NHK朝ドラ『まんぷく』感想 第94(第17週) 「ラーメンだ!福子!」 萬平さんが作りたいのは、一夜漬けラーメン

『まんぷく』第94回( 1月23日)あらすじ

※ネタバレ含みます。

 

家庭でも手軽にラーメンを食べられるようにしたい!
そう閃いた萬平はさっそく福子と屋台ラーメンに行き
店主にラーメン作りをリサーチ。

店主によるとスープは様々な食材を2日間煮混んだ手の込んだもの。
しかも戦後の紆余曲折を経てラーメン屋を開くことにしたと。
そこから12年かけて確立したものと人生まで重ねて語られてしまった。
その話を聞いている間も上の空の萬平さんは
「これ、家でも作れますか?」
と地雷を踏み、福子はハラハラ。

 

萬平さんが「ラーメンを作る」と言い出したことの意味が、
鈴や克子たちはピンとこない。
あの借家でラーメン屋をやるのか?
作るってどういうことか?と。

 

パーラー白薔薇でマスター夫妻にも、
家でラーメンを作ろうなんて考えたことも無いと反応はイマイチ。
カレーを食べに来た世良も、ビジネスは需要があって成立するもの。
世の中に家でラーメンを食べたがる人がどれだけいるか?と。

ただ神部だけは、萬平さんは天才発明家だ!絶対に美味しいラーメンを作るはずと、
その話を聞いてワクワク。
会社を辞めて手伝いたいと言い出しタカはイラッ。

 

しかし、当の萬平は、家庭でラーメンを作りたいとは思っても、
どこから何をどう考え始めればいいかも分からずモヤモヤ…。

 

萬平を応援したい一心の福子は、萬平の頭の中の整理をお手伝い。
屋台のラーメンは、何段階もの工程を経て時間をかけて出来上がる「たくわん」、
それに対して萬平の作りたいものは「一夜漬け」なのではないかと…。

萬平が作りたいラーメンはいわば「一夜漬け」。
この福子の言葉に、ぼんやりとだが目指すべきものが見えて来た萬平だった。

 

 

『まんぷく』第94回( 1月23日)感想

 

今日はとにかく前振りの回!

誰もができるはずもないと思うことを、萬平さんだけは思い着く、
さすが天才発明家、立花萬平!
となるための種まき、種まき…。

今日は、ナナコロビヤオキとしては素直に楽しめました。
久々だったなあ~いつ以来だ?
年末再逮捕された当たり以来だから…約一カ月ぶり!?

見る人によっては、今日も相変わらずアラはあるにはあるのでしょうけど…。
それをイチイチ言ってても仕方無いし、
最後作りモノだしなあとも思っているので。
なので、今日の回はナナコロビヤオキとしては許容範囲内で楽しめました。

信用組合のくだり、
史実では、なあなあ経営の上に、小豆相場で失敗して破綻となったようですが
それは朝ドラだから不適切だとされたのかな。
そして萬平さんは清廉潔白な人間で描かなきゃならないミッションがあるのか?
おかげで中途半端にキレイ事な話になって
おかげで辻褄合わなくなっちゃったってことかなあ~と。

 

萬平さん、頭の中がラーメンで一杯になっちゃうと、いきなり社会性なくなってる!爆
ラーメン屋のおやじに地雷踏んでるのも、
あーいい意味でのトンチキ萬平さん復活だぁ!って面白可愛かったし、
それを聞いて慌てて手をパタパタしながら取り繕う福ちゃんも面白かったし。

 

萬平さんが方法を思い付くまで頭の中でモヤモヤ反芻し続けるくだりは、
どうしても動きがなくなってしまうから
そこに周囲の反応、
香田家のシーンと白薔薇のシーンが差し込まれていましたが、
ここで皆さまのキャラは活き活きの久々の安定ぶり。
いい味出してたし。

 

そうだよねえ~。
当時、インスタントのイメージなんてあるワケ無いんだから。
「ラーメン作る」
って聞いたらイコール「ラーメン屋さんになる」って発想になっちゃうんだよね。
職業とかビジネスの発想もそのレベルに留まってたんだよねえ!

それをひと越えもふた越えもして、
「家でラーメン!」
って思えちゃう発想、さすが突き抜けてますよねえ…。

 

しかし、鈴さんは克子姉のところに行っててよかった、よかった。
鈴さんが立花家に同居してたら
「ラーメン屋をやるっていうのぉ!? 武士の娘の娘の婿があ!?」
ってうるさくてたまらない!爆
鈴さん黙らせるために克子姉さんのところに追っ払ったか…!?

