『おちょやん』あらすじ(ネタバレ)第4話
千代とテルヲが戻ってくるとヨシヲの姿が見当たらない。
翌日村の皆でヨシヲの大捜索。
千代がヨシヲを見つけるが、千代も迷子に。
足を怪我したヨシヲをおぶって山道を歩いているとお腹が減ってきた。
何やら良い匂いがする方に行くと、見たこともないものが。
口にしてみたらすごく美味しい。
夢中で食べていたら、養豚場のお爺ちゃんに見つかってしまった。
このとんでもなく美味しい食べ物はブタの餌用の食パンの耳だった。
養豚場のおじいちゃんに道を教えて貰って千代とヨシヲはどうにか戻ることができた。
千代はヨシヲを危険な目に遭わせた栗子に怒りメラメラ!
一方栗子の方はテルヲに子供たちを追い出すか、別れるかのどっちかを迫る。
栗子はテルヲとヨシヲを奉公に出したらどうかと提案。
その2人の会話を木戸の向こうで聞いていた千代は、テルヲがいない間に栗子を追い出そうと数々の作戦を実行。
そこへ養豚場のおじいちゃんがヨシヲに腹痛に効く薬草を届けに来てくれた。
おじいちゃんは、ヨシヲが「お母さんにやる」のだと言っていたと。
それを聞いた千代はハッとした。
実母の記憶の無いヨシヲにとってはこんな栗子でも初めてのお母さんだと言うことを…。
昨日から一転!今日はよかった!涙
昨日、残念ながらこのドラマは挫折しちゃいそうだな~。
作品のデキがどうこうじゃなくて自分の好きなジャンルじゃないなあという話をしていました。
笑いのツボが分からないという意味で。
真面目に見過ぎちゃって栗子が怖いし、千代の置かれた環境が辛すぎて…と。
でも今日はそれぞれの事情が見えてきて、よかった。
栗子もそう極悪人でもないみたい。
栗子には栗子なりの事情があってそうしないと生きて行けない。
そういう描写が出てきてホットしました…。
栗子は女郎まがいの“ドスベタ”!
ヨシヲ捜索中、お巡りさんと近所のおばさんが、栗子を責めてました。
こういう第三者にきちんと悪いことは悪い!って言って貰えたのもホッとした要因の一つ。
しかし、“女郎まがいのドスベタ”ってすごいインパクト。
“ドスベタ”って何?
初めて聞いた…。
テルヲの思いに…涙
トータス松本さんの演技はやっぱりいい味出してる。
クズなんだけど憎めない。
可愛らしさがあって何ともチャーミング。
ちょっとダメかなあと思ってたこれまでの3回分も、トータス父だからなんとか見られてた。
今日のテルヲ、千代まで迷子になっちゃって泣きわめきながら捜してる姿にキューっと胸が締め付けられました。
このお父ちゃん、奥さん死んじゃって寂しくて寂しくてたまらなかったんだなあっ!!
寂しさの紛らわしに、滅茶苦茶に飲んだくれて…ヘラヘラ笑ってたんだ。
あのヘラヘラは、もうこの先どうやって生きて行けばいいか分からないから…。
あまりにも絶望で、ヘラヘラ笑うしかなくて。
ヘラヘラがクセになっちゃってたんだ…涙
その能天気が、一気に崩れたのがあの瞬間。
2人に何かあったら…もう、一人なんだもんね。
これ以上、お願いだからもうやめてくれってなるよね…涙
そりゃパニックになるわ。
お金も無い。
まともに子供たちも養えない。
そんな甲斐性無しなのに、なんで栗子を連れてきたー?って思ったけど…。
なんか、すごーくよく分かった。
寂しくて寂しくて仕方がないから、寂しがってる栗子に共感して連れて来ちゃったんだねえ…。
寂しいと捨て猫ちゃんを拾ってきちゃうみたいに。
栗子のイケズがクセになってきた
栗子、昨日お腹に手をやってた。
どうも妊娠しているらしい。
そしてきっとテルヲの子供じゃない。
今日のテルヲと2人の会話、栗子の表情一つで栗子の事情が分かりました。
栗子の、テルヲに「別れるって、その体でどーすんの?」って聞かれて「また別の男を見つけるからいい」って答えた時の寂しそうな表情が印象的。
“その体で”っていうの、やっぱり妊娠中ということよね。
栗子は、お腹の子の父親に捨てられて、そんなところに現れたテルヲにすがるように来てしまったと言うことか。
でも“女郎上がりのドスベタ”だから(笑)素直になれない。
栗子が千代とヨシヲに冷たいのも、自分と自分のお腹の子供のための居場所を作ろうとして必死なんだわ。
栗子の背景に気が付いたら、栗子のイケズが健気でクセになってきた…!(笑)
でもでも、そんなだったらテルヲ、きちんと皆に説明すればいいのに!
