【あぐり】感想ネタバレ 第3話 姉2人の死に続き…父も!!

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第3話

 

 

2人の姉、紀美子と富美子が亡くなってからひと月。

望月健太郎(里見浩太朗)と望月光代(星由里子)が川村家にお悔やみを言いに来た。
望月健太郎は岡山で土木・建築業を手広く営んでいた。
富美子が嫁ぐ予定だった相手は、光代の甥にあたる。

甥は富美子を本当に気に入っていたと残念がる。
そして健太郎も光代も、川村家と親戚づきあいできるのを楽しみにしていたのにと嘆いた。

健太郎は、何かできることがあったら遠慮なく言ってほしいと川村晃(田村亮)と美佐(松原知恵子)を気遣った。

 

2人の帰り際、あぐりが帰ってくる。
「かわいいお嬢さんじゃなあ」
光代は優しく声を掛け、あぐりの頭を撫でてくれた。

「かわいいお嬢さん」と言って貰えたあぐり。
亡くなった紀美子から貰った美白クリームを宣伝文句の通り7日間付け続けたのに
色白にならずがっかりしていたあぐりは有頂天になった。

 

ある日、友達との会話で高等女学校の話題が出た。
自分も高等女学校の準備に袴に線を入れないとと言うあぐり。
すると勉強嫌いのあぐりはやめておいた方がいいと笑われてしまう。

友達の他愛ない冗談があぐりに火を着け、それからあぐりは猛勉強。

美佐もあぐりに夜食を用意して応援。
美佐は、晃に、きっとあぐりは自分たちを元気づけるつもりなのだろう。
いつまでも落ち込んでいてはいけないと教えられた気がすると笑顔で晃に言った。
当のあぐりは、そんなつもりはなかったが、あぐりのおかげで川村家は久々に明るさを取り戻した。

ある日あぐりが勉強していると晃があぐりの部屋にやってきて、自分の山勘は当たるぞと試験の山を張ってくれた。あぐりはこの時初めて父の優しさに触れたような気がした。

あぐりの努力のおかげか、父の山勘のおかげか、あぐりはめでたく岡山高等女学校に合格する。

 

女学校に入学したあぐりは、ある日登校すると同じ女学校の生徒が男子学生にいじめられているところに出くわせす。
あぐりは男子学生を追っ払って女の子を助ける。
その女の子は中村民子。
あぐりと民子は友達になる。

その後、あぐりは山神先生に呼び出され、女子が男子学生に暴力を振るうなんてとお説教。

帰宅して晃に事情を聞かれると、あぐりは女としてやってはならないことをしたと怒る先生に納得いかない、そんな先生のいる学校には行きたくない晃に訴えた。

「女だからこれはしてはいけない。男だからこれはしてはいけないと分け隔てることはお父さんは好きじゃない」
と晃もあぐりの言い分には賛成。
正しいことをしたあぐりは、怒られる必要は無い。
だから学校をやめる必要もないと晃は言った。
「これからの女性は学問が必要になるぞ」
せっかく合格した学校を簡単にやめてはいけないぞとあぐりに諭した。

 

潜伏していたスペイン風邪のウィルスが再び晃を苦しめるようになったのは、その頃から。

あぐりは、床に臥せっている晃に、遠足で滋養に効くシジミを沢山採ってくると約束する。
晃はあぐりに、あぐりの一番いいと思ったところは何があっても前に向かって突き進むところ、自分で「こうだ」と思ったらまっすぐ進み続けなさいと言って、あぐりを送り出した。

遠足で沢山のシジミを捕ってあぐりは帰宅。
すると、晃はすでにこの世を去っていた。


 

ハードはまだ終わらずまたハード!!!ガガーン!!

昨日のいきなりの姉二人の死の衝撃は凄かったけど、それだけじゃ許してくれなかった!
ええー!?
お父さんもぉ!?

