【『危険なビーナス』感想】第1話 登場人物が大渋滞

 

【危険なビーナス】第1話 あらすじ

手島伯朗(妻夫木聡)は都内で動物病院を開業する獣医師。独身。

ある日突然、異父弟の妻と名乗る矢神楓(吉高由里子)が伯朗を訪ねに来て、伯朗の異父弟明人が失踪したと。
そして楓は明人を一緒に探してほしいと伯朗に頼んだ。

 

矢神家は大病院や介護施設を複数経営する資産家。

伯朗の母は伯朗の父と死別した後、矢神家の当主と結婚。
そして生まれたのが明人。
連れ子として矢神家で肩身の狭い思いをしていた伯朗は、母の死後は矢神家の一族とは疎遠にしていた。
そのため伯朗としては矢神家との関わりは絶対に避けたい。

 

楓は現当主、明人の父が危篤状態に陥ったことで親族の誰かに明人がさらわれたのではと疑う。
困っている女性にはめっぽう弱い伯朗は楓を放っておけず、共に明人の行方を追うことに。
矢神家を再び訪れることになる…。

 

【危険なビーナス】第1話感想

『半沢直樹』の後だから、プレッシャーですよね~。
見劣りしないようにインパクトあるのを持ってこなくちゃ~!からの東野圭吾ミステリー。

もちろん興味もあって見てみました。
見たは見たんだけどぉ~、気負い過ぎてるのか、ちょっと期待はずれな感が…。

いやまだ1回目だから。
まだ判断するのは早いかとは思うけど…。

 

 

ビーナスが吉高由里子?

妻夫木くん演じる伯朗は、彼女をゲットするためにレベルの高い女子の住む都心エリアに動物病院を開業したくらいの女好きの獣医師。

 

その伯朗が、僕の好みドストライクー!ってなる超絶美女の役が吉高由里子ですが…。
…え?

美女が吉高由里子???っと。
その時点で…ガクッ!

吉高由里子のことは別に嫌いではないし、割と好きな方。
キレイどころの女優さんの一人という認識はあるけど。

でも、「ドストライクな超絶美女」にはちょーーーーーーっと説得力足りないっっっ!!

吉高由里子、キレイというより可愛い感じだから。
喋り方も子供っぽくて可愛い感じで大人の美女っていうイメージにはちょっとぉぉぉ…。

 

初登場のシーンで、パッと振り返って顔が見えたとき、
「おおー!」っとはならず、
…あ、ふーん…吉高由里子なんだぁ…。
しょぼーーーーんってなってしまった。

で、吉高由里子より、看護師さんの方が美人だぞと。
ぶっきー何が不満なんだ?と思ってしまった。

 

吉高由里子の、キレイより可愛い感じが、
その後の秘密を探って行くときにも緊張感を半減させてしまう。

もっとこう、大人っぽい女性、スラッと背が高くクールビューティな女優さんがよかった気がするわー。
北川景子とか?
北川景子は育休中だからムリだけど、あのくらいのクールビューティ。
または帰蝶さま?
帰蝶様は『麒麟が来る』で忙しい?
いやでも信長出られるんだから大丈夫っしょ。
違う、帰蝶様は極主夫道に出ていた。
そっち先に取られたか…!

またはスカーレット戸田恵梨香?
彼女はそこまでクールじゃないかもしれないけど演技の幅があるから見てみたい。

…なんて見ながら頭の中で思い巡らしてしまいました…。

 

 

登場人物多すぎ。相関図なしには分からない複雑過ぎる人間関係

 

相続話は、もう犬神家の一族で終わりにしようよ~(笑)

 

大金持ちの遺産相続話だから仕方無いかもだけど、でもいくらなんでも登場人物いっぱい過ぎでしょ!
犬神家でももっとシンプルだったと思うんだけど。

養子が何人もいて分かりづらい。
日曜の夜に見るには複雑過ぎるよぉ~。

あーもう分からん…と思ってると、終盤ドラマ内で相関図出してフォロー!(笑)

