『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第93話
五喜の花嫁姿を見られたおかげか、母美佐の容体は随分と落ち着いた。
あぐりは五喜の花嫁姿を見られて美佐も思い残すことはないだろうと言うあぐり。
しかし五喜にはひとつ気がかりがあった。
五喜は望月家にあぐりの着替えを受け取りに行った際、エイスケに思い切ってあぐりをどう思っているのか尋ねてみた。
エイスケはあぐりのことが煩わしいから家に寄り着かないのだろうと美佐が心配していると。
五喜のはなしを聞いたエイスケは美佐の病室に行き、あぐりへの思いを美佐に話す。
結婚するときは、親の納得を得るための目的で相手なんてどうでもよかった。
でもあぐりと一緒になっていろいろな刺激を受け新鮮な驚きをあぐりから沢山貰えた。
あぐりのいたおかげで自分は小説を書くことできた。
あぐりと結婚出来てよかったと語るエイスケ。
そしてエイスケは美佐にこれからもあぐりを大切にすると誓った。
夜、美佐の様子が落ち着いているので五喜は家に戻りあぐりが美佐に付き添うことに。
エイスケの話を部屋の外から聞いていたあぐりは、自分もエイスケと結婚出来てよかったと思っていると美佐に伝えた。
そしてあぐりは美佐の手を取り、幼い頃の思い出話を話し出す。
楽しそうに話すあぐり。
そのあぐりの話を聞きながら美佐は息を引き取った。
昭和9年12月、大好きな母との永遠の別れとなった。
望月家は川村家を完全バックアップ!
望月家、どこまでも太いー!
美佐さんの葬儀のことまで気遣ってくれていました…。
なんと心強い…。
この時代、葬儀もそれなりの規模でやらなきゃいけないし
ひっそりと住んでいた母子家庭でまだ若い五喜が全てを…というと大変だもんねえ。
亡くなる前とはいえ、さりげなくそういうことを言ってくださる御大!
さすがだわ~。
この時代、葬儀は今と違って相応の格式でやらないといけないという思いも強かっただろうから
そう言って貰えることはどれだけ心強かっただろうか…!!!
しかも御大ってば、川村の家に恩返しを全然してないうちにこんなことに…とまで!
「恩返し」なんて…どこまで謙虚!!!
あぐりと五喜の学費を出してくれるだけで十分過ぎるのに。
恩返しするべきは川村家の方なのにさああ…涙涙
このドラマの中で一番のイケメンは間違いなく御大だわー。
望月家は実際に相当なお金持ちだったようですが
こんな打ち出の小槌みたいな実家、私も欲しいよお~。
あぐり、エイスケさんはともかく望月家に嫁入りできたこと自体、儲けものだわ。
エイスケの本音
五喜は思い切ってエイスケさんにあぐりのことがウザいのではと突っ込んでみました。
五喜ちゃん、グッジョブ!
エイスケさんとは交流が無かったのによく勇気を振り絞って言いました。
東京に遊びに行ってた間もエイスケさんフラッといなくなったりしてたから。
普通の感覚ではこれは夫婦別居では…?と心配になるのは当然。
美佐さんも密かに心を痛めていたのよねえ…。
そしてどうもあの感じ、エイスケさんは皆が心配しているとは認識していなかった様子。
自由過ぎるなwww
エイスケさんの言葉にはウソはなさそうですね。
エイスケさんの中では、女と旅行に行ったりするけど、何と言うか、それはそれなんでしょうね。
あぐりは別。
でもあぐりにも、他の人にも当然理解されない。
そして淳之介にもショックを与えたんだよお…。
あの淳之介の前での女とのいちゃいちゃはあぐりの妄想だってことなんだろうねえ…。
でも淳之介にとっては傷つくのに十分過ぎるだろうけどねえ…。
あぐりはあぐりで好き。
だから裏切っている感覚は無くて彼女いっぱい。
独特の感覚の持ち主。
この独特な感覚、いかにも文士って感じだけど…。
正真正銘、その言葉通りなら、まあいいのかなと思う。
あぐりが受け入れられるなら、エイスケさん的には裏切ってないのだから。
ちなみに私はムリだけどwww
美佐さん、逝去
美佐さん、亡くなられてしまいました。
あぐりに思いで語りさせるためだったのだろうけど、五喜ちゃんを追っ払ってその間に。
五喜、あのとき帰らなかったらと一生引きずるんじゃないだろうか…??
弟もせっかく京都から来たのに…涙。
可哀想だよ。
もうちょっと心残りの内容な設定をお願いしたいわよ。
ここはヒロイン無双にさせなくてもよかったのでは?と。
見ているこっちとしても、あぐりとあぐりマッマの思い出語りより、他の子供たちが会えなかったことの方が引きずるわwww
まあまあそれはいいとして…。
あぐり、大根まで掘りまくったのか!そんなシーンがあったのは忘れたわ。
それよりカエル風呂で飼ってた方がショックだったから!
美佐さんは、あぐりの子供の頃の武勇伝を聞きながら息を引き取りました。
あぐり、自分の話に夢中で美佐さんが息を引き取られたのに気付かなかったし!!
ちょっとショック笑
でも、そんな楽しい思い出を聞きながら逝けたのは美佐さんとしては幸せだったのでは…と思いますね。
一筋の涙を流して息を引きとる美佐さん。
松原智恵子さんの女優魂を見た。
切なくて悲しくて…でもうっすらと笑みを浮かべる美佐さんの可憐さ、品の良さ。
いかにもお嬢様育ちのお母様といった感じ。
そして次々と流される美佐さんの回想シーン。
美佐さんは、要所要所であぐりの心の支えとなる言葉を送って、あぐりの背中を押してくれてたんだなあと再認識。
あぐりと美佐さんの関係も、本当によかったんですよね。
美佐さんの天然さはいかにもあぐりの原点だし。
美佐さん、晃さん、健太郎さん、光代さん…。
あぐりはつくづく両親、義両親に恵まれているわあと思います。
もしかしてあぐりは、エイスケさんとの関係は添え物で、親との関係の方がメインなのかも。
そう思って見ていたら、エイスケさんにも腹を立てることなく、楽しめるのかも。