【おちょやん】あらすじ(ネタバレ)第60話
ヨシヲが着けたマッチの火を老婆に扮した千之助が吹き消した。
そこに千代と一平もやってきて放火は寸でのところで止めることができた。
この件は、すでに大山社長とヨシヲの雇い主との間で話し合い決着がついた。
ヨシヲの仲間も、すでにこの件から手を引いて神戸に戻ってるハズ。
千代はヨシヲを岡安に連れて帰る。
「昔と変われへんなあ」
学校も行かないで毎日ヨシヲの面倒を見ていたと話す千代。
恩着せがましいと言うヨシヲに、今思うとアレが幸せだったのだと千代は言う。そしてヨシヲは騙されてるだけ、仲間と別れてここで一緒に暮らそうと千代は説得。
しかし、ヨシヲはあの人らのことを悪く言うなと千代い言った。
親分いてくれなかったら、自分は野垂れ死んでいたと言う。
「姉やんにとっての岡安が、俺にとってはあの人なんや」
ヨシヲは仲間に必要とされてるなら騙されても構わないと言う。
そして千代には「今更家族になんてなれない」。
「なれる!絶対なれるで」
千代は岡安の人々もどんなにヨシヲを歓迎してくれているか、岡安に一緒に住めばいいと話す。
しかし、ヨシヲは岡安の人たちがそうまで言ってくれるのは、千代が大事にされているから。
女優にもなってちやほやされてる。
映画の出演者に千代の名前を見た時に何とも思わなかったのは嘘だ。
本当は、なんで姉やんだけ上手く行ってるんだと腹が立って仕方が無かった。
俺を置いて出て行ったくせに!
姉やんがいたら、俺はこんなことにならなかったのに。
今回の仕事もただ鶴亀潰すためにやったんじゃない。
「姉やんを引きずり下ろしてやろうと思ったんや」
そこでヨシヲのお腹が鳴る。
千代は茶粥をつくる。
千代が支度をする間、ヨシヲは千代と過ごした子供時代を思い出す。
茶粥を一緒にすする千代とヨシヲ。
「どない?懐かしいやろ」
「よう、こねなもん毎日食うてたな」
もう昔には戻れない。
俺と姉やんはもう生きる世界が違うとヨシヲは言う。
「アンタは人の痛みが分かる優しい子や」
千代は、ヨシヲが栗子のために薬草を探しに行ったことを話す。
そしてさっきも結局火を着けなかったと。
「あんた迷ってたんやろ?」
「本当は誰かに止めてほしかったんじゃないの?」
そして千代は、これまでヨシヲを助けてあげられなかったことを心から詫びた。
「ほんまに堪忍やで」
そして千代はさらに、ヨシヲは何べんも人を助けていると話す。
千代は、岡安に来たばかりで辛かったときも、テルヲのせいで道頓堀を出て行った時も、京都で騙されたりした時も…いつもいつもヨシヲのことを思い出して頑張ることができたのだと伝えた。
ヨシヲと離れ離れになっていた13年間、千代を励まし続けてきたと。
「あんたはスゴイんやで、ヨシヲ…」
千代の話に涙を流すもヨシヲは
「あかん、これ以上いたら戻れなくなる」
と席を立った。
出て行く、ヨシヲに千代は母の形見のビー玉を渡した。
「お母ちゃんから貰ったお守りや。これ持って行き」
今までは千代が独り占めしてたから今度はヨシヲが守ってもらう番。
その代わりにいつか返しに来るようにと「約束な」千代は優しく微笑んだ。
立ち去るヨシヲ。
ヨシヲを見送りながら千代は言った。
「誰が何と言おうと、あんたはうちの自慢の弟や。元気でおって…。
どうか元気でな」
振り返らずにヨシオは言ってしまった。
一人ぼっちになった千代。
涙が止まらない。
足音が近づいた。
一平だった。
「あかん、引き取めんれられへんかった。うちはまた一人になってしもうた」
「一人やあれへん。俺がおる」
一平は千代を抱きしめた。
千代は一平の胸で泣きじゃくった。
今週もスゴイ一週間だった…!
毎週毎週、最後に泣いてるけどさ。
今週はもう、号泣、号泣、号泣…!
もう…なんか胸いっぱいでー!
なんだか整理がつかない思いです。
内容ももちろんだけど、役者さんたちの演技に圧倒されるし。
いやあ朝から、わずか15分だと言うのに、手を抜かない素晴らしいものを見せて貰ってるなあ~と。
ああ…うるうる…。
それなのに、マットンだし!
「ヨシヲって誰よ!?」だし!