 

まず初盤でインプットした伯朗を中心とする人間関係としては、

  • 妻夫木演じる伯朗は、矢神家とは血がつながってない。
  • お母さんが再婚した相手が大金持ちの矢神家だから矢神家に入った。
  • 母の再婚相手の間に生まれたのが弟・明人。
  • 明人は矢神家の直系。
  • 妻夫木とは異父兄弟。
  • 母は自殺。

うわー!相続にまつわる親族関係だけでなく母ちゃん自殺かぁ!
複数案件絡んでるのか!

と、ここまでの人間関係をどうにか理解していると、アンパンマン戸田恵子が登場してかく乱。

これは、ぶっきーと弟にとって叔母さん?おばあちゃん?誰?
見かけではどっちでも取れるぞ!?
と、クラクラしながら見ていると、ディーンと麻生裕未が養子だっっつって来るんだもん!

ゲッ!養子だとっ!?
どこで繋がってる?
どのラインの養子?
ブッキーライン?
親ライン?
それとも祖父ライン!?
って…ぐちゃぐちゃ。

もうこりゃ時間取ってきちんと見ないと分からんよぉ。
と、ここまでみて一旦お風呂に入り、後日HPで系図を見ながら続きを見たwww

話はそれるけど、戸田恵子さん、最近いい役当たらないね。
この前もなちゅぞらだったし。
今回も?
嫌な予感…。
このアクが強い演出もやり過ぎな気がするし…。

 

ちなみに系図を見たら、ディーンと麻生裕未は父ラインの養子みたいですね。
アンパンマンと兄妹。
アンパンマンはぶっきーと明人のおばさんになる。

養子って年齢も関係無くぶっ込めるから書く側には都合いいけど見る側には面倒臭い。
せめて一人にしといてっ!

その他にも伯父叔母、従妹…執事まで、矢神家には人がいーーーっぱい。
ああ、大変!
来週まで覚えていられるだろうか!?!?!?

…でもコレ、
なんだかんだ言って結局有名人じゃなればモブ扱いでOKかい!?
覚えるべきかどうかは俳優ランクで判断すりゃいいか~という結論に至りつつある~苦笑。

 

 

ドラマのトーンはミステリー?コミカル?

“ビーナス”役をクールビューティ女優でなく吉高由里子にしたのは何らかの狙いがあると思う。

あのきょとん!とした感じで人懐っこく話してくる吉高由里子の感じも、
ブッキーの軽いキャラ設定も、
ストレートなミステリー、深刻なイメージよりはライトにコミカルに事件を追って行くって感じにやるつもりなんだろうなあ。
三毛猫ホームズシリーズみたいなノリ狙ってる?
きっと狙うところはそんな感じだと思うんだけど、でもまだコミカルに振りきれてない。

頑張ってやってるだろうけど、吉高由里子が演ってるからそういう喋り方だよね~くらいな感じでそれを越えるものがまだ見られない。

今後ストーリーの進み具合でも、この二人の“軽さ”が面白味になるかどうかが決まりますねえ。

 

とはいえ、期待はしておく。

まだどっち方面で見ていいのか分からんなあ~という感じですが、
とはいえ、ぶっきーだし、ディーンもいるし、麻生裕未もいるし…何かやってくれるだろう~やってくれよ!と一応期待しておきます。

 

次回以降は、それぞれのキャラクターのバックグラウンドについて攻め、母の自殺の謎にせまり…となって行くのでしょうね。

その間、一人、二人と殺されて行き…。
そこで犠牲者となるのは、覚えきれないモブ達!(笑)

ちなみに明人さん演じるのは染谷将太。
失踪したのは『麒麟が来る』が忙しいからだと思うよ。
麒麟が落ちついたら戻ってくると思うー!