやん』あらすじ(ネタバレ)第100話

一平と千代は新喜劇の皆に離縁することを伝えた。

公演の後、千代を気遣う座員たちは千代の家に流れ込み、みつえも訪ねに来た。
一平の置いて行った荷物が散らかったままの部屋で皆でワイワイと賑やかに飲み会。

皆はすっかり飲んだくれて寝落ち。
しかし千代は座布団を繕っていた。
明日の公演のためにお早く寝た方がいいみつえが言うと、
「気を紛らわせてる」
という千代。
みつえは千代を手伝う。
「どんなにほつれても一緒に縫うさかい」
香里も起きてきて繕うのに加わった。
「綻び縫うのもいいけど、いっそのこと新しくしたら?
いつまでも古い物にこだわってもしゃーない」
3人は公演が終わったら買い物に行こうと約束した。

 

そして鶴亀新喜劇一周年公演の千秋楽の朝。

灯子が千代を訪ねに来た。
稽古場で千代に謝罪する灯子。

いくら謝っても許して貰えるとは思わない。
一生恨まれて当然。
それでも謝る。
灯子は子供に合わす顔が無いから。
生まれてくる子に「あんたは祝福されて生まれてきたんやで」って言ってあげたいから。

ここまでしてあんたと子供が不幸になった許さないと千代は言う。
本当に償う気なら灯子が誰よりも幸せにならないとダメ。
「ええお母ちゃんになりますのやで」
千代は笑顔で灯子に言いながら
「ほんまにそう思ってるのか」と自問自答。

 

舞台本番。
「お家はんと直どん」
のクライマックスの2人の誤解が解けるシーン。

「わしはあの時からずっとあんさんのことを思ってましたんやで」
「ずっと私のことを?」
「そうや」
一平との掛け合いで、千代は一平との幼い頃からの日々を回想してしまい、涙涙。
セリフが出てこない。

舞台がはねた後、楽屋で座員たちは、千代のことをよく最後まで舞台を務めた、これからはもっと千代を支えてあげないと、と話し合う。
寛治が帰宅すると、家の中は人気が無い。
千代の家族の写真が無くなっていた。

その日、千代は道頓堀からいなくなった。

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辛い話だから辛いのは当然だからなあ…

悲しい話を悲しいと書いてもどうよ、と昨日書きました。
人の死とか、別離とか、そういったことは、その事実だけで泣けるから。
それで泣ける!感動って!言わせるのはズル。

その出来事に登場人物がどう向き合うか、その心の変化で泣かせないと。

と、思ってしまうので~。
きっと今日は日本中で号泣されている方は多いかとは思いますが、私はチーンとなって泣けませんでした。

ショックを受けてる千代をただただ見させられても…。
こっちは辛くなるだけです。

そりゃ千代の置かれた状況には同情。
一平はサイテーのクズ男だと認定。
灯子はもう顔も見たくない。

そのくらいの感想は当然ありますが。

辛い、苦しい、可哀想。
ではあるけれど感動ではない。
得る物が無いと感じてしまった。

それはやっぱり事実ベースでしか描かれていないからですよね。
事件とその反応だけで。
千代、一平、灯子が、その事実をどう受け止めるのか、その心情変化が全然描かれてないから。

おかげで、ただ「辛い」だけの話になってしまって「見てられない」ってなってしまってる。

 

もうちょっと千代が本音を見せる相手やシチュエーションが用意されていればよかったのにねえ。
確かに寛治やみつえ、香里と気持ちを話すシーンはありますが、直接言い過ぎてるから。
もっと日常的なシーンや芝居の稽古とかで千代の孤独感が見えるものが欲しかったわねえ。

まあ残念ながら、それを感じ取れる日常が元々描かれてないから仕方ないけど。

 

 

灯子は不愉快過ぎる存在に

脚本的には、千代を道頓堀から離れさせるため、千代を徹底的に追い詰めるための本日の灯子の登場だと思いますが、
それにしても灯子、まんまとどめを刺しにきたな!!!爆

灯子はこの前、千代と一平の仲を裂くようなことがあるなら子供と死ぬっつってたくせに。
妊婦が「死ぬ」なんて言葉使うこと自体もどうかと思ったけどさあ…。
今日の灯子は産むつもり満々で千代に謝罪。
この灯子の手のひら返したような気持ちの変わりように見ているこっちは着いて行けないー。
「私が身を引けば…」って言うのはやっぱり一平の前でいい子ぶってただけの性悪女だったんだなあと!

 

恐らく灯子としては、一平との話し合いで、気持ちが切り替わったんだろうけど、
それ見せてくれてないから、
その場その場で言う事を変えるただの嘘つき女に見える。
一平がこっちに来てくれたから「勝った!」と千代にマウントしに来たとしか。
謝る体で千代をいたぶりにきた。
灯子、まさにサイコパスじゃん。
ああ、ムカつく。

そして心底不愉快だったのは
「子供に、あなたは祝福されて生まれたと言ってあげたい」
という灯子のセリフ。
ちょっと、何言ってるか分からないwww
エゴでしかないよねえ?

