【おちょやん】感想ネタバレ 第106話 千代は子だくさんのお母ちゃん

『おちょやん』あらすじ(ネタバレ)第106話

ラジオドラマ「お父ちゃんはお人よし」の読み合わせが始まった。

「お父さんはお人よし」は大阪のとある町で果物屋を営む夫婦と12人の子供たちが織り成すホームドラマ。
12人の子供たちは東海道線の駅名にちなんでつけられている。

人数が多過ぎて、千代は出演者の名前と役名がなかなか一致しない。
花車も、他の皆も大変そう。
一番末娘が「お父ちゃん、お母ちゃん、新子です」と挨拶してくれたことで、
千代はお互い役名で呼び合うことを思いつき皆に提案。
その方が覚えやすいし本当の家族みたいになる。

「ちょうど今僕もそれ言おうと思ってたんや」
「調子いいなあもう、お父さんは」
さっそくの千代と花車のやりとりに皆の雰囲気が和んだ。

そんな中、長女・京子は余裕のない様子で脚本を読んでいる。
京子はこのドラマが上手く行かなかったら所属の映画会社をクビになるかもしれない瀬戸際だった。

 

ちなみにこの当時のラジオドラマは生放送が当たり前。
しかし声だけだから台本を見ながら芝居ができる。
セリフは覚えなくても大丈夫と乙子は言うが、
千代は台本を読むのと芝居をするのとでは何か違う気がすると言う。
すると脚本家の長澤が「竹井さんの言いはる通りや」と言った。

1から10まで台本に頼ったままではいい芝居ができない。
文字を追ってたらできない間や呼吸を、音でしか伝えられないラジオドラマだからこそ大事にしてほしい。
「藤森家はほんまにおる家族なんやて、そない思わせるくらいの芝居で日本の家庭をあったこうしてほしい」

 

家に帰った千代は、春子に相手をしてもらって役名を必死に覚える。
大変がる千代。
しかし栗子は笑顔で突っ込んだ。
「嘘言い。いっこもえらいことには見えへんで。むしろ楽しそうや」
「そうだすな。なかなか覚えられへんのも、何や楽しい」
千代は笑顔で答えた。

ラジオドラマ「お父さんはお人よし」の放送開始は新聞記事にも取り上げられた。
鶴亀新喜劇や、岡福の人々にも千代の出演が知られることとなる。

みつえはラジオ局に行って千代の居場所を聞いて来ると言い出すが、シズは、そっとしておけとみつえを思いとどまらせた。
みつえが来たら、千代が思い出したくないことも思い出してしまうかもしれない。
今はまだそっとしておいたほうがいい。
「だんない。会えるようになったら向こうからじきに帰ってきますよって」
宗助の言葉に、みつえは頷いた。
「その時はまたおいしいうどん食べさしてあげるわ」

一平は相変わらずスランプ。
また一から台本を書き直すと言って聞かない。
今まで通りのことをやっても一度離れた客は戻らない。
もっと観た人の心をわしづかみにするような何かが欲しい。
何十年後もお客さんが笑ってくれるような、本物の喜劇をつくりたいと焦る一平。

 

いよいよ「お父さんはお人よし」の放送開始当日。

控室で、役者たちは緊張でピリピリ。
幼い横之介と一郎の二人が水の入ったコップを奪い合いケンカに。
2人を止めようとした新子のスカートに水を掛けてしまった。

仲裁に入る千代。
「新子に謝り」
意地を張って謝れない2人に
「ほなお父さんが謝るからよう見とき」
花車にお手本を見せてと言った。

「堪忍」
花車が言うと「声が小さい」とすっかり仕切る千代。
最終的に皆で手を合わせて大きな声で一同「堪忍」。
皆で笑い合った。
おかげで皆の緊張がほぐれた。

それでも緊張したままの京子。
千代は京子の頬に両手を当てて温めてあげる。
「あったこうて落ち着くやろ」
「女優なんやさかいちょっとでもキレイにして笑てな」
「おおきに、お母ちゃん」
京子に笑顔が戻った。

千代たちはスタジオに入る。
放送開始の秒読みが始まった。

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千代に笑顔が戻ったーーー!!

千代ちゃんに笑顔が戻って本当に嬉しいいーーーー!

