NHK朝ドラ『まんぷく』感想 第95(第17週) 「ラーメンだ!福子!」 神部わんこがプロポーズ!

『まんぷく』第95回( 1月24日)あらすじ

※ネタバレ含みます。


萬平が作りたいのは、
漬物に例えれば「一夜漬け」のラーメン。
そう解釈した福子だが、
しかし皆には「一夜漬け」が引っかかって、
「塩でもむのか?」
「キュウリが入ってる?」
と一層混乱。

 

萬平はラーメン屋さんや屋台を周り、様々なラーメンを食べまくり研究。

 

夕方帰宅した神部に、タカは萬平の「一夜漬けラーメン」の話を。
その話を聞いた神部は、ワクワクいてもたってもいられなくなり、
タカの話し途中で、一目散に萬平の元へ。

 

神部は萬平に直接一夜漬けラーメンの話を聞く。
萬平はどんなと言われてもまだよく分らないが、目指す条件は見えて来たと。
その条件とは

  • 第1に食べ物である以上美味しいこと。
  • 第2に安価であること。
  • 第3に簡単にできること。

この三番目の条件である、「簡単にできること」が一番重要!
しかしどうすれば家で簡単にラーメンができるようになるのかが皆目分からない。
今まで世の中に無い物を作りだそうとしているのだから、
全く新しい発想が必要なのだ。

萬平の話にワクワクの神部わんこは
「僕も手伝います!手伝わせてください!」
と、萬平が物作りを始めたら絶対に手伝いたいと決めていたと熱心にお願い。
北浜食品で幹部社員をしている神部だが、
仕事が終わったら毎日駆け付けると。

タカが嫌がるのではと福子は心配するも
「大丈夫です!タカは僕が萬ペイさん大好きだって知ってますから!」
「ほんまなんです!ほんまに大好きなんですっ!」
と萬平の手を取り、自分の思いを熱烈に告白。
萬平は神部の猛アピールに引きつつも手伝いに来ることを承諾。

 

萬平を手伝うことになりウキウキワクワクで帰宅する神部ワンコ。
ところが香田家の面々にらまれてドキッ!
実は、タカはご懐妊。
妊娠3ケ月。
その報告をタカがまさにしようとしたところで、
神部ワンコは萬平の元に一目散に飛び出して行ってしまったのだ。

喜び合う神部とタカ。

しかし、
忠彦さんには
「これから北浜食品の仕事を、ますます頑張れ」
鈴さんには
「毎日まっすぐウチに帰ってくるのよ」
と釘を刺されて、
萬平の手伝いをするとは言えなくなり、困惑…。

その晩、福子は萬平に理事長の仕事は合わなかったのか?と聞く。
萬平さんは性に合わなかったわけではないし良い経験ができたと思っているが、
確かに織田島製作所の万能調理器を見たときはワクワクした。
やはり物作りが好きなんだと答えた。
やはり萬平は物作りの人。
ということは、ものづくりを考えられている今は貧乏でも幸せ。
嬉しそうに頷く萬平を見て福子も幸せを実感。

 

ところが2階の子供部屋では布団に入ったまま寝付けない源と幸が。
幸は
「学校にいきたいくない。いじめられる」
と源に相談。
源も学校では萬平のことで、いじめられていた。

源は
「いじめられたら僕が守ってやるから一緒に学校に行こう」
と慰める。
そして、お父さんとお母さんには絶対に言わないようにしようと健気に誓い合った。

 

源と幸がそんな苦難を抱えていようとは萬平も福子も思いもよらなかった。

 



 

『まんぷく』第95回( 1月24日)感想

 

今日は神部ワンコ、とうとう萬平さんにプロポーズ!!爆。
神部、そこまで萬平さんが好きだったのねっ!
タカちゃんと結婚したのも、萬平さんと親戚になることが狙いだったかぁ!?
そして手を握られて神部から熱い告白を受ける萬平さんは、やはりハセヒロイン!

萬平さんも「大好き」って言われてまんざらでもなさそうだったな…。
BL!?
福ちゃんも神部君には気を付けた方がいいわ…(笑)

神部君、タカちゃんご懐妊でよかったねえ。
「よかったわね」
って睨んだ後に、笑顔で言ってくれた鈴さんたちを見ていて、
こっちもジーンとしちゃっいましたよ。
新しいファミリーができるって本当に嬉しいことなのよねえって。

 

…でも、神部ワンコ、萬平さんのお手伝いしたいのに釘を刺され…。
どうなるのか。
ロミオとジュリエット状態…。

 

しかしこれもね、今なら
「タカが妊娠してそばにいてあげたいから、毎日は行けそうにないや」
「あーそう!じゃあラインで話そう♪」
でいいのにねえ~。
当時電話料金も高かったから、やたらに長電話できないだろうし…。
連絡手段が乏しいのって大変。
仕事の効率も落ちるのねとつくづく…。

 

「一夜漬けラーメン」
福ちゃん、自分でそう例えながらもそこから先のイメージはつかず。
皆も「一夜漬け」というと一層分からず。
そうだよねえ、「インスタント」の感覚が全く無いんだから!

