【あぐり】感想ネタバレ第144話 里見浩太朗さんの退場、淋しい

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第144話

健太郎は、あぐりと電話で話している最中狭心症の発作を起こし、そのまま帰らぬ人となった。
昭和23年晩秋のことだった。

 

岡山の望月家を訪ねたあぐりは、健太郎を追い返すような形で帰らせてしまった、寂しい思いをさせてしまったと後悔。
しかし磯辺や妻吾郎は、最近の健太郎は岡山のためにひと肌脱ぐとカラス祭りを企画すると張り切っていた、あんなに元気な様子は久しぶりだったのだと話す。

あぐりは、健太郎が電話をかけてくれた時に何を言いたかったのだろうかと磯辺と妻吾郎に確認すると、あぐりが再婚するようなことがあったら、望月家から嫁に出したいと伝えるつもりだったと伝えた。
健太郎は最後の最後まであぐりのことを心配していた。

さらにしおが健太郎があぐりのために詠んだ句を持ってきた。
その俳句はあぐりが望月家に来た頃のことを思い出して詠んだもの。

「春の日に カラスが食べる 梅桃(ゆすらうめ)」
確かに、あぐりが嫁に来たばかりの頃、あぐりは庭の梅桃をよく食べていた。
しかしこの俳句は「春の日」と「梅桃」の季語が二つ。
しかも春の日は春、梅桃は夏と異なる季節。

大旦那様は相変わらず、季語が二つで間違ってると、磯辺、妻吾郎、泣き笑い。
しおも淋しいと泣き出した。
「お義父様、ありがとうございました」
あぐりは健太郎の霊前に心から感謝した。

 

健太郎の大きな愛に気づいたあぐりは、
一週間後、東京に戻ると今まで以上に仕事に打ち込んだ。

 

林は次の日曜に皆でハイキングに行こうと誘った。

日曜日、林と和子、林の息子洋介は楽しそうにお弁当を準備している。
しかし和子はハイキングには行かないと言い出した。
和子は、あぐりと林のことが近所で噂になっていることを気にしていた。

美容院の評判が悪くなるのも、淳之介が戻って来ないのも林がいるせい。
「悪いけど出て行ってください」

その晩、カフェ・セ・ラ・ヴィで林は酒を煽る。
あぐりは素敵な人、あぐりに迷惑をかけるわけには行かないと世津子に言い店を出て行った。

泥酔状態で家に戻った林は、あぐりに来週この家を出ていくと告げて眠りこけてしまう。

健太郎さん、死す!

健太郎さん、電話で倒れたままお亡くなりになってしまったー。
今日はもう回想シーンだけ。

里見浩太朗さんがいなくなっちゃうの、なんだか淋しい。

御大、あぐりのことを本当の娘のように可愛がって、本当に素敵なお父さんでしたねえ。
元々は亭主関白で自分のことだけ、女性は男性に支えるものとしか考えてなかった当時の男性そのものの価値観の人だったのに、
あぐりが美容師になることを認め、
光代さんの東京行きを認め
光代さんの推し活を理解し
元カノ世津子さんともいい感じの関係を構築し…

健太郎さん自身、あぐり、光代さん、世津子さんとの関係から多くを学んで、新しい感覚の持ち主に成長して行ってましたよねえ。

父の理想像。

3人おじいちゃんコントも超可愛かったしいww
磯辺さん、妻吾郎さんとの凸凹3人トリオをもう見られないと思うと悲しいw

磯辺さん、妻吾郎さんの出番ももう無いのかしら?
来週の予告でチラリと妻吾郎さんの姿が出ていましたが、
なるべく最後まで出演シーン作って欲しいよお。

 

林の感覚が分からん…

林さんの神経が分からなすぎるー。
すごーくくったくないんでしょうかね?

きちんと社会人している方だったら、これ噂になるって思わないかなあと思うけど。
それ以前に大人として、この居候状態は申し訳ないと恐縮しちゃうと思うけどねえ。

林さんとしては、日中仕事に出ずっぱりだから、あぐりと同居している感覚はそうなくて、息子を預けられて安心して仕事に没頭できるよくらいな感覚だったんだろうか???

 

そしてやっぱり和子の方がなんか変ーって思い始めてしまった。
和子ちゃん、思春期の娘としては嫌だよねえ、なんか。
理恵と洋介くんは、仲良しと一緒に住めてサイコーくらいに思ってるのかもしれないけど。
でも…でもでも子供としても何だろこれ?なんじゃないかなあ??

和子の言い分は最も!
美容院の評判が気になるのもそうだし。
そうだよ!
これじゃ淳之介が戻れない!
2、3日の話じゃないのに、あぐりも無神経だなあとw

これは何やりたいんだろう??

カフェ・セ・ラ・ヴィでよく会い語り合う関係になってるでも十分じゃない?
そこで健太郎さんに目撃させることもできただろうし。

原作「梅桃の実る時」によると、あぐりさん、実際に再婚されています。
新聞社のカメラマンの方と。
でも、美容院のお得意様の勧めでのお見合い。
こんな、中途半端に転がりこんで来たなんてエピソードはなくて。

だから、なんでそこまでやるかと??
火事で転がり込んできてもいいけど、そこで林さんのエイスケ愛を知るエピソードやってもいいけど、1泊か2泊であとはカフェ・セ・ラ・ヴィでやれば
余計なストレス抱えなくてよかったなあと思います。

 

林はあぐりを好きに…

林さんはいつの間にかあぐりを好きになってました。

まあヒロインだからね。
再婚相手だしねw

もうちょっとあぐりのことをいいなあと思うエピソードがあってもよかったような。
ちょっと勿体無い。

高嶋政伸さんの演技は心地よいんですけどねえ。

成り行きの同居が見ているこっちとしても納得いかないのでねえw

ちょっとここは残念ですが、再婚後ハッピーなお話が展開されると思うので
そこまでちょっと我慢してみようと思います。
そこには里見浩太朗さんがいなくなっちゃったのは痛手だなあ…。