【あぐり】感想ネタバレ第100話 淳之介はいよいよ受験

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第100話

昭和11年(1936年)2月。
いよいよ淳之介たちの受験が近づいた。

安吉は小学校を卒業したら大工の修行をしに新潟に行くと言う。
尚久は父の後を継いで建築家を目指す。
南は正義と真実の人、将来の夢は弁護士。
尚久と南は将来の夢のためにはまず受験を突破しなくてはならない。

一方で淳之介は将来の夢が見つからない。

光代は淳之介の受験に向けて緊張が高まっているがあぐりは全く気にせず。
淳之介の人生は淳之介のものと我関せず。
しかし淳之介が最近夕食を一切食べていないことに気付いていなかった。
もっと子供に感心を持つようにと光代は忠告。

とめと沢子は、最近台所の食材が無くなるとネズミ退治を試みた。
夜中気配を感じて台所に行くと、
そこにはネズミではなく淳之介が。

ある日、あぐりの美容室に南が淳之介を尋ねにやってきた。
しかし淳之介は南の家に勉強に行ったはず。

とめと沢子は淳之介に口止めされていたが、
淳之介が安吉の家に行っているようだとあぐりに伝えた。

夜、あぐりは様子を見に安吉の家へ。
そこには安吉の家族と共に楽しそうに食卓を囲む淳之介の姿が。
淳之介は家族のぬくもりを求めていたのだとあぐりは実感する。

受験前夜、
エイスケは淳之介の激励に家に戻るようカフェ・セ・ラ・ヴィの高山に伝言をお願いしていたが
エイスケはやはり家に戻らないまま。
あぐりは料理に腕を振るい淳之介を励ます。

そんな中、突然民子の夫・五十嵐が訪ねてきた。
五十嵐は別居中の民子にどうしても渡してほしいと手紙を持ってきていた。
五十嵐は決意を秘めた表情。

あぐりは何かあったのかと問いかけるが、五十嵐は言葉無く立ち去った。

今日も淳之介たちのお話が面白い

今日も4人の子供たちのドラマが楽しいですねえ。
4人ともそれぞれに活き活きしといているし、演技ものびのびとしていていいなあ。

安吉君は将来は宮大工を目指して新潟の親戚の家に修行に行くことにしていました。
きちんと家族のことも自分のことも考えていてエライな。
もう安吉君、ホントいい子で好きだわー。

尚久君の夢は建築家。
お父さんが建築家だから。
あの一方的に安吉君が悪いと決めつけていたあの人が建築家とはwww
建築家、特にこの時代の建築家ってあぐりの美容室を手掛けた村山和義氏みたいにアーティスティックでリベラルな人間像を想像するけど…意外。
まあ、あぐりが「子供を信じる」って言って謝った途端に心を入れ替えて謝ったからリベラルな方かもしれないけどwww

番町小学校だから当時の最先端、エリート職業として南くんちの弁護士と共に建築家を並べたかったんだろうけど~尚久君ちは医者でもよかったのでは???
まあ尚久君が建築家に憧れている様子が可愛かったし、幼いながらの父がプレッシャーとなっている様子もなかなか深いなあと思えたので、それでいいですが。

尚久くん、丸ビルを超えるビルを作るんだと息巻いていましたね。
戦後の高層ビル建築に携わる人間になるのだろうか?

真実と正義の人である南君の夢は弁護士。
昨日のエイスケさんの話で「真実」「正義」のワードが出たらグッと引き込まれてましたもんねえ。
弁護士志望だった南君にとってはエイスケさんの言った「真実を追及することこそ正義」は心の残る一言になっただろうなあ。
その志を礎に是非素敵な弁護士さんになってほしいわ~。

それぞれに将来の夢を具体的に描き始めるのが思春期でもありますねえ。

そんな中で淳之介はまだ将来の夢は決まっていない。
確かに家に寄り着かない文士のエイスケさんに、あぐりは美容師だし、ジュンノーちゃんにとってはお仕事のイメージは…できないよねえ。

でもまだ6年生だし。
皆も言う通り、中学に入ってからで十分だと思うよー。
…とは思うけど、安吉くんのように小学校を出たら奉公に行ったりするのも当たり前の時代。
多くの子供たちは小学校を出る時点でいろいろ将来決めてる子も多かったのかなあ…。

 

中学受験はいよいよ大詰め

長男のときだけですが、一度だけ中学受験を経験したものとしては身につまされる~。
中学受験は散々だったので、一層身につまされる~笑

あぐりは「淳之介の人生は淳之介のもの」と言っていますが
確かに子供の受験はそのくらいの距離感でいた方が
子供に対しても毒親にならないし、自分自身のメンタルにもいい。

でも幼い頃からあまりにもその状態だったからネグレクト状態だったもんねぇ。
「淳之介の人生は淳之介のもの」っていうのは、中学生になってからで
それまではよく目を掛けたあげた方がいいよwww

光代さんとあぐりを足して2で割ったらいいのにねえ。

淳之介は安吉君のお家に入り浸ってご飯を食べていました。
案の定、家族の温もりが欲しい淳之介君ww

でもコレやれって言われてもあぐりはなかなかできないから、
ぬくもり部分は安吉君の家で補わせてもらうでバランス取れるかもwww
安吉君とは一生のお友達ですね。

 

しかしあぐりさん、このことを民子に話していましたが悩んでないのね~。
「淳之介ったら温もりを求めていたのねえ~」
と楽しそうにwww親バカwww

光代さんの言葉もあって、受験前夜の食事はあぐりが腕をふるって料理をしていたようですね。
コーンスープにローストビーフ?バリバリの洋食でした。
美容院の忙しいのによく凝った料理を作れたもんだwww

ただ受験前夜には重すぎるかも。
そういう料理は合格できたときの方がいいよwww

安吉くんの家の食卓を対比させるためとは思うけど重すぎwww

 

民子の夫は民子宛の手紙をあぐりに預ける

民子の夫・五十嵐はあぐりに民子宛に手紙を預けに来ました。
何か決意をっ秘めた表情で。
あぐりが何かあったのか聞いても無言。

昭和11年2月25日の晩です。
2.26事件の前夜。

民子の旦那はメンバーの一人なんだねえ。

ってことは小浜のことも知ってたりして。
ずん子の家にご飯を食べに来てた一人かもwww

2.26事件ということは、いよいよ戦争の暗い影がwww
ジュンノーちゃん達の可愛い話で忘れてたけど
着実にその日が近づいてきている…。