『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第39話
エイスケとあぐりの生活ぶりを知った健太郎は、あぐりに一緒に岡山に帰ろうと言い出した。
エイスケはもうダメ。
あぐりは淳之介と一緒に暮らした方がいいと。
あぐりは、健太郎に従い荷造りをする。
しかし翌朝、あぐりは玄関先で泣き崩れた。
エイスケを待っていたい。
このまま帰ったらもう2度とエイスケに会えないかもしれない。
「エイスケさんを待っていてあげたい。エイスケさんを好きなんです」
健太郎は、そこまであぐりがエイスケを思っていたことが分かり、あぐりを残して岡山に帰ることにした。
仕送りのお金が全くないことを聞いた健太郎は、帰り際、あぐりにお金を渡す。
マネキンのお金があるから大丈夫だと言うと、健太郎は、見せ物のような真似はやめるように言う。
「夢はいつまでたっても夢でしかない」と言って健太郎は岡山に向かった。
あぐりは家に戻り、チェリー山岡がいった女性の世界進出に掛ける思いと、健太郎の「夢は夢でしかない」を反芻している。
すると
森潤が訪ねに来た。
森潤は、あぐりを励まそうと食事に誘う。
しかし、あぐりは仕送りを巻き上げられないように「お金が無い」ガード。
すると、森はもうすぐ財布がやってくるから大丈夫だと言う。
財布とは辻村燐太郎。
あぐりは森とともに、燐太郎にどじょう鍋をごちそうになる。
あぐりは夢を持つことは悪い事かと問いかけると、森は夢の無い人間は抜け殻だと言われる。
あぐりは夢は何かと言われて、答えることができなかった。
その後、3人は芸者遊びに。
お座敷には鈴音も来ていた。
森とあぐりは芸子と踊って大騒ぎ。
あぐりは水だと思ってうっかりお酒を飲み酔いつぶれてしまう。
あぐりが目覚めると、綸太郎と鈴音だけになっていた。
森潤は世津子の店へ。
そこで世津子の過去についての話題が出た。
鈴音の話によると、世津子は若い頃芸者で健太郎と健太郎は恋仲だったが、健太郎は稼業を継ぐために世津子と別れて岡山へ戻る。
その後、世津子は別の男性に身も心も尽くしたが、捨てられた。
その男は小説家で売れ出した途端、世津子を捨ててお金持ちの娘と結婚。
それで世津子は芸者をやめて文士を育てるカフェを開いた。
鈴音は、エイスケに入れ込んでいるのは、裏切られた小説家への復讐だろうと言う。
燐太郎に送ってもらっうあぐり。
別れ際、あぐりは、皆が羨ましいと言う。
「皆、生きる目的というか、夢があるんじゃもん…」
森潤の言う通り自分は抜け殻かもしれないと…。
燐太郎は、あぐりもそのうち素敵な夢に出会えるよと気遣った。
あぐり、涙の訴え
あぐり、よかった。
岡山に戻るのを拒絶。
それはストレートに「エイスケさんを待っていたい」「エイスケさんが好き」という心からの声でした。
健太郎パパはこういうの、弱いねえwww
優しいエイスケパパ。
このときのあぐりの涙は、
これまでの「お嬢様」と呼ばれてきた16歳の嫁としてではなく、エイスケを愛する一人の女性として。
あぐり、エイスケさんとの2人での生活で、少しずつ大人に変化…!
あぐりとエイスケさんの暮らし、メチャクチャに見えますが、あぐりになりに、受け身でなく自分自身で生活している実感があったんでしょうねえ。
質屋通いだけどwww
エイスケさんとのメチャクチャ生活も、それなりに2人のペースって言うのができてるんだろうし。
その証拠に、健太郎さんからの仕送りのお金も、森潤に巻き上げられないように、きちんとガードしてたもんねえ。
あぐりも少しずつ生活力を付けてきているわwww
夢について悩むあぐり
「夢は夢でしかない」
健太郎さんはあぐりにそう言い残して岡山に帰りました。
森潤は夢が無いなんて抜け殻のようだと言う。
燐太郎もそれに同感。
チェリー山岡は、日本女性の世界進出を!とでっかい夢を掲げている…。
あぐりも「私も何か夢を持ちたい」と目覚め始める。
大正デモクラシー真っただ中。
自我に目覚めた東京人たちは、こんな感じで夢を語っていたんでしょうねえ。
そして朝ドラが最も大好きな案件。
しかし、健太郎さんは「夢は夢でしかない」と現実的であり、そこが葛藤…。
今日は15分間、夢夢夢…と夢連発。
特に90年代までそういう雰囲気だったんですかねえ~。
当時はこれで十分ワクワクしていたんだろうなあ世の中。
しかし、もう時代が違うから?
私が歳だから???
半世紀生きてしまった身としては、そんなに「夢」「夢」騒がなくてもと思ってしまう。
そんなに「夢」って気負わなくてもと思うし。
夢は「○○」ですって一言で説明できるものが夢とは限らないし。
人生レット・イット・ビー、ケ・セラ・セラというか、もっと自然に、流れるままにいてもいいじゃん?
いや、むしろそのくらいの方が思いもよらぬ出会いがあるよ、やりたいことも見つかるんじゃない?とも。
それも夢ではありますが、もちろん。
ただ「夢を持とう!」って張り切っちゃってる感じが、ちょっとまだまだ青いねえ~って思っちゃうし、この「夢を持とう」がかえってプレッシャーになってないか?とか
それによって夢が見つからないコンプレックスを世の人々にもたらしたのでは?
とかモヤモヤしながら見てしまいした笑
今回私は初視聴ですが、これを97年当時リアタイで見ていたとしたらきっと純粋に楽しんでたと思います。
でも今は、夢、夢ってちょっとやかましいわあ~と笑
時代の流れですかねええ~。
当時と今とじゃ感じ方が違うことを自覚することも昔ドラマの面白いところでしょうねえ。
燐太郎はあぐりが好き?
燐太郎さんはあぐりが好きなの?
妙に優しい。
朝ドラあるあるのヒロインがモテまくるパターン!
しかし天真爛漫で屈託のない朝ドラヒロイン、あぐりは全然気づかずー。
さすが少女マンガ的、90年代らしい、純粋無垢なヒロイン像。
澪つくしのかをるたんの方が品はあるが中身は胸が熱くなったりいろいろしていてリアルだったけど。
90年代はかなりぶりっこだったのね~。
そんな自分が当時若者だったことが恥ずかしいwww
うめさんがのぞき見して盛り上がってましたが、ここもエイスケさんが帰ってきたら何やら面白くなりそうな。
早くエイスケさんが戻ってきて、この3人のいろいろも見たいですー。