【おちょやん】感想ネタバレ 第99話 離縁。一平サイテー、灯子もサイテー

『おちょやん』あらすじ 第99話

もう一度話がしたい。
明日の10時に稽古場で待っている。

一平の言葉を受けて、翌日千代は稽古場に。
しかし一平はいつまでたっても姿を現さず。
代わりに熊田が来て
「急用ができたさかい家で待っといてくれ」
と一平の伝言を伝えに来た。

千代は夕方まで稽古場に。
夕暮れになってようやく一平がやってきた。

「ほんで話して何?」
千代が聞くと一平は頭を下げた。
「堪忍。俺と離縁してください」

「うん。ええで」
自分の方が離婚届を出したんだから今更離縁してくださいもないと言う千代。
「何も言わんかてええ。みんな分かってるさかい。分かりとうのうても分かってしまう。やっかいやわ」

それでも言わせてほしいと言う一平。
「俺はほんまにどうしようもないアホや。
けど生まれてくる子を守ってやりたい。
この気持ちだけはどうしても誤魔化せん」

「確かにアホやな」
生まれてくる子だけでなく灯子のこともしっかり守れ。
そして千代は新喜劇は辞めないと宣言。

「ほな、また明日」
「ああ。またな」
千代は出て行った。

家に帰ると寛治が食事を作って待っていてくれた。
寛治に成長を感じて感心する千代。
そして自分は、30年前と同じことを繰り返してしまった。
あのときはテルヲと栗子さん、今度は一平と灯子、また同じと涙を流す。

寛治は自分がいるから前と同じじゃないと慰める。

一平の事なんかさっさと忘れてやると決めたのに、家中どこもかしこにも一平の匂いが染みついている。
「何が2代目天海天海や!うちがいてへんかったら何もできへんかったくせに」
千代は感情が爆発して涙。

「一平さんのドアホ!」
寛治は、一平の着物を叩きつけた。
「千代さんは幸せになれるんや!あんたなんかいてへんかってもな千代さんは幸せになれるんや!」

寛治は千代も誘って、一緒に言ペイの残したものを叩きつけた。

翌朝、めちゃくちゃになった部屋で千代と寛治は清々しく朝食を囲んだ。

 

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一平の気持ちが描かれてないせいで、ただのサイテー男に

離婚届をくしゃくしゃにしててたの、何でー?

多分この流れでは、一平の中では子供ができた途端に灯子一択のはず。
最低だけど。悔しいけど。

なのに千代からの離婚届をクシャクシャに。
そうするっていうのは、千代と離婚したくないってことで。
なら追いかけないよねえ灯子を。

ちょっと一平が精神分裂気味かな…。

本当に悪かったと思ってる、千代とよりを戻したい。
でも子供ができてしまった灯子を放っておけない、
そんな気持ちの狭間で苦しんでるんなら、
ただただ千代から来た離婚届を前にボロ泣きしているっていう方が自然だし、刺さるんだけど…。

結局、灯子を取るクセにクシャクシャって、なにいー?
シズさんがいるから演技?
って思っちゃいますよ。

一平、何やってるんだかさっぱり分からないよ。
下手にいい人ぶったことしても偽善者にしか見えませんよお。

んで、クシャクシャっ!しておきながら翌日、灯子のところへだからねえ。
自分から千代にお願いしておきながらそのアポすっぽかして。
そこの動きもよく分からん。

一平、最低の、最低の、最低だよ。
救いようがないわー。

この脚本の悪い癖というか、パターンと言うか、
離婚届クシャクシャ → 灯子を訪ねる → 離縁してくださいの事実ベースは、周到にサクサクと進むんだけど、それに伴う心理が描かれていないから、登場人物の気持ちに寄り添えず、共感できずでポカンとなることが多い。
役者さんの上手さや映像表現、劇判で美しくソツなく決まりましたーって感じに見えるけど、
結局は設定されたオチに向けてただただ強引に終結させただけというか。

今回のこの件も、そのいつものパターンに陥ってしまっていますね。
しかも今回は、浮気→離縁ってとんでもない裏切りなので。
ただただ深刻な事実を突きつけられただけになって苦しく辛いだけに。
そしてそういうとんでもないことをやらかした一平は、ただただサイテーに。