栗子も可愛そうだから連れてきた、寂しい者同士、皆で寄り添って生きて行こうーーーーって!
そう説明すれば、お互い仲良くなれたんでない?(笑)
でもそんなことするとモデルの浪花千栄子さん通りに9歳で奉公に行けなくなるからダメか。
あ!でもテルヲはそんなことさえもできない甲斐性無しだから、あんなボロ小屋にしか住めないのか!
それも納得www
浪花千栄子さんの子供時代、ネットでチラと見ましたが、相当酷いみたいですよね。
ブタの餌は実話みたい。
ブタの餌のレベルももっと悲惨だったと思います。
整合性を保ちながら、どうにかドラマで見せられるようにする、テルヲと栗子の行動にも視聴者が共感できるようにするとしたら、テルヲと栗子の様子は、確かにコレが最善の形だと思う。
それにしても、リアルはもう想像を絶する。
本当によく乗り越えられたなあと尊敬しかないわ。
ヨシヲが可愛い!!
ヨシヲ、カワイイーーーっ!!!
幼いのに演技上手!
ってか、いかにも幼い、ぽわわーんとしたアノ感じは…アレは演技!?
どこまで演技なんだろ!?!?
どっちにしてもあの“子供らしい子供”の状態をカメラの前でやれてるの凄いんじゃない?
『いだてん』の金栗四三さんの子供役の男の子も素晴らしかったですが、それに匹敵。
ちなみに勝次君も同じく素朴で子供らしくて可愛い。
ヨシヲが腹痛の薬草を栗子に渡したときの.純真さは…健気。
ヨシヲ、お母さんできて嬉しかったんだね…涙涙涙
毎田暖乃ちゃんの演技に…涙
そしてもちろんピカ一の演技を見せてくれるのが毎田暖乃ちゃん。
凄いよ、この子!
演技が活き活きしてる!
表情が豊か!
目力がある!
目が物を語るってよく言いますが…いかにも!
瞳に吸い込まれてしまいます。
ブタの餌のパンの耳を夢中で食べてる時の演技、胸につまった感じとか芸細かいし。
栗子に敢然と闘いを挑むときの目は気が強いー!
その一方で、先生に学校はもう行かなくていいやって言うときの表情は、繊細で。
よくこの本音と建前の違う演技を、微細に表情に変化をつけて…感心!
役柄と千代の事情を深く理解しているなあ~小学生なのに凄いなあって。
だからって、小器用にやってるのではなく気持ちが入ってるしね。
そしてヨシヲが栗子に腹痛の薬草を取るために家を出て迷子になったと悟ってハッとした顔!
いやあ~凄い!!!
しっかり者で、機転が利く、察しの早い千代はヨシヲの気持ちに気付いてしまった。
ヨシヲは自分ほど栗子を嫌がってない…。
千代、どこにも居場所が無いね…汗。
明日以降、栗子の事情も千代に見えてきて最終的には千代が身を引く形で奉公に出るということになるのか…。
そしてヨシヲがこの前言ってた「お姉やんはお母ちゃんとは違う」は、この伏線…。
幼くて可愛いヨシヲから発せられた残酷な言葉…。
ああ面白くなってきた!
ってか、私がやっと面白みに気付いたって事かっ!!