【あぐり】感想ネタバレ第70話 あぐりとエイスケは淳之介を迎えに岡山へ

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第70話

昭和3年師走。
半年間の自宅療養を続けたあぐりはすっかり元気になった。
息子の淳之介を迎えに行くためエイスケ共に岡山に向かう。

新聞にはチェリー山岡の記事が出ていた。
チェリー山岡が日本初のマネキン倶楽部を設立したという記事が載っていた。

美容室への復帰が待ち遠しいのではとエイスケが聞くが、あぐりはそう乗り気でもない様子。
療養が長かったせいか、皆に置いて行かれてしまったような感じがして美容院が遠い存在のように感じていた。
あぐりはしばらく岡山で暮らそうと考えていた。
そのうち岡山にも美容室ができるだろうから、そうしたらそこで再び修行を始めればいいと考えていた。

岡山に到着したあぐりとエイスケ。
元気そうなあぐりを見るなり、妻五郎と磯辺は涙を浮かべて喜んでくれた。
あぐりは2人にしばらく岡山に滞在したいと考えていると伝える。

しかし、望月家では、勇造の結婚が決まり、エイスケとあぐりの部屋を譲ってほしいと言われてしまう。
さらに、エイスケの姉・苳子も妊娠していた。
苳子は里帰り出産の予定。
勇造の結婚に、苳子の里帰り出産にいろいろ忙しくなりそうだと嬉しそうに話す光代。
あぐりは、岡山に留まりたいとは言い出せなくなってしまった。

川村家を訪ねたあぐりは美佐に相談。
すると美佐は、何カ月いなかったところに復帰するのは誰もが気後れするのは当たり前
一度決めたことをコロコロ変えるのはあぐりらしくない。
前に向かって突き進む方があぐりらしいと美佐はあぐりの背中を押した。

あぐりは、東京に戻り再び山岡美容室で働くことを決心した。

 

無事に山岡美容室に仕事復帰したあぐりは忙しい毎日を過ごしていた。
そんなある日、山岡美容室に健太郎から電話が。

あぐりが実は岡山に留まるつもりだったと磯辺から聞いた健太郎は、あぐりを心配して電話をくれたのだ。
何も心配しないですぐこっちに帰って来いと言う健太郎。

しかし、あぐりは岡山に行って自分が皆に甘えていたことに気付いたと言い、
絶対に日本一の美容師になって見せると笑顔で答えた。

あぐり、岡山で修行?

今日はいろいろと設定?というか、細々としっくりいかないことがちょいちょいあるわあ。

あぐり、岡山に帰ったら暫く岡山に滞在したいと話していましたが…
このタイミングでえ!?
だからやっぱりそれ、退院してすぐやればよかったじゃん???

あぐりが東京にいないと山岡美容室のメンバーと絡ませられないからなんだろうけど、
(絡ませたにしてお昨日のアレだけだけど…www)
病人あぐりを風来坊のエイスケさんと二人きりで住まわせること自体ムリがあるんだよお~。

あぐりの東京での療養、意図が分からないなりにもこっちとしては
エイスケさんに会えなくなると心配だから留まってるのかなあ~?
夢でやきもち焼いてたし?
と自分なりに脳内補完してあげていたのですが、
今日のあぐりは、岡山に留まって、
そのうち岡山に美容院ができたらそっちで弟子入りしようかってくらい長期滞在するつもりらしい。
一体どういうつもりなんだ??
エイスケさんと別居覚悟でいるのか??
どう取っていいのか混乱。

これもこの夫婦ならでは!?!?
お互い自由気ままだけど、2人でいたいときは絶対にいたい2人だと思ってたのになあ…。

 

1年近くの療養で、
美容室が遠のいちゃった気がする…というあぐりの気持ちは分かるけど、
なんか見せ方が不思議なんですよね。

これやりたいなら、
やっぱりあぐりを退院後すぐに岡山で療養させて
すっかり岡山モードになってるところにチェリーの記事を目にした方が刺さる気がするわ。
当時の岡山からすると東京なんて別世界ですもんねえ。
自分が美容師の卵として山岡美容室にいた日々も夢のような話に思えて来ているところに
前進し続けているチェリー山岡の記事を見て、
チェリー先生も山岡美容室の皆も遠く眩しい存在に見えて気が引けてしまう…って方が。

