【あぐり】感想ネタバレ第38話 健太郎の上京

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第38話

家に帰ってきたら健太郎が来ていた。
健太郎は政治家への陳情があり上京。
鉄道の工事が始まるので明後日には戻ると言う。

健太郎はあぐりの姿にあまり感心できないと言うが、
あぐりは屈託なくこれからは洋装洋髪の時代になるそうだと答えた。

そして健太郎はエイスケのことをあぐりに聞くが、あぐりは旅行に行ったと適当に誤魔化す。
そして、あぐりは東京に来てエイスケはやっぱり東京で真剣に小説を書きたいようだと話す。
それを聞いた健太郎は、だったら望月組はどうなるのだと、言い出すが、それをあぐりに言っても仕方が無いことだお茶を濁した。

あぐりは健太郎に夕食を作ってみせる。
健太郎は、あぐりが料理を作れるとは思わなかったと感心。

食事をしながら、あぐりは淳之介のことを聞いた。
健太郎は、淳之介は元気だから大丈夫だと言い、淳之介の様子をいろいろと話すが、段々とあぐりが寂しそうになるのを見て
話題を変えた。
そして、健気にエイスケを待つあぐりを見て、健太郎は一日でも早く淳之介と暮らさせてあげなくて心に誓った。

 

翌朝、あぐりは、再びマネキンの仕事でチェリー山岡のところへ。

その後、健太郎も外出しようと、鍵の入っている茶箪笥の引き出しを見ると、鍵と一緒に沢山の質札が出てきた。
驚いた健太郎は、質札を持ってあぐりが預けた品を回収。

あぐりが質に預けた品を風呂敷に包み背負って持ち帰ると、隣のうめと春子に泥棒と間違えられて大騒ぎに。

誤解は既に解けたが、健太郎は、うめと春子に、なぜあぐりが質入れしたのかと2人の生活ぶりを訪ねる。
すると春子は、あぐりが汽車でお金を盗まれたことや、エイスケが出て行ってしまったことを話して、健太郎は事の次第を知る。
さらに春子は、あぐりが最近洋装で出かけるのは、カフェで女給でもしているのではないかと詮索。

 

その頃、あぐりは、マネキンの仕事を。
休憩時間にあぐりは、鈴音にこれからも女性は自分の世界を持つべきだと聞いたということを話してチェリー山岡にとっての「自分の世界」とは何かと質問する。

チェリー山岡は、これからは日本の女性は自分自身で自分の美しさを主張できるようになってもらいたいというのが夢だと話した。その美しさとは、外面的なものではなくて、内面から出るもの。
外国の女性は真の美しさを磨くべきことに気付いているが、日本の女性にもそれに気づいて欲しいと言うのがチェリー山岡の目指す世界。
あぐりはチェリー山岡の言葉に感銘を受ける。

 

夜、健太郎はカフェ・セ・ラ・ヴィを訪れる。
カウンターで一人飲んでいると、隣の客のエイスケの噂話が耳に入って来た。
その内容は、エイスケの小説の批判と最近全く書けなくなってきているらしいこと。
そしてパトロンに囲われていること…。

閉店間際にな、健太郎は、世津子と飲みながら話す。
健太郎は、まだ自分のことを恨んでいるからエイスケを東京に引き止めるのかと世津子に絡む。
世津子は、昔のことにはこだわってるわけではなく、ただエイスケを世に出したい才能を育てたいだけだと言う。
すると、ヒモみたいなことをして笑われて、あぐりに髪結いの見世物までして金を作らせることがエイスケの才能を育てるということなのかと、憤慨して店を出た。

家に戻ったあぐりは、「日本の女性にもっと自分の美しさを主張できるようになってもらいたい」というチェリー山岡の言葉を思い返していた。

するとそこへ健太郎が戻ってきて、明日一緒に岡山に帰ろうと言い出した。

健太郎さん、あぐりの家に!

あぐり、健太郎さんにご飯を作ったよお!

