【『澪つくし』感想・ネタバレ】第1話(第1週) 冒頭のナレーションがインパクト大!  

【澪つくし】第1回 あらすじ(ネタバレあり)

大正15年。
ヒロイン古川かをる(沢口靖子)は銚子高等女学校の4年生。

かをるは画家の沖田周三の絵のモデルとなり、銚子の浜辺で木造の船にもたれかかりポーズを取っていた。

そこにたまたま漁師と見られる青年が通りかかり、沖田の描く絵をおもむろに覗き込む。
沖田が青年の態度をたしなめると、絵の背景にしている船は惣吉の船だ、失礼なのはそっちの方だという。

驚いたかをるは、船から慌てて手を話すと指にトゲが刺さってしまう。

青年は
「女が船に触るからだ!」
と怒ったように言いながら、かをるのところへ。
おもむろにかをるの手を取り口で指のとげを取った。

かをるは、青年の行動に驚きつつも、ほのかなときめきを感じた。

 

かをるはモデルをしていたことが学校に知られ、教頭室に呼び出され厳しく叱られる。

モデルは芸術のためだから悪いこととは思わないと、納得行かないままかをるは家路に。
途中電車の中で、かをるは男子学生に恋文を手渡されるが、
かおるは手紙を読まずそのまま窓の外に捨ててしまう。

かをるに怒った男子学生はかをるのことを「妾の子」と蔑んだ。

 

家に帰ると自宅には母るいの兄でかをるの伯父である古川清次が来ていた。
清次は醤油の樽を作る商売をしている。

 

かをるは銚子でも有数の醤油醸造の蔵元「入挑」の当主坂東久兵衛の娘。
しかし久兵衛には本妻がいて、かをるの母るいは妾である。

久兵衛の本宅は和歌山にあるが、清次によると年明けから本妻の家族が和歌山から銚子に移り住むと言う。
今後、本妻や異母兄弟達と頻繁に顔を合わせることになると清次は案ずるが、
そんなこと自分には関係ないとかをるは全く気にしない。

 

ある日、画家沖田周三の個展が開かれ、かをるは自分がモデルとなった絵を見に行った。

絵には「少女」というタイトルが付けられ既に「売約済」の赤いリボンが。
誰が絵を購入したか気になり沖田に尋ねると、あの時浜で会った漁師の青年だと…。

 

かをるは顔が赤くなり、なぜあの青年が絵を買ったのかが気になって仕方がなくなるのだった。

 

 

 

【澪つくし】第1回 感想

 

「澪つくし」

私の中では「おしん」と「澪つくし」は伝説の朝ドラというイメージ。
この二つでNHK朝ドラのステイタスは不動のものになったという認識です。

 

でも当時は学生だったので見られないままでした。

母や親戚のおば様方や近所のおば様方がえらいハマって盛り上がってる記憶があって、おしんと同じように社会現象になっていた記憶が。

 

そして「沢口靖子が超絶可愛い!」と評判で、沢口靖子さんは、この澪つくしで美人女優さんとして絶対的地位を獲得したという記憶があります。

 

調べると最高視聴率も55.3%だったみたいですねー。

今みたいにネットが無い、娯楽が多様化していない状況下とはいえ、日本の半分以上のテレビが「澪つくし」つけてたってことだから…すごいですー。

 

 

おしんに次いでこのドラマも、どんだけ凄かったんだろう?

沢口靖子さんもどんだけ可愛かったんだ?

ジェームス三木さんの作品というのも興味もあり…

今でもどれだけ通じるのだろうか?とも

楽しみに視聴してみることにしますー。

 

 

冒頭の昭和な始まり、ナレーションがスゴっ!

 

最初のシーンはいきなり波がい話に当たってザザーンッ!を繰り返す画から。
まるで「東映」のオープニングみたいな映像です。

 

おお…!昭和な感じ…?
と、いまどきの朝ドラにはない始まり方に戸惑いつつ見ていると
なんと荒波を背景に、濃いーいポエムが始まりました!

