『あぐり』あらすじ（ネタバレ）第１１話
あぐりが望月家に嫁いで１ケ月。
エイスケは一時の遊郭三昧を終えて家に落ち着いていた。
しかし、あぐりは相変わらず夫のことを知らないまま。
そのエイスケの謎に包まれたエイスケの一面を垣間見る出来事があった。
ある朝、あぐりは女学校への通学途中に風変わりな男性に会う。
男が道に迷っていると思ったと思ったあぐりは、道案内しようと声を掛けるが、
風変わりなことを言い、傘を放り投げて行く方向を決めて歩き出した。
あぐりは気になってこの男の後を着けると、その男は行く角、行く角で傘を投げては行く方向を決めている。
そしてあぐりの家、望月家に辿り着き、中に入って行った。
男に対応する妻五郎、磯部達。
何しに来たのか聞くと、
「暗闇を見に来たと」
風変わりな返答に皆が戸惑っているとエイスケが入って来た。
「森さん！」
その男は東京から来たエイスケの友達、森潤。
森潤は放浪の文士として密かに注目されていてエイスケが大きく影響を受けた人物。
森は、エイスケの描いた暗闇の絵を見に来たのだった。
苳子がまた望月家を訪れる。
女中のしおにあぐりの困った話を聞いた苳子は光代に告げ口。
しかし、光代はエイスケも相手にいてくれず寂しい思いをしているから多少のことは大目に見てあげないとと言い、逆に苳子に頻繁に実家に戻り過ぎと咎められてしまう。
あぐりが帰宅すると、光代に呼ばれる。
光代の部屋に行くと、光代はあぐりのために着物をいくつも仕立ててくれていた。
あぐりが着物を受け取り自分の部屋に戻ると、エイスケと森が酒を酌み交わし談笑している。
森は、エイスケがあぐりが「闇夜のカラス」と言ったことを大絶賛していたと言う。
「岡山にたぐいまれなるすばらしい感性の女性がいる」と言っていた、エイスケはあぐりにぞっこんだと。
一緒に飲もうと森はあぐりを誘うがあぐりは「嫌です！」とバッサリ。
エイスケは、あぐりに義父の話を森にしてあげてほしいと言う。
「この世の中女だからやってはいけないことはない。やってはいけないことは男も女も同じである」
とエイスケはあぐりの父・晃の言っていたことを森に説明。
そしてエイスケは真の男女平等を実践するべきだと。
すると森は、ならば女がやっていいことは男もやっていいと言い出した。
森とエイスケはあぐりが光代に買ってもらったばかりの着物を着て女装。
部屋を出て踊り狂ってバカ騒ぎ。
翌朝、あぐりとエイスケは光代にきつく叱られる。
エイスケは男女平等を実践しただけだとへっちゃら。
一方で森は健太郎と対面。
健太郎は、エイスケにこの家の家業を継がせたいと話し、子を思う親の気持ちだと封筒を手渡す。
中身を確認するとお金が入っていた。
森は封筒を受け取り、エイスケに会わずに望月家を去っていた。
まるで嵐のように去って行った男だったが、あぐりは、森の自由奔放さに好感を持った。
まさかこの男があぐりの人生に大きく関わってくるとは、このときのあぐりには思いもよらなかった。
あぐりの天然は無敵！
一昨日はあぐりの天然描写がおバカ過ぎるとちょっと不満でしたが、今日は面白かったわ。
エイスケさんが遊郭に入り浸りだろうが、あぐりは全然平気。
今のところあぐりはエイスケさんに興味無しだからね。
じゃあ、好きでもない、むしろ嫌いなエイスケさんと夫婦にさせられているなんてメンタル相当やられるのでは？と思うけど、それも大丈夫。
気にならない。
鋼のメンタルだよ…爆
屏風で部屋を隔てていればOK！ｗｗｗ
エイスケさん、屏風を隔てられたまま、あぐりの思う通りの距離をキープしてくれてるから、実は紳士ｗｗｗ
