『おちょやん』あらすじ(ネタバレ)第21話
道頓堀を出た千代は大阪駅から電車に乗り、降り立ったのは京都。
口入れ屋に紹介されたで働き口は「女優に逢える店」、「カフェー・キネマ」。
店長の宮元(西村和彦)は映画が大好き過ぎて店長ではなく「監督」と呼ばせている。
この店は映画の撮影所にほど近く撮影所の関係者も来る。
上手く行けば一躍スター。
それを狙って女優志願の子が女給をすることが多い。
女給たちは寝泊りはできるが給料は出ず、客からのチップで生計を立てる。
千代は、お茶子と一緒!と大喜びでカフェー・キネマで働くことを即決。
千代と相部屋になったのは宇野真理。
富山出身で家出同然で出てきた女優志望の女の子。
家出同然と聞いて千代は意気投合。
ここでは衣装も、食べたカレーライスもツケ!
千代はとにかく働かねば!
店が始まり、奥から店内の様子をうかがう千代と真理。
カフェーというのは、要するにキャバレーの走り。
女給たちは男性客の横に付き接待している。
その様子にビックリの千代。
真理はその様子を見ながら千代に女給たちのことを軽く紹介。
病気の夫の看病をしながら働く者、男性に復讐つもりの者と様々。
ナンバーワンの洋子は自称女優だが、昔大部屋女優として映画に出ただけらしい。
そこに東京の映画会社の監督が来店。
洋子がその客に付きたいということで、千代と真理が呼び出された。
千代は決死の覚悟で参戦。
千代と真理が担当したのは老舗呉服屋の染谷のテーブル。
酔っぱらった染谷は真理にしつこくした挙句暴れ出した。
店内は騒然。
「店長を出せ」と染谷は騒ぐが、怖がる店長宮元は「監督だ」と言って出られない。
すると千代が店の奥から酒の空瓶を持ってきて染谷のテーブルに。
時計の針を先に回して染谷に見せて、こんなに飲んだ自覚が無いのか、こんな時間になっているのにも気付かないのかと言う。
「ご寮人さん、気いもみはるんかと違いますか?」
染谷は慌てて店を飛び出した。
騒動は一件落着。
店内一同千代に感心。
千代のほげた達者は京都でも健在。
すると映画会社の社長が千代の前に。
社長は活動写真に出てみないかと、いきなり千代をスカウト!
千代の行き着いた先は京都
8年前、9歳のときに道頓堀に来てから一歩も道頓堀を出ていない千代にとってはとんでもない冒険ですねえ。
そんなことまでする時間の余裕が無かったか。
カフェー・キネマはユニークな店
撮影所の関係者もよく来る店。
奇しくも千代ちゃんは芝居の世界と必ず縁があるというラッキー。
人にしろ、仕事にしろ、“ご縁”があるものって結構そういうものだよねえと思います。
無意識のうちに、たぐりよせているというか。
何者かによって導かれているような…。
ご縁があるものってそんな不思議もあるよねえ…としみじみ思ってしまいました。
テルヲの借金の肩代わりで行くはずだった店よりはましなんだろうけど~大変。
女給たちも、いろいろ個性強そうだけど、いじめモードにはならなさそうだし。
洋子さんには、多少嫉妬されそうだけど~。
でも千代ちゃん、簡単にはへこたれなさそうだから心配はしてないー。
千代はいきなりスカウトされるし!
千代は女給をしつつ女優もやる?
これからどんな展開になりますか、京都編も楽しみです。