また火事になるかとハラハラしたけど
ちゃんとご飯作れましたあ。
お隣のうめさん、春子さんたちのおかげだねえ。

しかし、夜なのに、買い物もせずによくあんなお魚用意してあったわねえwww
この時代、冷蔵庫無いもんねえ。
そんな突っ込み始めたら、キリが無さそうだからやめとくけどさあwww

 

あぐり、明るくて屈託ないからいいけど、お舅さんと二人って言うのも気まずいよえ~。
しかもエイスケのことも小説家続けるなら「望月家はどうする?」なんて責められちゃうし…。

健太郎さんまだ優しいから、あぐりの困った表情見て言いとどまってくれたからまだいいけど…。

 

健太郎さん、質札を見つける!

あぐりが、呑気な性格だから仕方ないけどさあ!
家の真ん前であんな大声で、鍵の置き場所の引継ぎをしないように!!爆

しかもあぐり、鍵をしまってある場所に質札もしまってるし。
おいおい、バレるって気付けよ!
いかにもあぐりっぽい雑さ!幼さ!www
いや、バレるも何も、質札の意味も分かってないのかもしれないねえ~。

しっかし、しかし!
あの質札ザクザクには、さすがに健太郎さん、ショックだったでしょうねえ~。
あぐりも一応きちんとした家のお嬢様と認識して嫁にもらってるわけだしさあ。

んで、速攻であぐりが質入れした物を取り戻しに行ってくれる健太郎パパ、ありがたい!!!

いいなあ、こんなお金持ちのパパ!!

しかし、御大、いろいろ振り回されて大変…苦笑。

どんな偉大な大人も振り回しまくる、エイスケあぐり夫婦…爆

 

健太郎さんの心労は大きい…

健太郎さん、お隣のうめさんと春子さんに事の次第をやっと把握。

ただ…一六銀行のシステムを教えたのは、春子だよwww
都合の悪い事は言わない、うめさんと春子さん。
この人たちも能天気過ぎて、そのことすら忘れてるんだろう~。

岡山から来た健太郎さんにとっては特に、
質札、パトロン、書けない、行方不明…断片的だけどつなぎ合わせると何もかも危険ですよね。
その上、さらにあぐりが洋装なんて…!
岡山の人間からしたら、当時の洋装でバッチリ決めた女子なんて、水商売しか考えられないくらいの発送でしょうからねえ。
御大にも刺激的過ぎるあぐりとエイスケの東京生活。

きっとエイスケのパトロンネタも、そんなにや美関係じゃないんだろうと踏んでいますがね~私は。

とはいえ、健太郎さんにとっては、もうエイスケとあぐりの生活は破綻!
10代の2人が人としての道を外していく…としか見えないんだろうなあ~。

 

しっかし、かなり信憑性が高いとはいえ、梅さんと春子さんの話だけを真に受けるってのも笑えるwww

ってか、世津子さんももっちょっとフォローしてあげてよお!
少なくともあぐりの「髪結いの見世物」については、世津子さんも一緒にあぐりに確認して誤解を解いてあげて欲しいー!!

 

チェリー山岡の世界

名取裕子さん、美しわああ!
今日のお衣装すっごく似合ってて素敵でしたー。

あぐりは、これまで自分で稼ぐ発想が無く、質屋通いしています。
それが当時の良家の子女の普通だと思う。
女性が外で稼ぐなんて、貧乏でやむにやまれぬときの手段という考え方だっただろうから。

そんな中で自分の仕事を持ち、単身アメリカまで行って学び、銀座で開業って相当なこと。
私も子供の頃、こうい女性に憧れたなあ~。
つい最近まで日本女性にとって憧れの像ですよね…。
今はもうちょっと自然に、こんなに気負わなくても普通にお仕事してますね、女性も。
その代わり、女性にとっても仕事=生活になってる気がしますが。

 

あぐりにとっても、チェリー山岡との出会いによって、東京が居続けたい場所になり始めました。
健太郎さんの心配はもちろんですが、どうなっちゃうんでしょうね、コレ。

淳之介のことも心配だし。

とりあえず、明日は岡山に帰るのをどうにか回避して欲しいですねえ。