【あぐり】感想ネタバレ第88話 民子も光代もエイスケも皆フラフラ~

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第88話

民子宛に燐太郎から電話が入る。
燐太郎は、民子のことは何とも思っていないし、自分の世界に民子に土足で入り込まれるのはハッキリ言って迷惑と言い、民子の生きる場所は民子の夫との世界だと民子を突き放した。

翌朝、民子は夫に連れられて帰って行った。

民子には家庭を大切にしてほしかったからこれでよかったと言うあぐりに光代は
「本当にそうじゃろうか」
とポツリ。
光代は自分らしく生きたいと言う民子の気持ちが分からなくもないと言う。

「誰だって一生をカゴの中で終わりたくないわ。
思い切り外で羽ばたいてみたいものなのよ」

光代はいつにない雰囲気。
あぐりが不思議に思っていると、光代が初老の男性と公演を歩いていたのを目撃したと辰子が言う。

まさか!と思いつつ不安になるあぐり。
すると翌日、その不安が的中した。

初老の男性がバラの花束を持って光代を訪ねにやってきた。
その男は光代のバイオリン教室の講師である片桐。
片桐は今日は光代の誕生日だと知ってバラをプレゼントしにやってきたのだ。

すっかり有頂天の光代。
あぐりは心配で仕方が無い。

するとエイスケが珍しく帰っていた。
エイスケは薄物を取りに戻ってきていた。

あぐりはエイスケに光代のことを相談すると
「夫婦の愛情が全てを超えるというのは幻想だね」
男女の愛はいろいろな形があってもいいのではないかと言った。

そういうエイスケも夜遅いと言うので出かける様子。
あぐりはエイスケに今どこに暮らしているのかと聞く。
するとエイスケは
「いつもあぐりの心の中だよ」
と笑顔で言って出て行ってしまった。

ある日、光代が淳之介を連れてバイオリンの稽古に言っている時に

 

その時見た光代は今までの姑ではなく
まさに恋する一人の乙女だった。


 

 

燐太郎さん、民子の撃退成功!

昨日の意味深な終わり方に、もしや燐太郎さん民子になびいちゃうの??と心配でしたが
よかった!
さすが燐太郎さん。
ハッキリ言ってくれた~!

僕の世界に土足でズカズカと入って来られるのは迷惑。
民子の生きる場所は夫との世界。

よくぞ言ってくれました~。
スッキリ!スッキリ!

それにしても、電話でも民子は一方的に「好き」を連発していて
つくづく不愉快な奴だなあと思ったわ、民子。
燐太郎さんが全く気付かなかったということは、本当に独りよがりなんだもんねえ。
それなのに好き好き連発して、本当に自分の気持ちを押し付けてるだけだからあ~。

燐太郎さんが好きだって言うのも、どうせ現実逃避だからなあ~。
現実逃避せず、現実を見つめると言っても
そもそも何も考えずに結婚したんじゃな~い?とも思うし。
しかも親が決めた結婚相手とはいえ、ただ軍陣=エライってだけで結婚決めたんだろうしな。
そして、思い描いた生活じゃないってただふて腐ってるだけだからなあ…。

おかげで同情できない。

そんなヤツが燐太郎さんを好きになること自体おこがましいのよー!!

この民子の一件は、光代さんの件の導入部分とうことで終わりかな?
残念ながら民子はうっとおしくなっちゃったから、これで終わりにしてい欲しいわ。

夫に連れ帰られる民子ちゃんの姿も、
前に駆け落ち騒ぎで父親に連れ戻された図と変わりなくて成長が無い。
未だに駄々っ子女子高生やってるだけなんじゃんー!とイライラしてしまった。

 

ただ…あぐりは民子を旦那に引き渡したけど、それもよかったのかなあと心配。
帰宅してから旦那に殴られてやしないか…??

