【おちょやん】感想ネタバレ 第46話 一平の脚本はボツ。「手違い話」で旗揚げ

『おちょやん』あらすじ(ネタバレ)第46話

 

鶴亀家庭劇」の旗揚げ公演。
千之助は旗揚げ公演のトリは一平の脚本ではなく「手違い話」をやると言い出した。

文句あるならいつでも降りてやるという千之助。
千代は慌てるが一平はあっさり受け入れ。

「手違い話」とは、旦那・加兵衛と手代・久助が泥棒に腕を切り落とされてしまい、医者に縫い付けて貰うが、慌てた医者はあべこべに縫けてしまって、加兵衛が右腕を上げようとすると久助の右腕があがってしまう、その逆もしかりという、あべこべ話。

千之助はキャストも決めてきたと言う。
主役は自分。
手代の久助は一平。

ご寮人は元新派のトップ女優高峰ルリ子。
芸子の美代子にはアイドル出身石田香里。
医者の松庵にあは元歌舞伎俳優小山田。
女中は千代。

天晴、徳利、漆原は1本目と2本目の狂言。
医者の付き人役と泥棒役は適当に役を振り分けろと千之助。
実質、手違い話の配役で喜劇の経験があるものは一平と千之助しかいない。

「せやさかい、おもろいんやろが!」と言う千之助。
「あの大山社長が集めてきた優秀な役者さんたちだから勉強させていただきます」

 

数日後、いよいよ初稽古。
しかし、元歌舞伎俳優小山田は見得を切るし、アイドル出身石田はセリフにフシを付けてしまうし、
なかなかまとまらない。

全体の気まずい雰囲気を和ませようと、千代は気遣い走り回る。
しかし、かえってルリ子に嫌われてしまった。
「わたくしはあなたみたいな女優が一番嫌いなの」

岡安に戻った千代は、ルリ子の話をすると、シズはどうせ大した女優ではないだろうと言う。
ルリ子はかつて道頓堀に来るときは岡安のライバル茶屋・福富を利用していた。
福富の女将・菊の贔屓だから大したことないだろうと。
そしてシズは千代にルリ子に負けるなとはハッパをかけた。

シズは、未だに菊を敵対視している。

一平は食事もとらずに脚本を書いている。
おにぎりを運んできた千代は、一平にあんな稽古で上手く行くのかと聞く。
すると一平は、新しいメンバーの三人がわがままを言うのはどうにかなるが、
本当に問題なのは、千之助だと言った。

ルリ子さんは、千代がキライ

ルリ子さん役の明日海りおさん、元宝塚の女優さんなんですね。
キレイな方~。
カメラ目線での演技が面白いわ。

このルリ子さん、千代のこと毛嫌ってました。
千代が活動写真の女優ってことでいきなり目の敵にしているみたいですね。
でも、それだけでなくルリ子さん自身、何かあるのかもしれません。
今週はなぜルリ子さんが千代を毛嫌いするかの種明かしも見せ場になるのかな~。

ただ、千代、気を回し過ぎ笑
確かにうるさいwww
皆個性強いんだから、ベタベタに仲良くしないでしょう~。
撮影所の大部屋でもそんな経験してるんじゃないかと思うけどwww

幼馴染の一平の劇団だし、保護者みたいな気分になっちゃうからかしらwww

 

手違い話

千之助さんの持ってきた芝居は「手違い話」。

オープニングのイラストで吉弥さんのナレーションで説明ってなんて可愛いのー!
朝からほっこり嬉しい気分いなりましたー。

あらすじのハイライトを千代たちが演技するのはちりとてちんみたいで懐かしいー。

こういうお話、落語みたい。
落語みたいって思うこと自体が、ひと時代前の喜劇ってことかもしれませんね~。
それまでの喜劇とは落語のネタを舞台化したみたいなものだったのかもしれない。

 

 

千之助が一番大変て…?

一平、千之助が一番大変って言ってました。

千之助は一平が書いた脚本も「喜劇じゃない!」とバッサリだった。

千之助は、これまでの喜劇で評判を取ってきた人だから。
泣きも入る喜劇というものが理解できないのでしょう…。
今では笑いあり涙ありは喜劇の定番ですが…。

まだ中身は分からないけど、一平の書いた芝居は当時の喜劇の王道からは相当外れた内容なんでしょうね。
天晴さんも天晴さん自身が「演りたい」と強く思って喜劇とは帰って来てくれましたが、喜劇とは言えないって言ってたもんね。

千之助さん、この劇団の中で最もビッグな人物でもあるし。
その人物を説得するの難しい。
性格も性格だしwww
もう睨んでるその目つきが怖いー!
「いやだったらいつでも降りてやる」なんて逆パワハラして突き上げてくるし。

仕事してると、こういうことのストレス、よくありますよね。
上司のパワハラより、こっちの方が実は多いのでは?

 

千之助さんに受け入れて貰うのはどうしたらいいんだろ?
一平大変…。

とりあえず今回は千之助さんのリクエスト通りにやるとしても、どっちにしても考え方をすり合わせしないと…。
千之助、絶対ぷんすかするもんねえ…汗。

そして千之助さんは、完成形でもある。
千之助さんが一平の脚本を受け入れたときに、千之助さんは演じられるのか…。
場合によっては千之助さんの限界を見せつけることになるのかもしれない…。

なかなかの葛藤になりそうですね…。

 

千之助の狙いは?

でもだからと言って、千之助がただの古い喜劇の枠に収まった人かどうかは疑問。

一平の脚本はつまらんとは言ってたけど。

でも一平が、皆に舞台の上の演技は芸を見せびらかすところじゃないと言ってたときに千之助はじっと見てた。
何を感じたんだろうか?

あと、稽古の最中千之助は常にセリフを棒読み。
これは何のつもりだろうね?
舞台の上ではアドリブ勝負と思っている人だからかしら???

 

歌舞伎、ミュージカル…それぞれのジャンルがごちゃ混ぜになって舞台に乗るの、それはかえって面白いところと今では思いますがwww
このドラマの時代ではまだ思いつかないレベルなのかなあ?
大山社長はそれを狙ってるとも言えるんだけどwww
この鶴亀家庭劇のゴールとなるところは、歌舞伎もミュージカルも、そのテイストを舞台に乗せて笑いを取ることかもしれませんね。
それに気づいて実行できるのは一平?千之助?どっちなんだろう?

 

新メンバーは個性強いし、千之助は怖いしww
千代がペコペコし過ぎだし…www
劇団まとまるの、大変そう~