【あぐり】感想ネタバレ 第12話 あぐりとエイスケさんとの距離感にキュンキュン

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第12話


あぐりは、三味線の稽古をしている。
あまりにも下手な三味線に屏風の向こうのエイスケも耳をふさぐほど。
才能が無いのに練習したいって時間の無駄遣いだよとエイスケが言うと、
ならばエイスケの小説だって時間の無駄遣いだと返すあぐり。

 

あぐりが三味線のお稽古に向かうと廊下で望月勇造(若林久弥)とバッタリ。
あぐりが勇造と話をしていると、
かよはつい勇造に見とれてしまい掛け軸を水で濡らしてしまう。

勇造が咄嗟に自分の羽織で拭いてくれて、どうにかシミにはならずに済んだが、
女中頭のしおに見つかってしまい、きつく叱れれる。

しおは、かよの面倒は見切れない、かよに暇を出して欲しいと光代にお願い。
しかし、あぐりがかよと仲がいいことを知っている光代は、もっと大きな目で見てあげてほしいとかおに暇を出すことを断った。

 

落ち込んでいるかよを慰めようと声を掛ける勇造。
かよは勇造に謝りすぐにその場を立ち去るが、隠れて様子を見ていた苳子は、
2人は好き合っているようだと気付いてしまう。

苳子はかよを蔵に呼び出して、使用人の分際で主人に色目を使ったと責める。
あぐりは、そこに割って入り、人を好きになるのに主人も使用人も関係ない、人間は皆平等だと訴える。

あぐりと苳子が言い争う声が聞こえて光代がやってきた。

光代は、あぐりの言い分も分かるが、この望月の家にはそれなりのしきたりがあり、人にはそれぞれの役割があるのだと諭した。

納得いかないあぐりは、夕食をボイコットしてエイスケと洋食屋でやけ食い。

 

その夜、しおは光代にかよの縁談話を持ってきた。
光代は縁談話に乗り気。
健太郎は、その話にかよやあぐりは大丈夫かと気にするが光代が勇造と何か間違いが合ってからでは遅いと言われると口ごもってしまった。

その後かよの縁談はとんとん拍子に決まってしまう。

かよが去る日、あぐりはかよのために何もしてあげられたかったことを謝る。
かよは、あぐりに仲良くしてもらえたこと、あぐりとエイスケと三人で遊んだことを忘れないと言った。
そしてあぐりとエイスケが本当に仲良しでうらやましく思ったと…。

 

部屋に戻ったあぐり。
「かよちゃん、行ったのか?」
とエイスケが屏風越しに声を掛けた。

「人間は皆同じです、私、間違ってますか?」
「あぐり、君は間違っていないよ」
エイスケは優しく言った。
あぐりはエイスケの言葉に、初めて涙を流した。

あぐりの三味線!爆

あぐり、本当に三味線メチャクチャwww

あぐりのメチャクチャ、ここまで徹底しているとおかしくてたまらない!
光代さん、苳子、しおだけでなく、お三味線の先生もあぐりの犠牲に…!!!

そしてあぐりの三味線の音にストレスマックスのしおさん!爆
「それにしても下手な三味線じゃあ!」
に爆笑。

昨日に引き続き、あぐりの天然が周囲の大人たちをジワジワと追い詰めている様子…wwww

このあぐりのメチャクチャ、田中美里さんがすごく可愛くて面白い~!
エイスケさんに、三味線うるさいって言われて、
「しょうがないじゃろ!」
ってプンスカしながら弾いてるけど、もう曲になってないよ!
そのオワコンぶりが可笑しくて可笑しくて…。

あぐりがキイキイって怒るとき、あの田中美里さんのハスキーボイスって言うのかなあ、あの特徴的な声がキツくなり過ぎず、可笑し味を倍増してくれて、微笑ましいやら可愛いやら。

朝から見ていて笑っちゃいました♪
やっぱり笑いは必要ですねえ!
特に朝は、こうやって笑えると、ありがたいわ。

澪つくしとおちょやんと、ここ数週間戦争ターンが続いたから特にそう思う。

 