民子も民子だけど、あぐりは親友だと思うなら
頭ごなしにダメ!じゃなくて、民ちゃんの話をゆっくり聞いてあげて、民子のモヤモヤをきちんと整理させてあげるべきだったと思うよ…。

光代さんもフラフラ~

光代さんにも、新たな恋の予感…!
そうか!そう来たか~。

でも光代さんの話は民子ちゃんと違って、そういうことがあってもいいんでない~とまあ許せる。
ずーっと自分のことは二の次で望月家の奥方様を務めてきたのも見てきていたし。
健太郎さんとは修復できなかったのかなあともなれば、まあいいんでないかと…。

そして光代さんには悪いけど、光代さんは最後の最後は望月家を捨てるまでのことはできないだろうとも安心してるから…。

しかし、バラを贈られてからの光代さんのキラキラが可愛らしくて!
光代さん、40代?
もしリアルで姑が不倫なんつったら生々しくてウゲー!ってなるんだろうけど
星由里子さんの美しさ、可愛らしさがこういった恋愛も美しい物にしてしまう…
まさに女優マジックー!

ラストのバイオリンのお稽古して貰ってるときの光代さんは、
ナレーションが無くても、見るからに乙女!
女優さんの表現力って素晴らしいわあと見とれてしまった。

 

エイスケは元からフラフラ

エイスケさん、久々の帰宅。
薄物を取りに来たと…。
季節が代わるまでずっといなかったということか!
もうこれは別宅が…!

あぐり、「今、どこに暮らしているの?」って
それ妻が言うセリフかいー!
あぐり、サバサバして無頓着な性格だけど、そこまで放置できているとは…!
ホント、あぐりじゃなかったら結婚続けられないでしょうねえ。

こんなあぐりだから知らぬが仏でいられるけど、これは完全に別の女がいるわねえ。

光代さんのことを心配するあぐりの話を聞いてもエイスケさんは平気。
お母さんもやるねえ~!という反応。
ここは安定のエイスケさんで痛快なところ。

そして
「愛にもいろいろ形がある」
「夫婦の愛情が全てを超えるとは限らない」
と言うエイスケさん。

あぐりも、民子や光代の気持ちを考えずに、家庭に収まるべきだと思い込み過ぎだよと思う。
それに確かに、愛にもいろいろな形があるだろうよとは思う。
でも、エイスケさんに言われたくないわ~笑

エイスケさん、これ言い訳だろ!?www

そして
「今、どこに暮らしているの?」
ってあぐりに言われると「いつもあぐりの心の中」というエイスケさん。
このお調子者!
平然と言うなよお!
コレが本当に大人気のヒロインの夫だったのか?

当時視聴していた女性たちはどんだけ男性に寛容だったんだろう?

それにしても…あぐり、鈍感すぎるー!爆
あぐりだからどうにかなってたんだろうとは確かに思うけど、
でももうちょっと言ってやった方が…実はそこまでフラフラしなかったのかも…??

あぐりを見ていてヤキモキしてしまうわ。

 

淳之介が「フラフラ~」

90年代、こんな幼い子に「フラフラー」とか言わせちゃうんだなあ。
まだまだ緩い時代だったんだなあ…。

原作には民子のモデルとなる人物は出てこないし、光代さんのモデルであるあぐりさんのお姑さんは、夫婦別れをしてあぐりたちと同居していたようですが、こんな恋の話は皆無。
原作の中でフラフラしていたのはエイスケさんだけだよ…www

ということで、
今週の男女の恋愛話は完全ドラマのオリジナルですが、これはトレンディドラマの影響でしょうかねえ。

そして、女性が「自分らしい生き方」を模索し始めていた時代だったってことですかねえ。
あの頃はこれで十分に共感を得ていたんだろうけど…。
今見ると暢気すぎるなあと思うわ…。
確かにあぐりが言ってた通り、自分の夢を探すのは大切だけど、
だからって恋愛を結び付けちゃうのはいけない、いけないよ。

こんな幼い頃から大人のフラフラ~を見ていた淳之介ちゃん。
だから吉行淳之介になるんだなあとも納得www