【『澪つくし』感想・ネタバレ】第6話(第1週) 4人のオーラが眩し過ぎ!

【澪つくし】第6話 あらすじ

 

7日間しかない昭和元年が明け昭和2年のお正月。
かおるはるいと共に入兆に年始の挨拶に向かった。

 

かおるは幼い頃はよく入兆に出入りしていたが、
久兵衛に第三の女ができたことから、るいに気遣い足が遠のいていた。
女学生になってからは初めての入兆訪問だった。

 

かをるとるいをにこやかに迎え入れてくれた久兵衛は女学校を卒業したら、
認知すると同時に入兆で一緒に暮らそうとかをるに話す。

 

かをるはるいのことが心配だと話すが、
久兵衛は、るいのことは悪いようにはしない、
これまで紀州と銚子の二重生活をしていた自分は一つの場所で家族全員で一緒に暮らしたいのだと話す。

 

そこに久兵衛に呼ばれた律子が座敷に現れた。

 

かをるとるいは久兵衛に紹介され、律子に挨拶するが、
律子は冷たく二人には全く興味が無い様子でそっけない。

もう出かけるという律子に久兵衛はかをるを一緒につれていくよう言うが、律子は応じず一人で座敷を出て行ってしまう。

 

久兵衛はいつものことだと気にしないが、かをるは律子の態度に少なからず困惑した。

 



 

 

 

【澪つくし】第6話感想

 

美人母子のお正月

昭和2年のお正月。
親子水入らずでおせち料理を囲むかをるとるい。

沢口靖子さんと加賀まりこさん、美しいー。
お正月にありがたいお二人のお着物姿―。

二人がいるだけで画面が華やぐわ~キラキラしてる!

 

親切設計のナレーション

 

ナレーションでは銚子の説明。

紀州の人々が銚子で技術を広めた。
醤油醸造には銚子の気候はバッチリで紀州から醤油醸造の技術を伝えに次々と人が来て醤油の町になったと。
だから久兵衛さんは紀州に本宅を持つ人なのね。

 

醤油の仕込みは秋から冬にかけて。
それ以外の期間は発酵を待つ時間。
その間に醸造家は紀州に帰って家族と過ごすとう二重生活。

だから資産家の醤油屋が銚子に妾を持つことは珍しくないと。
るいさんはこっちの妻ということか。

で、この頃から経営合理化のために紀州を引き払って
銚子に本宅を構える醸造元が増えて来たと。

丁寧な説明ナレーション。

 

大正から昭和になる時のナレーションもそうだったけど
簡単で手短かだけど銚子のことがよく分かるナレーション。

さすがジェームス三木。

 

昭和の名優に会えるのも昔ドラマの楽しみ

 

るいさんは、お妾さんと言うよりも第二夫人って感じかしらね。
元小間使いだったっていうし、入兆の面々にも信用に熱い様子。

 

入兆の番頭さんには高品格さんとケンちゃんのお父さん!牟田悌三さん。
昔のドラマってこういう今は無き名優を見られるのも楽しみの一つ!

 

るいさん、この前の醤油VSイワシの対決を目撃したことをカミングアウトしますが
その時のセリフが
チャンチャンバラバラ♪

おぅ…その表現、昭和だ!

 

 

久兵衛役は誰?

るいさんとかをるは久兵衛に新年の挨拶に座敷に呼ばれますが、ここでとうとう久兵衛登場!
誰、誰、誰がやる?

津川雅彦さんでしたー!

このドラマ、気になる登場人物を引っ張り続けますねえ。

 

かをるの思い人も第1話のみだし。

一体どんな人なのだろうと見ているこっち側にも妄想を膨らませる。
そんな中、満を持しての久兵衛登場です!

これだけ引っ張るんだから
こっちの妄想と期待をかなり膨らんでいるから
イメージ負けしないようにしないとですが

そこは津川雅彦さん、さすが!

こっちの妄想に負けないどころかすっかり妄想を食ってしまう。
期待を越えた大きく超えている!
インパクト強っ!!!

 

でもこの津川さんも亡くなられたのよね~淋しい。

 

 

加賀まりこ、桜田淳子、沢口靖子、津川雅彦…キラッキラッ!

 

かをるさん、るいさんは振袖を着させたかったんだけど制服って…ピンクの着物のはかま姿が制服?ピンクの制服??

昭和元年を知らぬ私は真実は掴めずww

 

しかし、津川雅彦さん、加賀真理子さん、沢口靖子さんが着物姿で、床の間には鏡餅が飾られて…見てるだけで華やかっ!めでたい!

 

そこにさらに桜田淳子さん登場。
モガの桜田淳子さん。ショートのワンレングスがすごく似合って素敵。

もうさ、このなにこの皆のキラキラ!

 

加賀まりこさん、桜田淳子さん、沢口靖子さん…
一人でもオーラすごいのに、それが三人分だよ。

テレビ画面のどこにもスキが無いじゃんかあ!

 

その上、貫録の津川雅彦さん!
んでもってお正月飾りの施された美しい和室。

 

いやいやいや!!!
どの場面を見ても、画面のどこを見てもつまらない場所が無い―!!

画面の中にすき間なくキラキラがギュッと詰め込まれてる感じ。
もうそれぞれの俳優さん達の美しさとオーラにビックリよっ!

これぞザ・女優!!

これが女優オーラってもんかい…。
本物を拝ませてもらった感がいっぱい。

 

今の女優さん達もキレイな人多いけど、
造作的には今の方がきっと進化してるだろうし全体レベルも上がってるんだろうけど、
この人たちのオリジナルのある感じは今の女優さん達は到底及ばない気が。
このオーラの凄さ、今はあんまりないんじゃないだろうか。



 

 

 

 

『澪つくし』第6話

作   ジェームス三木
音楽  池辺晋一郎

 

【出演】

古川かをる…沢口靖子

 

坂東律子…桜田淳子

 

梅木健作…柴田恭兵

 

若林ハマ…根岸季衣

 

小畑兵造…高品格

 

神山平六…牟田悌三

 

 

猪熊…高野嗣郎

竹田…葛西和雄

 

赤川…吉村直

今西…加藤善博

 

あさ…西巻映子

絹子…小山由美子

大鳥プロ

 

古川るい…加賀まりこ

 

坂東久兵衛…津川雅彦