あぐりに学ぶ自己肯定感の大切さ

あぐり、天然が突き抜けていて周りの嫌味も全く通じない。
それどころか、あまりの通じなさに周りの方がストレス溜めて行ってしまうwww
コレ痛快。

そして、あぐりの天真爛漫を見ていると、強靭なメンタルとは、実は我慢強いとか、乗り越える力とか、そんなもんではなく、どれだけ気付かないでいられるか、スルーできるかなんじゃないかと思うわ。
そうなるためには、いかに自信を持てるか、自己肯定感があるかなんだろうなあ。
あぐりの心の根っこにある自己肯定感はお父様、晃さんのおかげ。

我が家の子供たちは、大学生、高校生、中学生ですが、一通り子育てしてみると、
勉強ができるとか運動ができるとか、そんなことじゃなくて
何よりも自己肯定感を育てることが一番大切だなあとつくづく思います。

「人に迷惑をかけるな」子供に教える親は日本では多いですが、
それで育つと周りに気を遣ってばかりで自分の考えが無い人になってしまう。

もっと子供が幼い頃に「あぐり」を見られたらよかったよ!
そしたらもっと自由にのびのび子育てできたかも…と思ってしまいます。
特に1人目は大人目線でmustを押し付けちゃったところがあったなあと反省しているので…。

ただ…さすがに今日からは、あぐりのスルー力も通用しなくなってきましたが…。

 

かよちゃんとの別れ…涙

かよちゃん、嫁に行く形でお暇を出されてしまいました。

かよちゃん、しおさんに目の敵にされてた上に、
勇造さんに恋心を抱いていることを苳子さんに勘付かれてしまい…。

ああ、言わんこっちゃない。
あぐりにストレスマックスしおさんの、怒りの矛先がかよちゃんになってたからなあ!
苳子もうるさい奴だしなあ。

ってか苳子、毎回出てるじゃん!
どんだけ実家に帰ってるんだよぉ!!爆
嫁に行った人なのに、なぜだかレギュラー陣www
健太郎さんより出番多いwww

しかし、皮肉にもこうなっちゃったのも、元々はあぐりのせいですねえ笑
巡り巡って…。

あぐりの天真爛漫は、自分自身は傷つかないかわりに、
周囲はこういった思わぬ動きで報いてくるのね…。
世の中って難しい。
特に「こうあるべき」を強固に持っている人の中では自由人は生きづらい。

かよちゃんと、勇造さんは実は相思相愛のようでした。
健太郎さんは気付いていたみたいですねえ。
光代さんは「勇造と間違いを起こしたら困る」って言ってましたが、
健太郎さんは「間違い」とは思ってないみたい。
勇造とかよを温かい目で見つめていたような…。

光代さんは、「望月組」の伝統としきたりを守らないと!とこの時代の典型的な人のようですが、
健太郎さんはもうちょっと自由な心の持ち主のようですねえ。
健太郎さんと光代さんは、これが心の溝で健太郎さんに遊郭通いをさせているのか…??

光代さんはしきたり重視の方みたいですが、
その割にあぐりを嫁に、あの子ならエイスケをつなぎとめられると気に入ってたのに…。
でもそれとこれとは別か。
あぐりは、お嬢様だし。
光代さんにとって、身分の差は受け入れられないのかね。

とはいえ、
あぐりの滅茶苦茶に付き合わされる方が身分違いを受け入れるよりメンタルにダメージ大だと思うぞwww
身分の差さえ受け入れられれば、かよちゃん、素直で可愛い嫁になったと思う。

 

 

