『あぐり』あらすじ（ネタバレ）第７１話
年が明け、昭和４年正月。
病気が回復したあぐりは山岡美容室で仕事復帰していた。
そんなある日、健太郎が上京してきた。
健太郎が上京してきた理由は、今後のことを話すため。
夢だけでは生きていけない、現実を見据えないとという健太郎は、
あぐりとエイスケが自活できるように、
20年前に既に購入してあった市ヶ谷の土地にあぐりのために美容室を建ててくれると言う。
建築費も全て健太郎が出してくれる。
これが健太郎がエイスケとあぐりに残してあげられる全ての財産。
チェリー山岡もあぐりの独立を快く認めてくれた。
あぐりの夢が着々と現実味を帯びてきた。
そんな中、北海道に住む千代子の父が美容院を訪れた。
千代子には縁談話が持ち上がっていた。
千代子の父は結婚を進めるが、千代子はどうしても美容師になる夢を諦めたくないと拒み続けていた。
そこで千代子の父はチェリーの意見を聞きに来たのだ。
千代子の幸せのためにはどちらを選んだ方がいいのかと。
チェリーは、千代子の幸せを思うなら結婚して家庭に入られる方がいいと伝えた。
あぐりは、チェリーに千代子を辞めさせないでほしいと訴える。
千代子は北海道で美容室を開くのが夢だと訴えたが、
チェリーは結婚したほうが幸せになれると言ってあぐりの話は聞かず。
あぐりは千代子のことが気になって、自分がお店を出せることが手放しで喜べない気分に。
そんな様子を見たエイスケは、あぐりの店で千代子を雇ったらどうかとアドバイス。
翌日、チェリーは新しい内弟子を入れた。
さっそく千代子の後釜を連れてきたとざわつく辰子達。
千代子も一人泣いている。
チェリーのやり方に反発したあぐりは、チェリーが千代子を見捨てるなら自分の店で千代子を雇うと言い出した。
チェリーは千代子の幸せを考えて、だからこそ千代子の限界を見て結婚の方が向いていると勧めたのだ。
「それが一生懸命勤めてくれた千代子さんに対する精一杯の親心でしょ！それが私の愛情なの！」
チェリーは涙を浮かべながら言った。
そしてさらにチェリーはあぐりに千代子の将来についてどれだけ真剣に考えているのかと問いかけた。
自分の周りに集まってくれる人皆の幸せを考えるのが経営者の仕事。
「あなたにそれができるの？」
「できないならお店を持つのは諦めなさい！傷つけるだけよ」
チェリーの言葉が、あぐりの胸にずっしりとこたえた。
しかしあぐりにとってさらに経営者の厳しさを思い知らされる出来事が子の後すぐに起こる。
実家が太いって強い…！！！
いいなあ～あぐり。
実家が太いと、すぐに独立できる～。
羨ましい。
でも…でもでも！
今のあぐりの状態ではどう見てもとても独立できるとは思えないんだけど。
だってまだ見習いレベルでしょ？
内弟子期間の３年間が満了しただけで。
まだろくにお客さん持ってないと思ってたしなあ。
まだシャンプーと、最後の仕上げくらいしかやってるところ見てない。
なぜかフェイシャルエステだけは見たけど…ｗｗｗ
雪さんがいないときに、お客様にレザーカット施してたみたいだったけど
アレも、チェリーがやった後に仕上げをさせて貰った程度にしか思ってなかったよｗｗｗ
もう今更あぐりがお仕事ドラマだとは思ってないので期待はしていませんが
せめてあぐりが、お客様を取れるようになったときのエピソードを見たかったよぉ。
あぐりが一人前の美容師として、一人のお客様の仕事をする姿が全く見られてないので
説得力がないったら！
コレじゃあ、御大が金の力で何でもかんでも思い通りにする、息子たちをただ甘やかす成金金持ちに見えるよｗ
ウィキペディアを見ると、吉行あぐりさん、実際に弟子入りして２年後には独立されているようですね。
確かに修行期間が短くても、本人にやる気と才覚が合って、実家の理解と財力があればあり得る話だと思います。
本人のやる気と才覚があれば！
きっと吉行あぐりさんは、熱心に修行されるタイプで頭の回転も良く実行力もある方だったんだと思います。
でも、ドラマのあぐりはただ世間知らずで無鉄砲、まだまだ幼いおバカちゃん設定だから、とても独立できるなんて思えないのよ…。
吉行あぐりさんの人物像に忠実に描いていれば、この早いタイミングの独立も自然に受け入れられたんじゃないかと思うよ。
元気でアグレッシブなタイプは、その代わりに知性を差し出さなくてはいけないっていう、
女性蔑視がベースにあるヒロイン像のおかげで、いろいろちぐはぐになって破綻気味だわ。
燐太郎が図面を引く…！？！？！？