アバンの千代ちゃんのカメラ目線の「多すぎるわ!」の苦笑が嬉しくて、嬉しくて…。
その笑顔見ただけでウルっと来てしまいましたー。

先週のラストの回も涙でしたが
こっちの方がかえってグッときちゃいましたよ。

やっぱり千代ちゃんには笑顔でいてほしい。
千代ちゃん、前の千代ちゃんに戻った、笑顔が戻った~と。
千代が立ち直ったことが実感できて本当に嬉しくなったわあ。

 

千代、栗子、春子の三人所帯が嬉しい

千代は、春子を相手に皆の役名を覚える練習をしていました。
千代が本当に嬉しそうでジワジワとこっちも嬉しい。

千代、栗子、春子の三人暮らしは、これまでも静かで穏やかなものでしたが、千代に希望が出てきて、陽だまりのような温かさが加わってきましたねえ~。

ここにも温かい家族の団らんが…!
「お父さんはお人よし」がすでに一つの家庭を温かにしているよぉ…!!!

この三人の様子、栗子さんと千代ちゃんの関係。
見れば見るほど、その空気感が温かくて本当に癒されます。
言葉にない芝居が本当に素晴らしいわ…涙。
この三人を見ていると別に家族って血のつながりが無くてもいいじゃないかと心底思えてきます。
お互い寄り添って支え合える関係であれば、お互いにそこが居場所だと思えれば、それでいい。
ささやかでもそれが一番の幸せ。
それこそが家族だよと。

 

千代のラジオ出演が新聞記事に

「お父さんはお人よし」の放送開始についての記事が新聞に載り、「竹井千代」の名前も新聞に。
おかげで鶴亀新喜劇にも、岡福にも千代の復活が知られることに。

千代の復活。
しかもラジオ。
全国放送!

スッキリ!!!!
ウェーーーーーイ!!!
一平にマウント。
やった…!!!

千代ちゃんに笑顔が戻った。
栗子さん、春子ちゃんとの、三人の暮らしがいい。
ささやかだけど、それこそが一番の幸せ…なんてウルウルしながらも、
一平にマウントできた!ざまーみろっ!!と思っちゃう煩悩で一杯のワタクシwww

でもこれがないと!
八津さん脚本なんだから!
コレやってくれないと!!!

一平にはマウントできてよかったけど、他の新喜劇のメンバーにはこれで安心してもらえるわと純粋に嬉しかったわああ!!

そして岡福のシズさん、宗助さん、みつえちゃんの反応にもじんわりと涙。

みつえちゃん、本当に千代ちゃんの素敵な幼馴染なんだわー。
千代の記事見た途端、居てもたっても居られなくなってラジオ局に乗り込もうとして。
それに対してシズさんの思いやり。
合えるようになったら向こうから来るから大丈夫っと言ってくれす宗助さんには、みつえちゃんへの優しさと千代ちゃんへの信頼と…。
さすが岡福メンバー!

そしてこの岡福のメンバーが今の千代の人柄をつくっているのだなあとも。
しみじみと感慨深いわ。

 

一平は相変わらずスランプ

一平は相変わらず満足いく芝居を書けないみたいですねえ。
あのまま鶴亀新喜劇の客足が戻ってきていないということみたい。
ざまあ!とついつい思ってしまうー。

もっといい芝居を!
今まで通りでは客足がもどってこない!
何十年後も見られる喜劇を!
と息巻いてますが、
何十年後と言ってないで、
今の信用を取り戻そうよ???笑

アンタが信用失墜しなければスランプにはならんかったのよー!!!
自業自得よ…!
スッキリ!!

家に帰っても、一平は書斎に閉じこもりの様子。
灯子との仲もビミョーな様子みたいですねえ。
一平に気を遣うあまりのワンオペ育児の様子。
…ウッシッシ。
やっぱりあんなことしたら、結婚できても他の人からの信頼は無くなるからねえ。
自業自得だわ。
もっと不幸になれーーーー!と思ってしまう~www

でもこのタイミングで一平を不幸な状態で出してくるってことは、千代は一平と和解するんだろうか…?
和解しなくてもいいよー一平はそのまま不幸でいいよー。
すっかり感情的になってる自分がいるわ。

…でもあんまりスランプだと、天晴さんたち他のメンバーは好きだからやっぱりちょっと心配ね…。

 

千代の本領発揮

杉咲花ちゃん、すっかりお母さんの貫禄ですねえ。
老け演技が素晴らしいわ。

そして、これまで座長妻として皆に眼を配ってきた経験が生かされる。

今日の緊張する皆をなごませる姿に「よし!よし!それでこそ千代ちゃん!」とこっちも力を貰えました。

これからが千代の快進撃!
あと2週間、毎朝元気を貰えそうで楽しみですー。


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