【澪つくし】感想ネタバレ 第120話 かをる、梅木と婚約

『澪つくし』あらすじ(ネタバレ)第120話

久兵衛と梅木を座敷に呼び出したかをるは、梅木との話を「ありがたくお受けしたいと思います」と、梅木と結婚する意志を告げた。

久兵衛は梅木に異存はないかと改めて意志を確認。
梅木は「異存どころか、私のようなものを…ありがたく引き受けます」と答えた。

久兵衛とるいは大喜び。
ツエを呼んで祝い酒の用意を頼んだ。

ただ、梅木は一つだけお願いがあると言う。
それは婿養子ではなくかをるを嫁に貰い、梅木姓を名乗りたいということ。
入兆は飽くまでも英一郎が跡取りだということを明確にしたいと言った。

久兵衛は梅木の意見に同意。
ただ、戸籍の問題は別として英一郎が育つまでは当分の間は実質上緒跡継ぎだと久兵衛は言った。

久兵衛とるいは2人の婚約を祝福。
かをるは梅木と夫婦固めの杯を、久兵衛は梅木と親子固めの杯を交わした。

そこに英一郎もやってきてかをると梅木を祝福。
うめきは感激のあまり涙ぐんでいた。

入兆では梅木とかをるの婚約という、めでたい知らせに沸き返った。

 

その夜、かをるは店にいる梅木のところにやってきてお茶を運んできたかをるは、梅木にまず最初に相談しなかったことを詫びた。
梅木は、まだ信じられないとかをると結婚できる喜びを語る。
かをるは、これまで梅木に対して傲慢な態度だったことを反省していると話すと、梅木はあなたほど率直な人はいないと話した。
あらためてかをるは「よろしくお願いします」と挨拶。
梅木は「必ずあなたを幸せにします」と
誓った。

 

かをるは律子にも婚約の件を手紙で知らせていたが、10日ほどして律子からの返信が届いた。
律子の手紙にはかをるの婚約を祝福し結婚式には必ず出席するという内容と、もう一つ。
奇しくも時を同じくして自分も婚約したと書いてあった。

婚約した相手は前途有望な陸軍少尉だと言う。
そして
かをるの結婚式の時に結婚相手も連れてきて引き合わせると言うのだ。

かをるの脳裏に一つの顔が浮かんだ。
それは広敷にいた小浜敬助だ。

 

 

 

かをる、梅木との結婚を決意

もう抗いようが無いので認めるしかないですが…。
かをるは梅木と結婚決めちゃいましたー!

現代の目線ではちょっと納得行かない部分もありますがストーリーとしては見届けますよ。
もう見合い結婚とかほとんどない令和の私には何で2年足らずで結婚までできる?とモヤモヤだけど、昭和の奥様方はそんなもんよねーと見ていたとも思いますし。
時代でこんなに見方が変わるもんなんでしょうね~。

ただ、この時代に女性が一人で生きていくことって実際大変だっただろうというのは容易に察しができる。
だから、どのみちかをるはこうなったんだろうなあとは理解。

 

ということでスッキリはしないけどかをるの決断を認めることにします。

そんな感じでどうにか納得させながら見ていると、るいさんったら
もっと早く返事すればよかったのにい」
ってウキウキしながら言ってた…
なんちゅうことを言うのか!

るいさん、本妻になってからムカついてしょーがないんだけど!
久兵衛さんの方がまだ理解があるわ。

るいさん、人格崩壊気味。
ってか昭和初期、今のるいさんの感覚の方が当たり前なのかもしれませんね。
本妻になる前のるいさんの方がリベラルだったと思うのは、妾の立場でいろいろな物事と闘っている最中だったからかもしれない…。

 

梅木わんこは大喜び

梅木、しつこいかもしれないけど、ハマーを捨てたの、忘れちゃいないよー!
梅木がどんなに誠実アピールしつもハマーのことがチラついて…。
しつこくてすみませんが。
だって、あの川辺で押し倒したのかなりな衝撃だったからー!
昨日かをるともあの現場に行ってるし。
それもすごいショックだったしさ…。

コレ柴田恭平じゃなかったらただ大っ嫌い!ってなっちゃってたかも。

 

でも…
許さないからねえー!と言いつつ今日の梅木には共感も。

 

