【おちょやん】感想ネタバレ 第66話 千代と一平は結婚して3年

『おちょやん』あらすじ(ネタバレ)第66話

 

 

昭和7年。
千代と一平が結婚してから3年経った。

千代と一平は一つ屋根の下仲良く暮らしている…と言いたいところだが…
一座の面々が毎日のように来ては飲んだくれ、その世話に明け暮れるのが千代の日課となっていた。

今日千代は芝居の前に岡安に一平と立ち寄る予定。
一平をたたき起こして朝食を食べようとすると一平はいつまでも来ない。
「いい話を思いついた」
と原稿用紙に向かっている。
岡安に一緒に行かないのかという千代に「俺の分もお家さんによろしゅう言っておいて」と一平は答えた。

その日は岡安のお家さんだったハナの月命日。
ハナは千代と一平の祝言を見届けてすぐに亡くなっていた。
道頓堀一筋70年の生涯だった。

岡安を訪れた千代。
一平が来なくて機嫌の悪そうな千代、しかし決して愚痴を言わない千代に
シズは「離縁し」と言う。
宗助はビックリしてうろたえる。
しかし千代は、それをきっかけに一平の悪口をまくしたてて不満を爆発。

毒を吐ききった後でシズと目が合うと、千代とシズはお互い吹き出す。

シズは、みつえもよく帰ってきて愚痴を吐いて行く。
千代にとってもここは実家と同じ。
我慢しないでいつでも弱音を吐きにきたらいいと千代を励ます。

 

千代は福富にも立ち寄る。
みつえと福助の間には息子、一福が生まれていた。

みつえは千代に子供は作らないのかと聞く。
千代はいつかはとは思うけど、今はそれどころではないと言う。
するとみつえは、そんなこと言っているとあっちゅう間に年取ってしまうと言う。
「あんた劇団と結婚したんちゃうねんで」

一方世界の喜劇王チャップリンの来日が決定。
チャップリン初来日のニュースには新聞がエライ騒ぎ、ファンも来日を首を長くして待っていた。
チャップリンは道頓堀に日本の喜劇を見に来るという噂だ。

鶴亀家庭劇の千秋楽の後、家庭劇の劇団員が集められた。
熊田はチャップリンの来日の折に、一番面白い劇団を見て貰おうと大山社長が考えていることを話す。
その候補は鶴亀家庭劇と須賀廼屋万太郎一座。

大山社長は次の公演で観客が多かった方の芝居をチャップリンに見て貰う。
須賀廼屋万太郎一座との一騎打ちだ。

「派手な兄弟げんかを存分イン楽しませてもらう」
大山社長からの言葉。

この話を聞いた千之助は台本も主役も自分がやると言い出す。
「あいつの首取るのはこのわしや」
「お前ら足引っ張るんやない!」
千之助は万太郎に対する競争心を露わにした。

本日は起承転結の「起」

このドラマ、見事にパターンが決まっていて1週間5回分がキレイに一つに話にまととまっていますね。
そして起承転結がハッキリ、クッキリ。

歯切れがよく見やすいつくりになっています。

ということで本日・月曜はまさに「起」の部分。

今週の案件が次々と投入されました。

 

  • 千代の結婚生活にについて。千代は劇団員の世話に追われ、一平は芝居のことしか頭になくて大変。
  • 子供はいつ?このままの生活では劇団員と結婚した状態の千代。
  • チャップリンの来日
  • 鶴亀家庭劇 VS 須賀廼屋万太郎一座 対決
  • 千之助さんの話

と今週の取り扱いテーマを明確に提示。

 

今週は千之助さんにクローズアップされそうですね。
須賀廼屋万太郎との確執の原因は何かが気になる。

 

千代の結婚生活は前途多難

芸能人の家庭って、どの時代でもそんなもんなのかも…。
特に演劇関係はねえ。

劇団仲間と芝居について語り合うのは楽しいだろうけど、毎晩毎晩では…。
お茶子やってた千代は、なまじ家事が上手いせいで皆が居ついてしまうwww

千代ちゃん、朝誰にお味噌汁飲ませてるんだい!笑

 

シズさんが実家と同じだからと言ってくれたのは心強いですが、そこで毒吐いて家に戻って相変わらずのワンオペっていうのも大変。
しかしこれが昭和のたらい前の家庭なのよねえ…。

 

子供の問題も。
みつえの「劇団と結婚したのと違う」っていう言葉、いいとこ突いてる。

千代ちゃんだけでなく、現代でも、忙しい毎日についつい自分の人生を後回しにしがちですが…そのあたりについても、いろいろメッセージを貰えるかもしれませんねえ。

今週も期待です。