昨日、紀美子姉を見舞いに行ったのにお父さんは元気だ。その違いは何?手洗いが上手かったか?とか思ってたけど…。
もうまだマスク習慣が無い時代に、スペイン風邪って…汗
あの時代の結核もそうだけど、傍にいながらならない人もいるし、なる人もいるし、ホント、あれってどういうこと!?怖いわーといつも思って見ていましたが、
一見無事だと見れらた父晃さんはやっぱり伝染してた!!!

そんなー!

三人連続でバタバタと…!!

ほんわか優しいストーリー!
楽しいお話にワクワク…って思ってたのに
全然そんなこと無いじゃん!

もう90度レベルの直滑降の展開にビックリだよお!

ああ、朝ドラはサザエさんじゃないんだなあ…www

 

 

 

スペイン風邪、恐ろしい…!

昨日スペイン風邪による志望者は日本国内で15万人って言ってました。

岡山でも400人。
当時の岡山で400人って相当な割合なのでは…。

そして晃さん、一旦持ち直したというのに再発。
お姉さんの葬儀が一か月後にどうにか回復したって言って、あぐりが女学校に受かってでしょ?
お姉さんの結婚春頃だった?
約一年も経った?
ぶり返しってあるの!?インフルで!?

または再感染???

いずれにしても怖いよお。
まだ感染症に対する知識が全然ないから、そういう意味でも令和の時代にこれを見ていると本当に怖い。

 

女学校に入ったあぐりは相変わらずのおてんば!笑

勉強嫌いだったあぐりは、友達に笑われて火が付いて猛勉強。
見事に女学校に入ります。

あぐり、どうせ弁護士さんの娘だもん。
興味が勉強に向いてなかっただけで、こういう子はスイッチは要るといきなり優秀よね。

そしてコレも少女マンガ風、朝ドラ大好きパターンwww

ところであぐりをからかったあの子たちは無事合格したのかしら?一緒にいないよ???

あぐりは女の子をからかった男子を突き落として追っ払います。
助けた女のことは友達に。
これが将来親友か。

説教する先生、女学校定番の、女はこうあるべきという今で言うジェンダー問題代表、山神先生役は…山田邦子さん!!
あああの頃、テレビで引っ張りだこだったよなあ。

あぐりは、女が暴力なんて!と怒る山神先生に反発。
それはそうなんだけど、その件は朝ドラ定番ではあるけど、でもケガさせたのはまずいでしょ。
これはまだコンプライアンスの意識が低いせい?
AKの感覚はもう既にここに??www

父・晃の言葉

お父様、晃さん、もろに遺言として次々とお言葉を残していきましたー。

  • 山勘 → 俯瞰的に、効率的よくやりなさいという教え。
  • 女だから、男だからは良くないというジェンダーフリーの考え
  • これから女には学問も必要
  • あぐりのいいところは何があっても突き進むところ。こうと思ったら進み続けろ!

 

これからのあぐりの生き方を予感させるお言葉集です。

そしてお父様、大きな目であぐりを見守ってくれて…もう理想のパパ。
リカちゃんファミリーのパパだよもう!

自分もそうだけど、父親像に、こういう物を求めているところありますよね。
ちょっとベタベタ理想的過ぎ?とも思いつつ…。
昭和から平成に移ったところで、あぐりのような強くてのびのびとした生き方の女性は憧れであり、目指したい姿。
それを受け入れてくれる父の存在を世の女性たちは欲していたんだろうなあとも。

パパ、見事な理想だけど、その後の展開はハードそうだし、あぐりさんも波瀾万丈な中を気丈に生きて行くと思うのでこのくらいの夢と理想は必要。
都合よくは思わないわね。

…でも、晃さん、男の子を怪我させたことについては謝った方がいいよとあぐりに言ってあげて笑

晃さん、田村亮さん、いきなりいなくなってしまうとは寂しい。

弁護士だった晃さんがいなくなってしまうということは、川村家は経済的にピンチになる!?!?

もう全然ほんわかじゃないじゃんー!!!大変!!!(←褒めてる)