今の状況、逆にあぐりにとっては、マイペースを維持できて楽しそうだよｗｗｗ
川村家にいて浪費家ママ美佐さんに振り回されているより楽しそうだよｗｗｗ
強いよあぐり。
これまでのおてんばを超えて非常識なあぐりは、今だと発達障害認定されちゃうかなあと思ってましたが、確かにここまでいくとそうかも。
まあ芸術家肌、天才肌の人はその傾向大アリですからね。
エイスケさんと本当にピッタリお似合いだわ。
一方で義母・光代さんは、エイスケさんが遊郭に入り浸りだったことに心底ショックを受けていたようでｗｗｗ
まだ１５歳のあぐりを傷つけてしまった…と申し訳なく思っちゃてるのよね～。
…光代さん、健太郎さんの遊郭通い知ってるよね。
それで密かに心傷ついているよね。
だから、あぐりに感情移入ｗｗｗ
んで、いろいろ優しくしてくれる光代さんに、すっかり安心しきって楽しんじゃってるしｗｗｗ
さらにあぐりの小姑苳子さんにも全然負けない。
「どうしたらそんなに実家にしょっしゅう帰ってこられるんですか？」
自分が実家に帰りたいから姑への言い方教えてというスタイルで無意識のうちに小姑を撃退。
いいねえ！
エイスケさんと森さんにも飲もうって誘われても「嫌です！」って言いながら屏風の向こうで平気でいるし。
女中頭のしおさんもストレス溜まってるようだしねｗｗｗ
…そのうち望月家の人間の方がメンタルやられてしまう…笑
姑の嫁いびりでもなく、
姑と嫁が仲良しこよしでもなく、
嫁のKYで次々と周りがなぎ倒されていくって構図…面白過ぎっ！受けるっ！
エイスケの友達は森本レオ！
エイスケさんの友達として森本レオさんー。
傘を投げては、行く方向を決めて進むと言う…小学生みたいだ。
なかなかエキセントリック。
エイスケの絵を見に来たと言い、「闇夜のカラス」表現にが気に入っている。
子ども心を忘れない、アーティスティックな感性の持ち主。
森本レオさんがやるって、いい空気感で癒されてなんだかピッタリ。
あぐりといい、エイスケさんと言い、トンチキが３人揃ったわね。
こういうトンチキ、好きだよ。
健太郎さんがくれたお金を受け取ってサッサと帰っちゃいましたが…。
これは健太郎さんの思いを素直に聞き入れたってこと？
ただお金だけ？
「この男が後々あぐりの人生に大きく関わるとは…」
っていう朝ドラあるあるのナレーションが入りましたねえ。
これからどう関わってくるか、確かに興味津々。
これから面白くなりそうだわー。
エイスケさんの「秘密」は？
今週のタイトル、エイスケさんの「秘密」はまだ完全には回収されてませんねえ。
天然KY、発達障害気味のあぐりは、気付こうともしないしｗｗｗ
明日、あぐりが分かる形でエイスケさんの口から本音が聞けるのかな？
鈍感あぐりを通してだと永遠にエイスケさんの思いなんて聞けなさそうｗｗｗ
エイスケさん、あぐり抜きでいいので、こっちに気持ちを教えてくりょ笑
エイスケさん、森さんといるときは本当に楽しそうでしたねぇ～。
男女平等の話で、エイスケさんと森さんは、女装して踊って遊びましたが…。
ジェンダー問題が意識されてきた今こそ響きますね、コレ。
１９９７年のリアタイ当時、まだほとんどのひとが光代さんいたいな反応だったでしょうね。
自分も当時リアタイしてたら何なの？変態？って思って引いたと思うわ。
澪つくしといい、ちょいちょい、いろいろなメッセージを送り込んでいたんだなあと思います。
森さんがいなくなったことを知ったエイスケさんの顔、
この上なく寂しそうだったなあ。
表情だけでエイスケさんの孤独感が見に迫るように感じました。
野村萬斎さん、つくづく凄いわ。