『澪つくし』感想ネタバレ 第152話 梅木、戦地へ

『澪つくし』あらすじ(ネタバレ)第152話

昭和18年4月連合艦隊司令長官 山本五十六戦士。
アリューシャン列島の アッツ島守備島の全員玉砕。
戦局はますます不利になっていた。

 

ある日、ハマが入兆にやってきた。
ハマの夫、真鍋はが悪質な闇業者だと言われ警察に摘発。
10日も留置所に入れられたままで久兵衛に相談に来たのだ。

久兵衛は警察に釈放を訴えに行く。

今の日本人は闇物資を買わないと生きて行かない、真鍋は庶民の味方だと久兵衛は訴える。
しかし闇屋の味方をするのかと所長は受け付けない。
すると久兵衛は署長が毎日晩酌をしているという話を所長の妻からるいが聞いたと話し、どこで入手しているのかと質問しやんわり脅すと、ばつが悪くなった署長は真鍋の釈放を許した。

ハマと真鍋は予科練にいる紀之も同行させて久兵衛にお礼を言いに来た。

ハマの息子、紀之は霞ケ浦の航空隊に所属している。
ハマは墜落したら心配と言うが、紀之は日本一の戦闘機は世界一だと言う。
敵も必死だから油断はするなと久兵衛は忠告した。

 

敗色が濃い中、政府は国内態勢強化の方針を打ち出した。
9月、東条英機首相はラジオで必勝信念の高揚を訴えた。

 

昭和19年4月。

出かけていた梅木が戻って来た。
梅木はかをるを呼んだ。

「とうとう来るべきものが来た」
梅木は陸軍の軍属としてフィリピンの醤油工場に派遣されることになった。

おそらく自分は生きては帰れまいと言う梅木。
かをるは、もし梅木が死んだら舌を噛み切って死ぬと訴えた。

 

梅木の報告を受ける久兵衛。
こんな名誉なことは無いと喜ぶ久兵衛は思う存分やってこいと励ましの言葉を梅木に贈る。

梅木は、かをると子供たちをよろしくお願いしますと言う。

するとそこに栄二がやってきた。
梅木のお供をさせて欲しいとフィリピン行きを申し出てきた。

久兵衛は自分の眼鏡に狂いは無かった、栄二はいつか必ず役に立つ男だと思っていたと喜んだ。

 

梅木は、かをるに自分の髪をハサミで切って渡す。
梅木は、子供たちは自分の分身、子供たちを自分だと思ってほしいとかをるに言う。
「俺に会いたければ子供たちを見ればいい」

そして梅木はかをるに心から礼を言った。
この世に生まれてきて本当によかったと思っている。
かをると暮らしていた間はずっと幸せだったと。

そして、たとえ霊魂になってもかならずお前のそばに帰ってくると涙ながらに梅木は言った。
かをると梅木は固く抱き合った。

 

 

 

戦局はますます不利に

こうやって見ると、ホント最初の1年弱だけだったんですよね…日本に勢いあったの。

ナレーションでは時系列に合わせて、ミッドウェー海戦、アッツ島の全員玉砕と次々ありますが、当時は全然聞かされてないんですよねえ…。

で新聞では華々しく戦う日本軍の捏造記事がバンバンだったんでしょ…?

そして政府は国内態勢強化の方針を打ち出し東条英機首相が必勝信念の高揚をラジオで訴えと。
「後は、現場で。気合いでよろしく」ですか…。

痛い。痛すぎる…。

国民訓練も、棒であんなことやってもひとたまりもないじゃん…。

知らないことの恐ろしさったらないわと思う。

 

そして今のコロナ禍でも、日本って似たようなパターンになっちゃうよねと…。
もちろん、当時よりはましですが、結局現場任せで放置な感じが似てるよ。

 

この戦争が進んでいく様子、事実の羅列になってしまうところが折々に、醤油づくりや入兆にからめて描かれていて興味深く見られます。

 

今日、ハマーにも久々に会えましたが、真鍋さんがらみで既に国民は闇屋で物を買っていたことも分かったし。

 

梅木は、フィリピンへ!!!

梅木もいよいよ戦地に行くことになりましたー!
兵隊としてではなく出征ではなく醤油工場へ派遣。

醤油を現地調達することに。
その行先は…フィリピン!!!

なるほどー!

我が家では、惣吉さんと梅木は戦地で一緒になるんじゃね?
そこで対決じゃね?
と家族で話していましたが、
どうもそういうことになりそうですねえ!

なるほど!
上手いわ!

惣吉さんのフィリピンは必然。
最初から仕組んでいたことだったのね、やっぱり。
ジェームス、発想が壮大だわ!!!

惣吉さんはスパイだから、フィリピン人を装って現地にいるんだよねえ?
そうすると、惣吉は一見敵として梅木と再会する?

それか、梅木が窮地に陥ったときに、惣吉さんが救ってくれる?
キリリッとした網主のプリンス惣吉さんなら、そういうことあるかも。
かをるのためにって一心で、命を投げ打ってでも梅木を助けるとか…?

惣吉さんには生き残って欲しい、惣吉さんと復縁して欲しいと未だに思ってる私としては、そんなこと絶対にあってほしくないんだけど…。

 

それはそうと、フィリピンで惣吉さんと会えそうとなったら、

惣吉、プリーズ見られる?
それとも、タガログ語チャレンジ?

とも気になって仕方が無いわ。

 

ところで…そうまでして醤油作るんか!!!
醤油が無いとダメだったんだ!