んで、とんでもなさ過ぎて、最早こっちは思考停止。
怒りようも哀しみようもなく
「大変そうねぇ~」とただただ傍観。

あんまりきめ細かく描いても、朝ドラだからって配慮かも知れませんが…。
でも、浮気→離縁ってとんでもない裏切りは、どんなに取り繕っても最低でしかないので、
一平の浮気→離婚を描くと決めたなら、逃げずにとことん描けばよかったのにと思ってしまいます。

一平の内面を見ないままでこれ見せつけられてもなあwww

同じ辛いでも、もっと千代と一平の気持ちに寄り添って悲しみなかったなあ~。

アバンでシズさんが
「ボンやんの心を聞いてますのや」
って言ってたけど、私も同じ思いだよ!!笑

一平の気持ちは、子供ができたから守りたいって千代に言った通りです~っていうのが答えかも知れないけど、
それだけじゃないでしょ。
一平まで「子供」という絶対カードに離婚迫ったなら、人でなしでしかないよなあ。

そういう揺るぎない事実があるから許せって話じゃなくて、
一平が千代に対してどう思ってたか、千代との生活をどう思ってたのか、灯子のことをどう思っているのか、そこを見せろって言うの。

そこらへんの繊細さが足りない。
そもそも、一平と千代の夫婦の成長が描かれてないので、一平も言いようがないのかもしれないけど。

おかげで一平はただの人でなしのサイテーだわ。

泣き笑いのエピソードなのに、泣きも笑いもできないわ~。

 

灯子もただのサイテーに

灯子、自分さえいなくなれば。
一平と千代の仲を裂きたくないって言ってるくせに、なんでまだいたんだよ??
昨日の時点でも、じゃあなんでまだいる?と思ってたけど
この期に及んでもまだいたよ!爆

こいつも口ばっかだよお。
サイテーな女だなあ~と。
健気なふりして何を悲劇のヒロイン気取ってるんだよとしかwww

灯子の中の人のダメージを最小限にとも考えて事実ベースでしか描いてないのかもしれないけど、
この描き方だと、口だけはいじらしいこと言ってるけど、
子どもがいるから自分最強と思ってるな。
一平奪うつもり満々じゃんとしか。
だからいじらしいセリフが腹黒いウソにしかみえないよー。

かえって灯子がドロドロの悪人に見えるよ。
男性の脚本家だから?
こういうタイプの女子の腹黒さを見抜けないのかなあ?

それと鶴亀新喜劇の活動を通して灯子がどんな存在なのか、千代とどんな関係だったのかが一切描かれてないのも敗因。おかげで灯子にも共感できず、突如一平を奪ったただの性悪にしか。

もっと一平と灯子に人格を持たせてあげれば、千代との絆をきちんと描けていれば、サイテーでもサイテーなりに共感してあげられたのかなあと。
きちんとドラマチックな部分で共に悔しがったり泣いたりできたかと…。

哀しいをただ哀しいと描いても…

今回は、ドラマのシーン的には停滞。
ストーリーの進みなしで退屈。
残念ながら。

それは、千代×一平、千代×寛治の2人っきりのシーンばっかりだから。

それで別れのシーン、嘆きのシーンをやってもねえ。
別れのシーンは2人きりは仕方ないですが。

特に辛そうだなあ~と思ったのは寛治とのシーン。
役者さんの力量に頼り切った感。

哀しい悔しいは、もちろんそうなんだけど。
それをそのままやっても、「ああそうですかー」ってなっちゃってwww

すみません、私には素直さが足りないけど。

セリフは嘘つきと言いますが…。
本心をまんま出すセリフって芸が無くて面白味が無い。

それを痛感したシーンでした。

 

今週はあと一回ですが、もう離婚話はこれで終わりでいいんじゃない?
明日はいらないかなあ~なんて笑
もしや別れることにした2人で「お家はんと直どん」演じて泣き笑いする??

さっさと千代が「日本のお母さん」になる話にしてほしいわー。
心機一転して楽しい話を見たいですー。


 

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