【あぐり】感想ネタバレ第140話 林晃との意外な縁

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第140話

あぐりがカフェ・セ・ラ・ヴィで世津子、民子と話しているとちょうどそこに林晃が来店。
世津子は林と聞き、エイスケを誹謗した記事について抗議。
しかし林は一歩も引かない

そんな世津子と林の議論を楽しそうに見ているあぐり。
世津子があぐりに意見を求めるとあぐりは、人の話題になるのが大好きだったエイスケは
きっと喜んでいると思うとニコニコと答えた。

そんなあぐりを「面白い人」と評する林。

 

岡山では健太郎、妻吾郎、磯辺が暇を持て余している。
妻吾郎と磯部はついつい仕事に口を出しては若い者たちに煙たがられている。
そんなところにあぐりから電話が。
あぐりは健太郎に全国に支店を展開することを報告し許しを得た。
健太郎は全国20店舗の展開と聞き、
これが成功したら日本一の美容師だと大賛成。

あぐりの話を聞いた健太郎は、東京に行くと言い出した。
あぐりの力になってやりたい、
東京に行けばまだまだやれることはある
東京で一花咲かせるとやる気満々。
妻吾郎と磯辺も一緒に連れて行って欲しいと言い出した。
年寄り3人は東京行きを決めて一方的に盛り上がる。

 

あぐりは夜仕事が終わって家に戻ると、理恵のお友達が来ていた。
和子と理恵は一緒にご飯を食べさせてあげてと言う。
そのお友達は、母が亡くなってなって片親の家庭だが、父親が熱を出して寝込んでしまっていると言う。
よくよく聞くと、その子の父親は林晃だった。

あぐりは、林の家を訪ねて熱で寝込んでいる林を看病する。
林の部屋の本棚にはエイスケの作品がずらりと並んでいた。

「それは僕の宝物です」
林は望月エイスケの作品は僕の青春、僕と妻の人生だと言う。
エイスケの作品を批判する記事を書いていた林は、実は熱心なエイスケの愛読者だったのだ。

するとそこで消防車のサイレンが鳴る。
雨戸を開けると、隣の家が火事だった。
林とあぐりはエイスケの本を抱えて逃げ出した。

結局火の手は林の家にも燃え移り、林親子の家は全焼してしまった。
あぐりは、林は病気だし追い出すような真似はできないと、しばらく家に住まわせると言い出した。
それを聞いた淳之介は、父のことをボロクソに書いた人を同居させるなんてと、呆れ顔。
「悪いけど、僕はあいつと一つ屋根の下なんて、まっぴらです」
淳之介は尚久のところに世話になると家を出て行ってしまった。

林と世津子は論評について議論。あぐりの反応は…

エイスケさんの記事をボロクソに批判した林さんは、結局はエイスケオタでしたw
愛情が深い余りに批判的だったと言うわけか。

林さんの言い分、「裏切り」とかちょっと攻撃的な表現かもしれないけど
エイスケさんの作家としての変遷をとても詳しく知ってらっしゃる。
エイスケさんが筆を折ったのは、時代のせいでもあるし、深い事情を知ってる世津子さんとしては、もうちょっと冷静話してもいいんじゃない?
むしろ一読者としては、そう見えるんだ…と林の言い分を楽しんで聞くんじゃないかなと思うけど。

淳之介も物書きだったらプンスカしている場合じゃないのでは?とも。
それにエイスケさん、ダダイズムだよね?あぐりもちんぷんかんぷんで意味分からんって読んでなかったくらいだから、
何か文句言われたら、そう思う人がいるかもねくらいに思うんではないだろうかw

まあここはあぐりの天真爛漫さを分かりやすく際立たせるためでしょうけど。

あぐりの、自分のことが話題になるのを喜ぶのが好きだったから嬉しいと思うのはさすがだなあと思います。
大らかでいいですよね。
この大らかさが普通の人には時には無神経でイラッとすることもあるんだけど、
今回の同居や千花の言い分を平気で受け入れちゃうところとかねw

年寄り3人の老害コント

今日は久々に勇造さんを拝めました。
御大としてすっかり貫禄がついてカッコいいわ!
ヒゲも似合うわ!

健太郎さん、妻吾郎さん、磯辺さんは暇を持て余していますー。
この3人よっぽどお仕事好きだったのねえw

でも確かに現役世代にとってはこういう年寄りがいつまでもいて口だけ出すって
老害だよねw
90年代のこの時期、会社生活しか知らない夫が定年になって、
何していいか分からなくなって困る人続出していたと思います。
今みたいに、趣味を楽しむことも知らない猛烈サラリーマン達で。
だから奥様方からは「濡れ落ち葉族」とか言われてしまったり。
それをコントにしたのがコレなんでしょうね。

でもこの3人がやると、ほのぼのコントになってて可愛い。

ちょいちょいのシーンでありながら、妻吾郎さん、磯辺さんの人柄をブレることなく、都合でなくきちんと描きあげてきたからのことですよね。

 

この3人、東京行きを決めてはしゃいじゃって可愛いーw
でもこの3人が来たら一層面倒なことになりそうですねえ。
普通の人だと、おじいちゃんたちに勝手にやられてキイキイなっちゃうでしょうが
あぐりはそれもまた大らかに受け入れるんでしょうねえ。
あぐりも加わってのコントw
でも周囲はハラハラ見たいな…。

林は、エイスケの愛読者

あんなに批判的な論評を書いていた林は実はエイスケオタでした♪

愛情余ってと言うことですよね。
林さんの言っている内容としては、エイスケさんが筆を折ってしまったことへの残念無念を語っていた内容だし。

「読者への裏切り」と表現がキツ過ぎなのは残念ですけどね。
おかげで岡山の全然文学なんて分からないおじいちゃんが嬉々としてバッシング材料に使っちゃうじゃんかw

林さんはエイスケさんの作品を「僕の青春」「僕と妻の人生」と言っていました。

エイスケさんの作品、具体的に語られてないからどんな内容か分かりませんが
遊郭に立て篭って書いてたりしたし、「女百貨店」とか、だから「僕の青春」、「僕と妻の人生」と言うには、色っぽすぎる内容なんじゃないかと思うけどww

林は近所→火事→あぐり家へ トントン拍子

林家は偶然近所。
そして子供は理恵と同級生でした。
意外に縁があるー。

そしてお互い一人で子育てしている者同士。
共感し合える境遇ですねえ。

何気にご縁がある。

エイスケさんをキーワードにつながる要素もあるし。

そんな林家にあぐりが看病に行くと、都合よく隣が火事になり焼き出されてしまいました。
この火事になった時、あぐりがまた台所で何かやらかしたかと思ったよwww
あぐりがやらかしたワケじゃないと分かりちょっとホッとしました(←そこじゃない!)

林家も焼けてしまって林親子はあぐりの家に転がり込んでくるときに。
ちょっと強引すぎるように感じるけどw
これで同居→再婚になる?

淳之介はプンスカして家を出て行っちゃいましたが、
淳之介が出て行っちゃったらちょっと危険じゃないか?とも、淳之介しっかりしてよーとも思う。
エイスケのことはさておき、自分の記事を誉めてくれたりもしたんだから、エイスケさんの批判記事の真意を探ると言う意味でも家にいて欲しいけど…
淳之介は、生理的に拒絶状態なのかなあ。

 

林親子が転がり込んできて、そこに健太郎&妻吾郎&磯辺が上京し…
まさにカオスー!笑笑
ここでコントも展開されるだろうと楽しみー。
3人年寄りコント、意外に見せ場が多いかもー。