【あぐり】感想ネタバレ第104話 理恵が誕生。エイスケは別荘を購入。お金に苦労の無い生活

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第104話

昭和14年7月8日、あぐりは三番目の子供理恵を出産。

あぐりは子供たちを連れて岡山の望月家へ。
理恵との初対面に健太郎は大喜び。

健太郎はあぐりの美容院は最近どうかと気遣う。
健太郎も苳子から最近はパーマネントが敵視されていることを聞いていた。
あぐりの美容院は岡山支店も順調。
しかし山口県ではパーマネント機械が禁止になった。
パーマネント無しの美容院を考えないといけないとあぐりは考えている。

磯辺とも久しぶりゆっくり話すことができた。
磯辺は御大が最近元気が無いと心配。
勇造が後を継ぎ隠居したせいもあるだろうが光代がいないせいではと気にかけている。

そこに勇造が戻って来た。
勇造は御大がすっかり板についた様子。
勇造が後継者となり望月組は安泰。

 

ある朝、あぐりが開店準備をしているとエイスケが突然美容院に入ってきて子供たちとドライブに行こうと言い出した。
エイスケが株で儲けた高級車に乗って箱根へ。
着いた場所は縁側から素晴らしい景色が望める別荘だった。
エイスケからあぐりと理恵へのバースデープレゼント。
和子の喘息にもいい環境だ。

あぐりは驚くが、
「これでいいのかな?私たちこのままでいいのかな?」
とつぶやいた。
あぐりは欲しい物は何でも手に入る生活ができているが何か虚しさを覚えていた。

東京に来たばかりの時はお金が無くて苦労したが楽しかった。
今はあの時みたいに楽しくない、何かが足りない。

「君は何も変わってないよあぐり」
後ろを振り返るなんてあぐりらしくないと言うエイスケ。
「立ち止まるなよ」
「僕のことは気にしなくていいから」

 

昭和15年(1940年)初夏。
燐太郎は新作を出版しなかなかの評判。

カフェ・セ・ラ・ヴィではバーテンダーの高山は、燐太郎の優しさが溢れた作品だとエイスケの小説を褒めるが燐太郎は浮かない顔。

燐太郎はエイスケが株で大損したらしいという噂を聞き気にしていた。
高山によると確かにその噂は本当で、エイスケは新進気鋭の画家 緑川靖子に相当な借金をして株につぎ込んでいるらしい。
緑川靖子はつまりはエイスケの女。
兜町の人間にはエイスケが靖子のアトリエに入り浸りだと言うもっぱらの噂。

 

 

緑川靖子が衛末kに
兜町の噂ではエイスケは靖子のアトリエに入り浸っているらしい。

光代は衛末kに最近顔色が悪いと心配する。
エイスケは光代にバイオリンを聴かせてほしいとお願いする。

上達した光代のバイオリン。
エイスケはバイオリンを習っているのは片桐先生が好きだと勘違いしていたと謝り光代のバイオリンを褒めた。

照れながらも光代は喜んでもう一曲演奏。
バイオリンを弾く光代を見つめながら何かを思うエイスケだった。

久々の岡山のメンバに癒される

第三子理恵が生まれ、あぐりは望月家へ。

しおさん、久々の登場。
会えて嬉しかったわ。
健太郎さんとの安定のやりとり。

こういった脇を務める俳優さんたちの腕の確かさを実感…!

磯辺さんにも妻五郎にも会えたー!

この久々の望月家は視聴者へのプレゼントかなあ?
なんか、和む。
癒されました。

勇造さんもすっかり御大として、活き活きとお仕事頑張っている様子。
妻五郎さんに頼まれて車のメンテもできているみたいですねえ。
よかったよかった。
望月家安泰。

ただ、世の中はパーマネント敵視が浸透してしまっている様子。
山口県ではパーマネント機が禁止されたと…。
禁止ぃぃ!?
そんなことまで取り締まってて、当時の日本、ヒマ!?

しかし、いろいろ今の息苦しい感じにそっくりだわ…と昨日に引き続き思う…。

 

エイスケさん、別荘購入

岡山の望月家はやはり視聴者へのサプライズだったのか?

次のシーンは何の説明もないままいつもの美容院のシーンに戻っちゃってたのでビックリ。
いつにない唐突さ。
ナレーションも入らずだったのは珍しい。
何かのミスかと…www

 

エイスケさんはいきなり「ドライブをしよう!」と、子供たちを車に乗せてあぐりを連れ出します。
いきなり有無を言わさずって…あぐり、予約は無いのか?と気になってしまったww
他のスタッフもビックリですよねえ。
でもエイスケさんだから、そういうことはありがち?フォローは慣れているのかもwww

しかしあぐりは美容師の服装のまま車に乗って行ってしまった~。

辿り着いた別荘は縁側から絶景が臨める。
すごーーい!
家自体も広ーーい!
和風建築が素晴らしい。
箱根のどのあたりなんだろうか…。
旅館とか使ってロケしたのかな…??