そのくらいの心境の方が、
東京に戻ること自体も気が引けて来て
私は岡山で美容師でもいいかなあ~エイスケさんとは離れ離れになっちゃうけど…
くらいに東京の雰囲気に当てられちゃって弱気なあぐりとして
しっかり理解できたんだけどなあ…。

 

勇造も苳子も丸く収まる

勇造さんも、苳子さんも、明るくなってました~。

勇造さん、結婚が決まって、すっかり覚悟が決まったようで、明るい笑顔になってました。
よかった。

勇造さんの婚約者は岡女の卒業生であぐりのことをよく知っているそうです~。
岡女では「あぐりを知らない者はモグリ」www

でも、あぐりが義姉だと知ったらその人は気楽だろうねぇ。
あのあぐりさんが嫁やれてるならお姑さんは優しい人だろうと期待できるーって。

苳子もいきなり陽気になってました。
意地悪役からいきなり明るく思いやりある義姉に豹変!
よかった、だから貴理子さん起用だったのねえ~。

妊娠した途端にお姑さんが優しくなったということですが、
妊娠するって、この時代いきなり無敵になるのねえ。
しかし、これで女の子だったらまたお姑さん機嫌悪くならない?
ともちょっと気になってしまったwww

明るくなった苳子さんに対して
「どこか体の具合でも悪いんですか?」
と言っちゃうあぐりは、さすがあぐり。
だから何事も平気なんだな、あぐりは…!

 

健太郎パパはやっぱり優しい

なんだかんだ言ってエイスケさんの小説を見てるwww
可愛い。
内容結構読んでくれてるー。
あぐりが最初の1行に対して随分と読み進んでいる様子だよ~。

健太郎さん、さすが望月組を取り仕切る御大だけあり、器が大きい。
なんだかんだ言って、頭が柔らかいですよね。

エイスケさんのことを案じながらも受け入れている様子。
そして、あぐりのことも。
「髪結いの奉公」という既存のイメージを健太郎さんなりに少しずつ修正して理解している様子ですね。

そして、女性が稼ぎ頭になるという夫婦関係も、ありなのかも…というところまで理解。
この時代の旧家の人間にしたら、なかなか頭が柔らかい方なのでは?
さすが…!!!

そしてあぐりにも優しいしね…。
最高に素敵なパパ!!!

 

美佐さんはあぐりの背中を押す

川村家には、すっかり妹弟が影も形も無くなったな。
妹は無事に卒業できたのか?
弟は、高等教育を受けられたのかしら??

美佐さんは、いつでもあぐりの背中を押す役ですね。
天然キャラだけど、なかなかいいこと言う。

美佐さん、あぐりがお友達のフランス人形の髪の毛を切っちゃった話をしてくれました。

あの時から美容師に憧れていたのではという美佐さん。
かわいいと思ったから髪を切ったんでしょ?
それについては自信があったんでしょ?と言いますが

あぐりがそこまで美に関してこだわりにあったなんて、
私ちっとも知らなかったよ…!

 

ところで、あぐりが長期療養で気後れする気持ちはすごくよく分かるけど、
山岡美容室を辞めようとまで思っていたと言うのも、私ちっともで!www
帰りの汽車でエイスケさんにわざわざ言うのもビックリしたよお。

本日の見どころは、淳之介と戯れる妻五郎さん、磯辺さん!

あぐりが、山岡美容室のことをどう思っているかについて、
よく分からないなあ~
そこまで深刻に思ってたの?なんでそこまで?
とモヤモヤする感覚がすごーくあった本日の回でしたが、
でも妻五郎さんたちには癒されました~。

淳之介とかくれんぼしていて頭ぶつける妻五郎さん、可愛い。
淳之介をだっこする磯辺さん可愛い。
そして淳之介の頑固に困った顔をする妻五郎さんと磯辺さんにキュンキュン。

このシーンは朝から癒されました~。

さらにあぐりの顔を見て、「元気な顔を見られて何よりじゃ!」って涙を浮かべて涙する、
このおっさん2人、なんて愛くるしいことっ!!!