【おちょやん】感想ネタバレ 第76話 初登場の松島寛美は、藤山寛美

『おちょやん』あらすじ(ネタバレ)第76話

 

昭和12年の年の瀬。
テルヲが亡くなって5年が経ち、千代は30歳になった。

この年の夏に始まった日中戦争では日本軍は勝ち続け、日本中は戦勝気分に沸いていた。

千代は岡安へ。
テルヲの借金をやっと完済。

鶴亀家庭劇では、戦争を題材にした愛国物「頑張れ!集配婆さん」が大好評。
その芝居を観たいと岡安にも客が来ているとシズも喜んでいる。

千代は一平との仲は相変わらず。
2人の間に子供はいないが、劇団の皆の世話に明け暮れる日々を送っている。

「頑張れ集配婆さん」は、
戦争に行った孫の代わりに郵便の集配役を買って出たお婆さんが活躍する話。
時勢に会った愛国物はお客さんに大評判で千秋楽も毎員だった。

 

千秋楽が無事終わり、楽屋に行くと部屋を物色している男がいた。
泥棒かと驚く千代。
しかし、泥棒ではなく、新派の一座の座長の息子、松島寛治。
座長である父が突然亡くなり、一座も解散。
鶴亀家庭劇で ひと月ほど寛治の面倒を見てほしいと大山社長に頼まれてしまう。

千代と一平は寛治を預かることにする。

 

 

テルヲロス?早く切り替えないと!

これはドラマのせいでもなんでもないんだけど、自分の中でまだ先週の空気を引きずっていて切り替えが難しいww
先週の千代とテルヲの対立があまりにもささってる証拠。
テルヲが強烈だった証拠。
あんなに嫌いだったテルヲに心奪われている証拠。

早く切り替えないとwww

朝、ながら見ではなかなか切り替えられず、録おちょしてやっと切り替えられた。
意外にもテルヲを引きずっている…。

 

時代は日中戦争

今週から戦争パートに突入ですね。
「澪つくし」と重なってきました。

同じ昭和12年でも澪つくしとおちょやんとでは印象が全然違いますね。
澪つくしはではもう昭和12年で既におどろおどろしい感じが出ていました。
戦勝に沸きながらも、なんとなく社会全体に不穏な空気がたちこめている感じが良く出ていた。

それに対して「おちょやん」ではまだまだ誰もピンと来ていない状態。
作り手に戦争を経験している人がいるのと、いないのとの違いかなあと。
それと今の時代のタッチと。
澪つくし、いかにも昭和でドラマ通していまよりどんよりしてるもんねwww
あと描きたいところはどこかでも違うし。

澪つくしのメンバーの方がインテリ層だしね。
これはまずいんでは?と勘付く人が澪つくしの層の方が多かったってこともありますね。

 

千代と一平の家にところに転がり込む青年。松山寛治

今週から新キャラ登場。

松島寛治という男の子。
年齢設定としては高校生くらい?

この子、名前からして藤山寛美ですよね!

高校生の頃大阪旅行をしたとき松竹新喜劇を観ました。
当時、ちょうど演劇に目覚めたところだったので生の演劇を観てみたくて。
でもやっぱり子どもだったからお芝居の内容の殆ど理解できてなかったと思うし中身も全然記憶に無い。

でも藤山寛美さんの演技には釘付けになったのを覚えています。

松竹新喜劇が何なのかとか、藤山寛美さんがどんな人なのかとか全然予備知識無いままでみたのですが、とにかく焼き付いた!

そんな、藤山寛美さんと松竹新喜劇の歴史の流れを見ることができるのねと、これからが楽しみ。

 

寛治の存在、千代はちょっと嬉しそう

寛治が転がり込んできて、千代はちょっと嬉しそう。
元々お母ちゃん気質だからね、千代は。

何かと世話がかかる寛治に、千代はお母ちゃん気分になってますね。

寛治を歓迎して、ご飯をしっかり作っていました。
さすが、しっかり者。
忙しいのに何品も作ってすごいわ。

先ほどおちょやんの公式ツイッターでこの献立出てました。

  • ぶりの塩焼き
  • えびいものあんかけ
  • 卵焼き
  • 水なとお揚げのたいたん
  • お漬物
  • きのことかぶらのお味噌汁

えびいものあんかけ、ゆずを散らしているのも上品な。
このテキパキ感と柚子を散らしちゃうセンスは岡安仕込みですね。さすが。

 

張り切って手伝おうとする寛治は、おひつのご飯を運んだときにひっくり返してしまいます。
このご飯、後で洗って、また食べるんだよね。
万太郎さんと千之助さんの卵のネタといい、食べ物のアクシデントの後のフォローがきちんとあるの、素敵。

 

千代にとっては、寛治の登場は新鮮でいいことのようだけど、一平と2人の夫婦関係にとってはビミョーかも。
一平も千代にお母ちゃんを見ているところもあるだろうしね…。