かをるに呼ばれて何の話かな〜ってプルプルしてる梅木は、可愛い梅木わんこだったし。

無事婚約できて涙ぐむ姿はいじらしくて可愛いし。
梅木姓を名乗らせてほしいと英一郎を尊重するところはジェントルマンだし。

そしてかをると二人で話している時
街中を走り回って「かをるさんと結婚するぞ」と叫びたい!って嬉しそうに言う姿はキラキラしてて…可愛い!
少年みたいで可愛い!
梅木の健気さにホロっときちゃうよ。

モヤモヤ!許さん!と言いながら、今日のコレ一発でほだされてる自分がいる…。

かをるも、梅木に対して傲慢だったと反省していると言ってましたが、そうすると梅木は「率直な人だと思った」とかをるのことをリスペクトしてくれてました。
確かに梅木は誠実なのよね。
この言葉にはかをるも心動かされたようでした。

いいなーかをる、惣吉さんと言い、梅木と言い、違うタイプのイケメン両方に好かれてー!

 

そんな今日の梅木の姿をみていると、ハマーのことも、彼も大変だったね…と同叙する気持ちにもなる…。
ハマーに同情には変わりないんだけど、梅木の気持ちにも思いをはせる気持ちになるというか。
梅木みたいな、ああいった一途なタイプは、思いが叶わないと変な方向に暴走しちゃうんだろうなあと。
かをるに失恋、さらに律子さんとの縁談を押し付けられそうになって納得しようとしていたところをボツにされたとか、振り回されたときに梅木のやり場の無い気持ちに共感してしまう。

柴田恭兵さん、さすがー!

そんなふうに思うと、小畑さんが退いたの凄い英断だったんだあとも!

小畑さん、梅木のハマーへの思いは本物じゃないと察し、自分が退けば玉突き状態でこうなる、ハマーも黙って引き下がるとお見通しだったか。

さすが小畑さん!
ゆるキャラなのに凄いわ。

 

でも…私は梅木にほだされてきたけど、ハマーを傷つけた過去は歴然とある。
そしてかをるが梅木に心動かされたとしても、惣吉への思いを上回ったわけでもなく…。

梅木、今日のところはハッピーだけど、梅木はずっとかをるに負い目がある状態で生きていかなくてはならないのね…。

ジェームス、かなり重い物を梅木に背負わせています。
梅木、苦しいねー。
柴田恭兵さん、演じ甲斐がありますねー。

 

律子さんまたまた!笑

律子さん、かをると同時に結婚話をぶつけてきました!
結構コントなレベルですね。
手紙の内容を聞いてて吹いた。
律子さん、オモロ。
ジェームス、いいセンスしてるwww

英一郎の読み方も面白くて。
久兵衛さんがプンスカし出してるのに
「さようなら」
って全然関係なく読み続けてるからー!
言い方が小学生みたいで受けるー。
だから久兵衛さんに出来損ないって怒られちゃうんだよぉwww

 

そして律子の相手は軍人!=小浜。

危険思想の水橋が好きだったのに次は軍人の小浜と、ポリシー無いなあ〜と思ってたら、久兵衛さんが直々に突っ込んでおられました〜笑

 

「節操ない」
「180度違う」
って…www
脚本自虐。

 

久兵衛さん、またまたプンスカモードが始まりました。
律子と久兵衛のコンビって、怒りコントなんだなあとー笑笑

 

久兵衛さん、小浜連れてきたらどう反応するんだろ?

やっぱり広敷者の偏見は消えない?
小浜はかをるの見合いをぶっ壊した立役者だし。まだ怒ってる?
今となっては、あれがなかったら惣吉と結婚できなかったとかをるは感謝してたし、そのおかげで今回梅木と結婚できたんだから、久兵衛さんには小浜に怒らないで欲しいなあとは思うけど…。
結婚となると、やっぱり違いますかねえ…?

 

そして小浜は軍人だから、戦争に行って死んでしまうんでしょうかね。
律子、結婚しても報われない…。

かをるの結婚も闇を持っているし。

かをるも、律子もドラマ前半は情熱的な直球の恋愛ターンでしたが、後半のここからは過去の傷を抱えての恋。

ここからの2人の恋愛は、いろいろと揉めそう。
愛情と、家と、生き方と…。
一筋縄ではいかない複雑な心模様を見せてもらえそうですね。