 

福ちゃんは、福ちゃん自身も萬平さんの言うことがピンと来ていないけど、
とにかく信じると言う。
それは昨晩、咲姉ちゃんが夢枕で「萬平さんを信じなさい」って…。
それを聞いた克子姉さんが、
「咲姉ちゃんが言ってたから信じるってかぁ!?」
ってプッと吹き出して言ってくれて…
克子姉さん、ありがとうー!!
昨日の咲姉ちゃんは、ナナコロビヤオキは少々鬱憤たまってたから
その気持ちを代弁していただけて嬉しかったわ。
克子姉さんの現実主義バッサリも健在で嬉しかったし。

 

白薔薇でもしのぶさんは
「ラーメンを家で作るなんて考えたこともない」
「誰が作るの!?」
って自分が作るならイヤ―!って言うし、
世良も
「家でラーメン作りたがるヤツなんていない」
って言う。

そうだよねえ~普通の人はそう。
自分も含めて凡人は、
自分の中で「こうだったらいいなあ~」と
無意識のうちに思っていることを、
現状では実現不可能だからと
自覚せぬまま諦めてスル―しているものですよね。

その、皆が無意識のうちに諦めてしまう、
自覚されぬまま埋没してしまう「欲しい」を言語化することができて、
具現化するのが発明家としての天才性なのね!
そして、それを成し遂げるのが萬平さん、ということなのねえ~!
世良が嫉妬しながらも越えられなかったものは、ここにあるんだなあ。

世良が、
「家でラーメン作りたがるヤツなんていない」
というセリフ、萬平さんとの違いを象徴的に表してました。

世の中の人が家でラーメンを作りたがらないのは、
そもそもラーメンなんて家庭で作れるものじゃないと思ってるから。
家で手軽に作れるなら、誰もがラーメンに飛びつくよ。
それに気づくかどうかで道が異なるのよね…。

でもきっと世良は、萬平さんがラーメン作り上げて、
実物を見た途端にピンとくるんでしょうね。
そこの気づきは、きっと誰よりも早いんだろう~!
そして、
ターゲットはどうする、販路はどうする、どう宣伝打つ…
と沸き水のように企画アイデアが次々と溢れ出る。
そこが世良の才能。
世良は商売の天才ってことで。

 

ちょっと昨日書きそびれた突っ込みですが…
昨日の、萬平さんの閃くところ、
福ちゃんが、
「毎日の献立を考えるのが大変」
に対して、
「家で作れるラーメンを!」
ってなったやりとり、
ちょっと的外れというか、
かゆいところに手が届かない感じがしました。

それよりは福ちゃんの答えを、
「忙しい中で、ご飯作りは時間がかかって大変」
の方が、符合するのになあと。

ま、いいけどね。
萬平さんが、わわわわわ―って溢れ出るイメージの中で
いろんなアイテムが急に結びついた、
天才の頭の中は凡人には分からないってことで。

で、ちなみに今日も、
「うどんとそばは家庭でも作るのになぜラーメンは?」
って萬平さん言ってましたが
そう思ってるなら、
まずラーメンを乾麵にしようと調べ始めないかぁ?とも。
ちょっと突っ込みですが。
塩作りのときの萬平さんなら、
ちゃっちゃと乾麵の工場に話聞きに行っちゃってない?

明日以降やり始めるのかもしれないけどね。

 

沢庵と一夜漬けの違いでたとえて、
萬平さんの頭の中を整理した福ちゃん。
福ちゃんの助言が効くという定常パターン、久しぶり!
ってか、福ちゃんの方がイメージついてるじゃん!
これまでセレブ妻だった頃は、
萬平さんの仕事に全然絡まなかったからつまらなかったのよねえ。
福ちゃんただのイエスマンだったし。

 

神部ワンコも、萬平さんの話を聞いて、ワクワクしてました。
萬平さんがやりだしたら途端に、手伝いに行きそう~。
でも神部君、せめて開発段階のうちは放課後だけのお手伝いにしよう。
会社を辞めちゃうの気が早いよ~。
そんなことやったらタカちゃんと離婚騒ぎになっちゃうよぉ!
…ここの夫婦、火種となるのか…?

 

白薔薇のマスターは、
「男のロマン~♪」
と、気持ちだけは萬平さんに共感していたー(笑)
意味なしギャグではあるけど、個人的にはオーケー!

加藤雅也さんって、完成度の高いイケメンだし、恥ずかしいくらいの二枚目キャラだと思い込んでたのですが、「カンナさーん!」からこういう濃いのできるんだあ~と目からウロコで。
で、今回も濃い役で嬉しい~。
ただ、この白薔薇、福ちゃんがセレブマダム時代にヒマつぶしで勤め始めた、取って付けた感が強いので、存在そのものにもっと必然性が欲しかったなあ…とも思います。

明日も楽しく見られるといいなあ~。
後半のラーメン開発は楽しく突っ走って欲しいなあ。