エイスケさんは、実はあぐりに一目惚れ

あぐりとエイスケもいいコンビですねえ!
ジワジワと距離が縮まってきている様子がキュンキュンです。

エイスケさん、変わり者ですが、こんな寛大な人いないと思う。

部屋を屏風立てて隔てても黙って許してくれてるし。
あぐりがかよちゃん部屋に連れてきてもOKだし。

要所要所であぐりの気持ちを聞いてくれるじゃん…。
オムライス付き合ってくれるし。

代わり者同士であぐりのやることにいちいち共感なんだろうけど。
あぐりの自由を完全に受け入れてくれる寛大さ。

今日、屏風越しにあぐりに
「かよちゃん、行ったのか?」
って声変えてくれた時の、エイスケさんの声とか空気感がすごく優しくてキュンとしてしまった。
この前の「君のお父様に会ってみたかったなあ」って言ってくれたときも、
ほっこりして温かい気持ちになったし。
スッと心の中に入ってくる優しい声。
エイスケさん…素敵。

直接じゃなくて、屏風越しっていうのがまた、何ともキュンですねえ。

 

昨日、来訪したエイスケさんの文士友達、森潤さんがエイスケはあぐりにぞっこんと言ってました。
確かにエイスケさんはあぐりに一目惚れだったんですね、実は。

暗闇の絵を「闇夜のカラス」って言われて瞬間ギュイーーーーン!だったんだ。
闇夜のカラスがどういいんだか分からんけどwww
アーティストなエイスケさんとしては理屈でなく「闇夜のカラス」でギュイーーーン。

普通の人は、エイスケの言葉を理解できないまま、真向から否定するか、民子ちゃんみたいにただ褒めるかなんでしょう。それに対して、あぐりは自分という「個」があってきちんと主張してきたということか。
「アンタの言ってること分からない!」ってハッキリと言ったこと自体が尊く感銘を受けたって事でしょうかね。

エイスケさん、芸術家肌で突出したものがあるから、孤独なんでしょうね。
岡山はエイスケさんにとって田舎過ぎるし、
お坊ちゃま扱いで遠巻きにされるし、
家業は自分には合わないし…。

そう考えると、エイスケさん、すごーーーーーーーく息苦しくて辛いでしょうねえ。

そこに現れたあぐりは、唯一対等に話が出来る相手ってこと。
そりゃ恋するわ。

エイスケさんにとっては、結婚式で相手があぐりだったって分かった瞬間、実はとても嬉しかったってことね。
あの大笑いは照れ隠しだったんだなあ。

こうやって考えると、光江さんの母として息子を思う執念があぐりとの縁を手繰り寄せたのかも!
母、強し。

あぐりが泣いているとき、屏風にかざしたエイスケさんの手にあぐりLOVEを感じて切なかったわあ。
エイスケさんにすでにキュンキュン。

今週のタイトルは「エイスケの秘密」ですが、秘密っていうのは、エイスケが遊郭に入り浸ってたってことでも文士志望だってことでもないのね。
エイスケさんは内面に深い孤独を抱えていて、そこに現れたあぐりの心が自由さに感銘を受けて恋をしたってことなんでしょうねえ。

秘密がドラマの中で明かされたわけではなく視聴者にだけ分かる構造。
じわじわいいなあ…。

あぐりはまだエイスケさんに対してLOVEまで気持ちは育っていないのに、
あぐりがそうなる前からエイスケさんはあぐりに恋心を抱いてくれている。
無理矢理結婚させられた相手だけど、その相手が自分のことを一途に思ってくれている。
しかもその人は、周りの女子にはモテモテのイケメンで名家出身の王子様の全部乗せ。
んで、実はあぐりが段々心を開いて行くと、エイスケさんと一番感性がピッタリ合うんでしょ!?

少女マンガ王道でいいじゃないすかー!!
女子の妄想そのもの。

そういえば、エイスケさんのことを全然知らないままのあぐりは、
エイスケさんに三味線やるの時間の無駄と言われると、
エイスケの小説も時間の無駄って、売り言葉に買い言葉で言っちゃってましたが…
孤独なエイスケさんにとってはちょっときつかったぞー。
屈託のない少女の純粋さからくる残酷そのものだなあとも思ってしまいました。

でもここからが、あぐりとエイスケさんのスタート。
きっとあぐりはエイスケさんの小説をリスペクトするようになる。
その日が楽しみです。

来週の予告で草笛光子さんが出てきましたねえ!
とねさんにまた会える!

それもすごく楽しみ!