しかもコレ、衛末kさんからあぐりと理恵ちゃんへのプレゼント。

エイスケさん、とんでもなく儲かってるんだなあ。
羨ましい。
私もこんなプレゼントされたい…。

 

エイスケさんんとあぐりの気持ちはすれ違い…?

エイスケさんは、あぐりの昨日の説教にもそのまま答えずなのね。
直接対決は無し。

あぐりといい、エイスケさんといい、いかにもそんな感じだけど
お互いについて突き詰めた会話はしないのね。
だからこそ、あぐりとエイスケさんは離れているようだけどつながっているという独特の距離感を保っていたわけだけど。
しかし、こうなるとお互い心の殻が固くなってしまって

あぐりはエイスケさんが小説を書かなくなってしまったことを寂しく思っているまま。

自分の美容院も成功し、
エイスケさんも株で利益を上げて
お金に困ることはないけど何か足りないと言うあぐり。

この感覚はバブル後の世の中の人々に、共感を得ようとしているように感じる。
バブルが崩壊し、以前のように豊かではなくってしまったけど今の方がいいんじゃない?みたいな。

ただ、そういうのもキレイ過ぎじゃね?とも思ってしまう。
持てるなら持ってていい。
心の余裕を持てるかどうかはお金があってなんぼだと思うし。
お金があると心を失うみたいに必ずしも言わなくていいかなあ~と。
それは90年代のバブル崩壊も越え、2000年代のリーマンショックも越えた令和の今の感覚かもwww

 

ちなみに、あぐり、東京に出て来た時お金が無かったけど楽しかったと言ってました。
森潤がすき焼きをやろうと鍋と豆腐だけ持ってきたときに大変だったと言ってましたが…。
あぐりに「大変だった」と言われるとは!爆

あぐりはなーんも考えずに、質屋を着物を持って行けばお金が自動で引きだされる場所だと勘違いしてたぞ?とwww
知らぬが仏でお金が無くても平気だったぞ。
それで尻拭いは全部御大だったし…www

ヒロインの「お金が無くて大変だったけど楽しかった」って言葉に
「へっ?そんなことあったーーー???」ってなるのも珍しいwww

中身は決して空っぽだったワケじゃないけど、
あの描写は苦労じゃなかったよね笑

貧乏をもろともしない世間知らず過ぎる鈍感過ぎるあぐりと最終的に全てを解決できる極太実家望月家っていうのが
マンガみたいで面白かったなあと思ってたんだけどwww

一応あぐりさんは苦労していたらしい…としますwww

 

エイスケさん、光代さんのバイオリンを鑑賞

エイスケさん、顔色悪いらしい。
ひっそり薬も飲んでいましたねえ…。
心配。
今週のタイトルがタイトルだけにいつ来るか!?と気持ちがザワザワしちゃう。

そんなエイスケさんは光代さんのバイオリンを聴きたいとリクエスト。
普段と違う珍しい言動は、虫の知らせ…?とザワザワ。

 

光代さん、バイオリンが随分上達しました。
弾いてないけどwww

エイスケさんは光代さんの上達ぶりを絶賛。
てっきり片桐先生を好きだと思ってたけどちゃんとバイオリンが好きだったんだねとwww

いやエイスケさん、光代さんは片桐先生のことも好きよ。
但し、推し活www

ここの推し活の感覚、確かに97年当時は理解が無かったと思います。
この頃のマダムたちが追っかけなんかしたら、はしたない!みたいにまだまだ言われていたと思います。
まだエンターテイメントが今ほど身近じゃなかったしね。
推し活もそうだし、いまさら新規のお稽古事を始めるとか学ぶとか、まだまだナンセンスと言われていた時代でした。

褒められた光代さんは照れ臭いようなお顔をして可愛い。
光代さん自身も、その気持ちをハッキリ言葉で説明できないけどエイスケさんに受け入れて貰えた嬉しさが溢れていましたね。

と同時にエイスケさんのなんとも言えない孤独も見えた気がします。
光代さんの思いを理解できたと共に、自分はすぐに気付くことができなかったことに置いてきぼりになった感覚。
感性が勝負の文士エイスケさんとしては…。

エイスケさん、投資に走り、女を作り…
いろいろやらかしてるのは、とてつもなく孤独だったんだろうなあ。
あぐりは書くことしか心を埋められないと言っていましたが
エイスケさんの中では、書くこと自体にも限界を感じていたのかもしれない。

その横で燐太郎さんは相変わらずコツコツと書き続けているし…。

エイスケさんは感覚が鋭い分、苦しかったんだろうなあとも思います。
どこに行っても受け入れられず、何に対しても夢中になれない苦しさで一杯。

こんな心理状態でいたら、ジャブのようにストレスかかってきますよねえ。
寿命縮んじゃうよ…。