うちの中学生、小学生の子どもたちもこのやりとりを見ながら
「一夜漬けって、たとえなのに何で分からないの!?頭悪い!?」
と最初ヤジってましたが…
イヤイヤ君たちがそう言えるのは、
インスタントな物が今では当たり前にあるからよ~。

当時は、お料理すると言えば、
毎回いちいち、だしを取って、具材を切って焼いて、煮て…って
必ず全行程をやらないといけないものだったのよ。
だから、瞬間でできるなんて思いもよらないわけよ。
いきなり「一夜漬け」って言われても
本気でワケ分からなかったんだろうよ~と説明しました。
そしたら
「えー…」
ってなってました。

今の家庭料理の事情とは全然違うんですよね、きっと。
細々としたところも今ではずーっと便利になってるんでしょうね。

ナナコロビヤオキ、子どもができてからなるべくインスタントに頼らないよう、
添加物はなるべく避けるよう心掛けて料理をしてきた方ですが、
天然だしを使ってても紙パックでポンっと入れるタイプを使ってるし、
家族の週末のお昼は、
パスタにレトルトのパスタソースとか、カップラーメンとか、
朝食もスープやお味噌汁を作れないときはカップスープを使ったり…
疲れてたり、時間が無いとき、インスタントものを併用しながらやりくりしてますよね。

だしパックもそうだし、調味料やらもいろいろ便利なもの、
時短に役立つものが今は沢山ありますものね、考えると。

…それが一切なくて、全部自分でお料理なんだよ~。
レンジでチンもあり得ないんだから!
と話し合って…
今じゃあ考えられないんだねえ!と親子で思い知りました。

…いい親子の会話の時間にもなったな。

ホント、当時の主婦、ナナコロビヤオキ母の若い頃でもありますが、
よく家事を切り盛りできてましたよねえ!
私がやったら、きっと朝から晩まで台所に張り付いてることになる…涙

で、そんな、全行程やることが当たり前だった時代に、
「ラクにできる」
というキーワードを思い付くなんてすごいこと!
萬平さん、しかもやり遂げたんだから、つくづくコロンブスの卵だわっ!

 

で、萬平さん、自分はやはり物作りが好きだと実感。
福ちゃんもそれを見てよかったと実感。
理事長職を退き、名誉もお金も無くなったけど…
やりたいことができているのが一番幸せなことと大人は満足。

…でも、子供の世界はそうはいかないのねー。
源ちゃんと幸ちゃんはいじめられてる!!

大人は自分たちが満足していればいいと、
自分の価値観で生きていける。
雑音を遠ざけることは十分に可能なんだけど、
子どもはそうは行かないのよね…。
子どもの生活の場、学校はいろんな価値観の人間が寄せ集まった世界だから。

信用組合の元理事長なんて有名人だし。
それを辞任したいきさつなんて、街の誰もが知ってるワケで。
お友だちの中には組合員のご家庭も多いでしょうし。
「あの人のせいで取りつけ騒ぎが起こった」
「家が競売にかけられた」
とかメチャメチャ陰口叩いている親も多いだろうなあ…。
“無職”ってことへの偏見もハンパなかっただろうしね…。
だから、つくづくこの状況下でニコニコしてられる福ちゃんすごいんだけど。

 

源ちゃんと幸ちゃん、お父さんとお母さんには絶対に言わないようにしようって…
健気だわ…。
これ、見ているだけで辛い気持ちになっちゃいました…涙。

源ちゃん、すごいいい子だわー。
理事長時代の源ちゃんは、下手するとスネオになりゃしないかとハラハラしてました。
だから源ちゃんの成長を考えれば、今の生活になってよかったと思ってました。
その通り、引っ越してからは大らか子供らしい、いい子になってるなあと思ってたけど…。
そしたらいじめの対象になっちゃうなんて…皮肉だわ。

福ちゃん、早く気付いてあげてよ!!
萬平さんのことばっかじゃなくてね!
萬平さんもパパとして頑張ってあげてよ!
ビミョーに信用ならないが(笑)
…でもこのいじめに気付いたときは
福ちゃんも萬平さんも世間の冷たい風を痛感することにもなるんだろうな…。