あぐりの美容室の建設には、燐太郎さんが設計担当して下さるそうです。
エイスケさんがサラッと「燐太郎が図面を引いてくれる」って言ってましたが…
ええっ！？
なんで燐太郎さんが図面を！？
詩人なのに…。
全く分野が違うけど…。
ドイツで設計の勉強してきた知り合いがいるから、
その人の指導を受けて図面を引いてくれるって話ですが、
いや、いやいや…
燐太郎さん、あなたはその人を紹介してくれればいいから！
燐太郎さんがその人に教わってから図面書いてたら何年かかるか分からんじゃん！
なんでそんなことする！？！？！
実際にエイスケさんのお友達が図面引いてくれたの？
だとしたら、それはそれでいいからこの唐突感はやめてほしいわｗｗｗ
それになんで燐太郎さんそこまで！？っていろいろと余計なことまで考えてしまう。
千代子の幸せは…結婚！？
ところで今日のメインは千代子さんの話。
あぐりの独立の話があまりにも突っ込み満載だから千代子さんの話のツッコミになかなか到達できないじゃん！爆
千代子さんは、残念ながら誰が見てもドンくさいままだからねえ。
独立は無理だと思うねえ。
千代子のお父さんは、優しい人でよかったよ。
この時代の人にしては、有無を言わさずではなく、チェリー先生にも判断を仰いだ。
この時代の人だから、
独立が無理だろうと思われる千代子にとっては、結婚したほうが幸せとお父さんも、チェリーも
千代子は結婚したほうがいいと辞める方向で考えていましたが、
でも…結婚して幸せかどうかは、相手によるよ！と心配になってしまいました。
この時代、お見合いで勝手に決められちゃうから、当たりはずれが極端でしょ。
見合い相手に会ってから考えた方がいいと思うよｗｗｗ
それに、最終的に千代子が納得しないまま泣く泣く辞めて結婚するとしたら
何かあるごとに、美容師を諦めたことに対して後悔が募るよｗｗｗ
難しいことだけど、本人がきちんと納得するのを待つ方がいいわよｗｗｗ
しかし、千代子も千代子で、何か言われちゃあ泣いてるばかりでなあ。
幼過ぎるのよ。
今日も後釜が来たのを見て何にも言えずにただ泣いてるだけだったしなあ。
本気でやりたいなら泣いてる暇ないと思うんだけど。
４年間も修行したのにこんなに幼いままじゃ、やっぱり仕事はしないほうがいいかもね。
従業員の幸せを考えることが経営者の仕事 byチェリー山岡
全く考え無しのあぐりは、お友達感覚で千代子が辞めさせられることを同情。
厳しいと言われるチェリーの下で修業してきた割に、
仕事の厳しさ、業界の厳しさ、相変わらず全然理解できてないぞ、あぐりｗｗｗ
エイスケさんも、千代子さん雇えばいいなんて、余計な事言っちゃダメだよぉ～。
こういうところ、エイスケさんも所詮ボンボンの世間知らずよねえ～。
チェリーがさっそく新しい内弟子を入れると
雪さんも辰子さんも、千代子さんの後釜をさっそく入れた…！とコソコソ噂話をしますが
あれ？山岡美容室は人手不足だったでしょ？
それでざわつかなくてもいいのに…ｗｗｗ
新しい子がチェリーの修行に着いて行けるかどうかもまだ分からないんだからさ。
あぐりは千代子さんのことを同情して、チェリーに直訴しに行きますが、
あーうっとおしい！
幼過ぎる。
コレに対いてはチェリー先生ピシャッ！と言ってくれてよかった。
そしてチェリーは、皆の幸せを考えることが経営者の仕事だと言い、
あぐりに千代子を雇うなら、千代子の幸せも考えているのか！とチェリー先生はあぐりに迫ります。
チェリー渾身の、経営者としてのあぐりへの指導…。
しかし…ところでチェリーは従業員皆の幸せを常に考えてるって豪語してましたが…
チェリーがそうだったなんて、私ちっともｗｗｗ
私はてっきり、今回千代子さんのお父さんに「娘の幸せを…」って言われて始めて考え出したかと思ってたよｗｗ
雪さんの焼き鳥屋事件も、（あ！焼き鳥屋じゃなくて石坂和子の店に行ったのよね…。焼き鳥屋のインパクト強すぎて、そもそものことすっかり忘れてた笑）、チェリーが雪さんの幸せをきちんと考えていたら
もっと雪さんを傷つけない言い方したはずよ…。
しかし、おや？と思いながらも
「それが経営者の仕事よ！あなたにそれができるの！？できないんならお店を持つのは諦めなさい…！」
って涙ながらに言うチェリー先生には惹きつけられました。
経営者としての孤独と葛藤と…それらを封印しての断固とした言葉。
さすが名取裕子さん、気迫が違うわあ～。
そして、従業員全員がこのやりとりを盗み聞き…！！！
これじゃ、社長室も何もあったもんじゃない。