「あの変ちくりんな婆さんに邪魔されただけ」だし!
笑いを挟むのを忘れない。
笑いの度合いもセンスいいし。
まさに泣き笑い。
千代、ヨシヲ気持ちが…痛い
もう今日はまた千代ちゃんとヨシヲのシーンが本気の演技のぶつかりあいで凄かった…!
もう言うこと無いわってくらい。
凄くて、凄くて、こっちも聞いてていろんな思いが逡巡。
いろんな気持ちがいっぱいいっぱいになって、胸いっぱいで、最終的には言葉が見つからないくらい心に刺さっちゃって…!
スゴイ!としか言えなくなる。
ダメですねえ…ブログ書いててこんなんじゃ。
でも、言葉を失うとはこういうことなのかと。
ヨシヲ、やっぱり千代に嫉妬してましたね。
姉やん、一抜けしてズルいなあ~いいなあ~って。
千代が出て行ったとき、テルヲ、千代に言われた「ウチがアンタを捨てたんや!」をそのままテルヲに言ってたんじゃなーい??
事情が分からないヨシヲにとっては、「姉やん」って呼んでも振り返らず走り去る千代の後姿に置いてかれたと思ったんじゃないかと容易に察しられますが、
テルヲが「ウチがアンタを捨てたんや!」って千代が言ってた~とぼやいていたら…。
ヨシヲにとっては、千代が言ったという言葉とあの後姿がリンクしてずっと苦しい思いをしていたんだろうと…涙。
そして、ヨシヲの言う通り、千代にとっての岡安がヨシヲにとってはあの人たちなのよね…。
千代はラッキーだっただけなのよね…。
当時はどれだけの人がヨシヲみたいな目に遭っていたのだろうと思うと…本当に社会福祉って大切だよ…。
ヨシヲ、千代が映画に出ているのを知って、なんで姉やんでけ上手い事行ってるって思ったって言ってましたが…今の我々もSNS鬱ってあるなあと!!
それに通じるなあとも考えさせられた。
千代も裏ではいろいろあるのに、表面的には見えないもんねえ…。
千代のお姉さんぶりも、気丈で気丈であるほど、ヨシヲにはうっとおしいという気持ちも分かる。
姉弟なのに、置かれた環境の違いでこんなに離れてしまう悲劇。
それでも「堪忍な…」ってなく千代に涙だよ。
お姉ちゃんの千代は、ヨシヲが言うこと、言うこと、全部自分が傷つけた、自分ができなかったせいだってそのまま自分を責めちゃうんだよね…。
幼い頃の千代とヨシヲのシーンも重なると、もう涙涙で。
毎田暖乃ちゃん、ホント、可愛いなあ~。
チビ千代とチビヨシヲ、2人が可愛いだけ苦しい哀しい。
ヨシヲ、表情にちゃんとチビヨシヲの面影を感じられるのもスゴイわ…!
ああ…!涙
それもこれもテルヲのせいだわ!!!
姿は現さないのに、やっぱりテルヲのクズとしての存在感は最強だわ!!!
千代はビー玉をヨシヲに渡す
千代は母の形見のビー玉をヨシヲに渡します。
ずっと勇気を与えて貰っていた母のビー玉。
心の支えだったビー玉を。
さすがお姉ちゃんの千代ちゃん、優しい。
そんなに大切なものを弟には惜しみなく与える…。
千代は、その代わりに返しに来てねとヨシヲを送り出します。
ヨシヲ、帰ってくるかなあ…涙。
いつかヨシヲが亡くなってその身元が分かる証拠がビー玉だったりしないか心配。
一平のギューにギュイーン!
もう、千代があんなに泣いてたら…!
ずっと千代が好きだった一平なんだもんね。
思わず抱きしめてしまう気持ち、分かるわ。
痛いほど伝わった。
一平、舞台の上でのチューも、感極まったんだな。
役者としてだけじゃなくて、千代への思いも重なって。
でもこのシチュエーションでの一平にはこっちもキュンキュンどころかギュイーーーン!!と来てしまった…。
一平は千代のことを、親に縁が薄い者同士としての共感して、千代の頑張りにずっと勇気づけられてきたんだろうねえ。
でいつの間にか、千代がいないとダメになってたんだろうなあ~。
花籠を送った人、紫にバラの人は一平なのかなあ…?
千代も、一平がいないとダメって気付いたんだろうなあ。
寂しい2人が、やっと見つけた寄り添える相手。
抱き合う2人に姿に、これまでの2人の孤独や寂しさが重なって…せつないったらないよ。