NHK朝ドラ『なつぞら』 9月13 (第24週「なつよ、この十勝をアニメに」感想 ナレーションは安藤サクラさんキタ―ッ!涙

『なつぞら』 第143回 あらすじ

 

マコプロではアニメ制作が佳境に。

 

その傍らで声優のオーディションも行う。
咲太郎が推薦してきた女優がソラのイメージ通りで
満場一致で一発採用。
この女優は咲太郎の声優プロダクション所属ではないが
咲太郎はこのアニメの主人公のイメージは彼女にピッタリだと
自分の利益は顧みずに推薦。
コネ重視、忖度を求めない咲太郎の仕事ぶりは業界でも信用を得ていると、
唐突に咲太郎のクリーンぶりをアピール。

 

マコプロメンバーの作業は連日深夜に及んだ。
なちゅは、保育園に優をお迎えに行ってはマコプロに戻り、
皆に優のお守をさせて仕事。
夜には優を連れてなちゅは家に戻るが、
優を寝かせた後、なちゅも夜中まで仕事。
イヤリング着けたまま仕事。

 

いよいよ放送日が近づいてきた。

主題歌の歌い手に咲太郎がかすみを連れてきた。
かすみは快諾し、
アニメのイメージピッタリの素晴らしい歌声を披露。

 

そしてとうとう放送初日。
なちゅを取り巻く全ての人々が、それぞれの場所でテレビを囲んだ。

 

『なつぞら』 第142回感想

なんか、感想の描きようがないくらい中身が無い…というのが、正直な感想。

 

ついに最後の最後までアニメのことが分からないままだったなあ。
宮崎駿や高畑勲がいたプロダクションなんだよねえ。
彼らがどんな思いでここまでやってきたのかを見たかったな。

制作者側の熱い思いや、こだわりだとか…。
どんなところが技術的に進化したところかとか、真骨頂はどの部分かとかね。
このドラマをみたおかげでアニメの見方が変わるかなと期待してたけど
そんなの全然無かったな。

進行は全てうっちゃんナレーションで。
プロフェッショナルを制作しているテレビ局なのに…残念。

 

なちゅは相変わらず毎日パラパラしてるだけで。

今日は牛をもっと大きく描いて子ども目線にするとか言ってましたがね。
それはなちゅがテレビアニメを手掛けていた経験から気づけるところだとか
褒めたたえられてましたが。

でも、そもそもテレビアニメと映画の違いも何も教えてもらってないし
なちゅがテレビアニメに異動した時にそのギャップに苦しんだとか
何を発見したかも全く見せてもらってないしねえ。

おかげで後だしジャンケンされた気分になるだけで
そんなこと言って知ったかぶりされてもねえ!と
イラッとするだけでした。

で、
かみっちの絵もホメホメ。
下山の絵もホメホメ。
なちゅの見立てにもホメホメ。
お互いをホメホメ。
みーんなでホメホメ…ホメホメ…。
褒めそやしまくり。
それだけ。

もっと作ってる側だけでなく
テレビ局側、スポンサー側的立場の人を投入しないと。
そちらからの要望とその調整をしないと。
第三者が絡まないから緊迫感もにリアルさも…立体感がゼロなのよね。
おかげで面白みが無い。

このドラマは常に一方的な目線だけで描かれるからダラダラするのだなあと。

 

それに、忙しい、忙しいって言ってるけど
忙しい表現=オフィスで夜食だから。
皆で楽しくご飯食べてるだけにしか…溜息。

ある日のご飯では
ももっちが一口食べては反対側のデスクにクルッと椅子を回しては絵を描いてましたが
本当に忙しいときは、ながら食べしないだろっ!怒
中途半端に食事してたら制作物汚すぞっ!
そういう場合は1,2分ですごい勢いで掻き込むものだと思います。

で、こんな感じに夜遅くに皆で楽しそうにご飯食べてるなら
茜も入れてあげてって切に思う…涙。

ちなみに麻子さん、
あなたトップなんだから大量ナポリタン作ってる場合じゃないんじゃないかと。

制作が佳境になってる図は半分青いの方がまだ描けてた。
そうは言いたくなかったが…。

 

あと、なちゅは家で優を寝かしつけた後も
イヤリングしてきちんとお洋服着て仕事してた。

優とお風呂に入ったんだろうし、もうパジャマでいいんでない?

しゅじゅ様はあらゆる場面でもキメキメの装いでなくては!
というミッションでも走っているのでしょうか…?

 

そして声優オーディションで沢城みゆきさんをぶっ込み客寄せ。
ちょっと中の人に失礼かと思える。
彼女は咲太郎のイチオシでしたが、咲太郎の事務所所属ではないとのことで
咲太郎は良い作品のためには自分の利益を顧みないという素晴らしい人、
クリーンな人で業界では信用を得ているとアピール。
しかし、元はフーテンのいい加減男だったはずなのに見事なキャラ変。
これは成長とは言わずキャラ変でしかない。
中盤ちゃんと見てなかったから見落としてたのかもですが
それにしても、この変わりようは酷いわ。

 

そして倉庫からかすみも出て来た。
終盤に向け香次々と過去のキャラが取り出されてきていますー。

 

ひとつ感動したのはやっぱり福ちゃん!安藤サクラさん。

アニメのナレーター役でしたが、
すごーく自然に、とんでもなく自然に、
ナレーションが始まったこと自体に気付かないほどにスッと入って来た。

見終わって、
あさイチが始まり華丸さんが
「あれ安藤サクラさんでしたね」
って言ってくれて初めて、
あ、ナレーション入ってたよね!と気付いたくらいアニメーションと一体化しててビックリ。
そのくらい自然に、耳に心地よく入ってきた!

その存在感の消し方、一体感がお見事!

さすが、福ちゃん!!!
安藤サクラさんの表現の幅の広さにあらためて感服!