しかも、なんでそれを千代にそれわざわざ言う?
そもそも祝福されないシチュエーションで子供作ったのはお前で、千代のせいじゃないし。
って言い返してやれよと思いましたー。

 

八津さんは、こういった恋愛問題における女性の心理はちょっと…違うかなあ…。
この前の一平と会話していた時から灯子の言葉が、しっくりこない。
自分が身が引けばっていいながらいつまでも消えないし。

しかも、灯子が謝罪に訪れたのは、なんと!千秋楽の本番前って…!
なんちゅう非常識な。
役者としては最も気分を上げようと、芝居だけに集中しようとしている時に…わざわざ!!
灯子、まがいなりにも女優なんだからさあ。
分からないかなあ!怒
千代を潰しに来たとしか思えない。

もしや灯子を悪役に仕立てて何かやるつもり?とも考えられますが…そうとも思えないしなあ。
そんな時間ないよねえ。
もう千代、いなくなっちゃうんだしねえ。

この灯子、やっぱり千代を追い詰めるためだけの都合なんでしょうねえ。
おかげでとんでもないサイコパスなってしまってますー。

悪役なりに、魅力が描かれてないのでただただ不愉快。
灯子の中の人、とんだ災難だわ。
中の人の今後を案じてしまいます。

 

役者の演技力と回想シーン任せで涙を押し付け

昨日からの流れではありますが、離縁→悲しい!でそれ以上書いてないから心が動かないー。

そして「お家はんと直どん」を千代と一平がやる。
長い間誤解して恨み合っていた主人公2人がよりを戻す。
それを離縁した千代と一平がやる。

なんて皮肉なシチュエーション!
ね、哀しいでしょ~!泣くでしょ~!
と押し付けられてるような気分で、これにも乗れず。

すみません、私がひねくれてるからかもしれないけど。

シチュエーションは哀しいけど全く泣けないのは
そもそも「お家はんと直どん」の、ざっくりあらすじしか知らないからさあwww
この前から劇中劇を観てるけど、役者さんたちの演技は素晴らしいとは思うけど、芝居のストーリーに入り込めない。
劇中劇はホント、難しいと思うからここは突っ込みたくはないのですが~。
でも劇中劇が伝わりにくくても、この芝居の上演における千代と一平の歩みが描かれていれば、もうちょっとどうにかなったかもと。

なので、号泣する杉咲花ちゃんは、若いのに、ものすごい演技力だわと思いますが、
よく頑張ってるよぉ…と内容にではなく杉咲花ちゃんの頑張りに敬意。
おじいちゃん成田凌さんにも感心。
でも2人の人生ドラマが伝わってこない。
私が鈍感だからかもしれないけど…。
そして役者さんたちが上手いから、
脚本が役者の演技頼みで泣かせようとしているだけだなあとwww

 

んで、さらにに千代と一平のこれまでの思い出が走馬灯のように流れて…と回想シーンぶっ込み。
役者頼みに加えて、回想シーン頼みで強引に盛り上げた感。
製作者のあざとさが見えて興ざめしてしまいました。

回想シーンでチビ千代ちゃんと、チビ一平を久しぶりに見られたのはよかったけど。

舞台で泣く千代は、プロフェッショナル??

今日の千代が泣いてしまうシーン。

一平と掛け合いをしていると、一平との思い出が走馬灯のように流れてきてしまって、
さすがのベテラン女優千代も、感情をコントロールできなくなってしまった…と
千代の深い嘆きを表現したいのでしょうけど…。

千代が、押しも押されぬベテラン女優でっす!というところが殆ど見られてないから
まさかのベテラン女優千代の失態!っとは思えず。

それに千代、この前、みつえが笑ったら途端に舞台から降りてたからなあww
千代、また素が出ちゃったねえ、ダメねえとしか。

ああいう表現は千代の女優キャリアに響くから実は良い影響与えないかと…。

 

出来事のタイミングもしっくり来ない

今日はちょいちょい外出の用事があってその合間に書いているので見逃しがあるからかもしれませんが、
なんか、いろいろとタイミングが違わない?と。

座員とみつえが、千代を心配して家に押しかけて皆で飲み会するシーンがありましたが、
コレはまだ千秋楽じゃないですよね。
まだ公演続くのに、なんでこんなに遅くまで飲み会してる?とこっちが心配になってしまいました。

 

そして先ほど言った通り、灯子が謝罪に来たのも千秋楽の前と、あまりにもデリカシー無さ過ぎのタイミング。
まあこれは、千代に「お家はんと直どん」の千秋楽でボロ泣きさせるために仕向けたんだろうけど。
でもそのおかげで灯子は取り返しのつかない程のクズ女になり下がりよ。

座員が千代のことを気遣って集まってくれたのも、千秋楽がはねた後でもよかったんじゃない?
そうすると、千代が誰にも気づかず旅立てないから?
でも皆が酔いつぶれて寝入ってしまった後に、一人でそっと出て行ってもいいのでは?

千代を動かすために、無理やり出来事を作るから、不自然なタイミングになってたなあ。

 

主役は誰?なラスト

モデルの浪花千栄子さんも誰にも知られずに、ある日いなくなったとか。

それを表現したかったのでしょうが、舞台後、千代目線で描かれてないのにビックリ。

舞台を終えた後、千代は既に楽屋にはいなくて描かれたのは寛治目線。
寛治が家に帰ったら、千代はいなくなってた。
えーーー!と寛治は驚いてましたが、
こっちもビックリだよぉ!

これじゃあ主人公は寛治じゃんかwww

浪花さんがいなくなったときと同じように、千代がいつの間にかを表現したかったのでしょうけど。
千代が芝居がはねた後、何やら決意した表情とか、家に帰り、
写真と(テルヲも持って行った)ガラス玉を手に取るシーンだけでいいから見せてくれればよかったのに。

見ているこっちも千代にバックレられた!とショックが大き過ぎwww
千代の内面が全然描かれてないなあと思ったけど、ここまでもヒロイン目線で描かれてないのはどうよー。

役者さんたちの迫真の演技で感動的な風に見えるけど、一つ一つ掘り起こしてみると???となってしまって
やっぱり私は引いてしまい、泣けませんでしたねぇ。

 

来週からはいよいよ、千代の女優話?
最後のターンは明るい気持ちで見たいですねえ。

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