 

恋は危険な訪問者である
人を傷つけ鎖につなぎ
熱い涙を流させる

時には甘い顔をして油断させ
突然不幸の海に突き落とす

しかし人は誰でも恋を待っている
恋に巡り合わない人生は空しく寂しい

 

お…おぅ。

濃いーーーいなぁ。

こんな始まり、昭和独特?
しかも朝からいきなり熱烈な…。

 

ジェームス三木ってよく知らないけど、そんな濃いんだ…。

 

でもどうもこれは、最近の朝ドラには無いベタベタメロメロな恋愛ドラマだっつーことか。
これから濃いの始まりますよーって合図なのか…。

 

沢口靖子さんが可愛い!

 

そして情熱的なポエムに続き、ナレーションがヒロインの…と紹介したのが、
主人公かをるを演じる沢口靖子さん。

 

うん!
確かに可愛いー!

 

お肌も白くキレイで、目がくるんとして印象的で。
完成度の高いお顔だわ♪
ついつい見とれてしまいます。

 

で、このかをるの前に漁師の息子が現れますが、これが恋の相手となる惣吉さん。

確かに川野太郎さん、いかにも大正昭和の日本男児って感じ。
キリッとしてるけど素朴さ純粋さを感じるイケメン。
滅多にいないだろう正統派イケメンだ。

 

かをるは一目見るなり胸キュンしたようですが、
このときの沢口靖子さんの乙女な目の演技が印象的で、
ナナコロビヤオキは沢口靖子さんの演技に心をわしづかみにされましたー。

 

沢口靖子さん、当時は棒だと散々叩かれていたようです。

でもこの表情とても、十代の少女らしくて初々しく繊細でよかったと思う。

この第一回目を視聴してから棒と言われていたらしいことをネットで見ましたが、
全然そんなことないじゃーーーんっ!

 

漁師の青年、いきなりかおるの指を口にくわえてトゲを取る!

 

沢口靖子の胸トゥンク演技に感心して見ていたら、

川野太郎さん演じる漁師の青年ってば、
かをるが指にトゲが刺さったと聞いて

いきなりかをるの指を…指を!
口!口にくわえて、
トゲを取ーーーったーーーーーっっっ!!

わーーービックリ!

すんごい大胆行動!

 

コレ、今じゃあセクハラとか言われちゃうんじゃねえかと
困惑しながら見ていました。
イケメンだからキレイに見えるけど
リアルであったらかなり怖いわ笑

 

ちょっとベタな展開。

でもいかにも昭和の少女マンガっぽーい展開でもある。
現実じゃああり得ないよぉって思っちゃうけど、
あったら面白いとも思う。
それでストーリーが転がり出すというのはドラマ的にとても面白い。

昭和の女子の妄想w

 

しかし、ドラマ的には面白いけど
冷静に見るとやっぱり、どんなに素朴で無骨な性格だといっても
さすがに年頃の男子なんだから女子にそこまでのことできないよね笑

やっぱり昭和の女子の妄想だwww

 

ナナコロビヤオキはよく知らないのですが、
夫の記憶ではジェームス三木さんといえば恋愛スキャンダルというイメージらしいです。

だからそういうネタには引き出し豊富?

 

とはいえ、こういうドラマティックな展開は
なんだかんだ言って好きですねー。

 

 

かをるは妾の子…!

 

かをるは、沢口靖子さんが演じているだけあって地域でも美少女で有名みたい。
通学電車で憧れのマドンナ的な存在みたいに目を引く存在のよう。

加賀まりこさんの娘だしー納得ですが。

 

しかし、かをるは妾の子だそうで。
朝から、妾設定とは!

今ではなかなか通らなそうな設定。
この設定も、昭和ならではなんでしょうね~。

 

演出も、設定もなかなか今では見られない逸品です。
これからの展開を楽しんでみようと思います。