【あぐり】感想ネタバレ第138話 婦人現代復刊!

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第138話

カフェ・セ・ラ・ヴィで諒子を待ち続ける淳之介。
約束時間をとうに過ぎ夕方になってやっと諒子がやってきた。

諒子は淳之介のことは今でも好きだが、稔のそばにいてあげたいと言う。
淳之介はそれで後悔しないのか、聞くと、諒子は「うん」と頷いてカフェ・セ・ラ・ヴィを後にした。

 

失恋した淳之介は、
せっかく書いた小説の原稿を破りまくっていた。
「あなたから書くことを書いたら何も残らないのよ」
世津子に言われるが、失意のどん底。

 

美容院では千花があぐりに許可もなく映画を見るために勝手に早退。
あぐりは驚きつつも、
千花が映画の女優の髪型が参考になるから見にいく、
これからの美容師はそう言うところで積極的に勉強したほうがいいと言っていたと聞き感心。

さらに千花が置いて行ったノートを見て驚く。

 

淳之介が家の前に来ると、なんとあぐりが屋根の上に登っていた。
淳之介も屋根の上に登ると、あぐりは落ち込んだことがあるといつもここに登っていると言う。

千花のノートは斬新な髪型のデッサンが数々描かれていて、どれも新しく素敵であぐりはショックを受けた。
そしてあぐりは自分がチェリーの弟子だった時代も千花と同じように貪欲で夢中だったことを思い出していた。

自分は一生美容師なんだからと言うあぐりは、新しい時代において行かれないように頑張ると言った。

そしてあぐりは、淳之介に対して
ありのままを思ったままに書けばいいから気楽だと話た。
「自分の見えるままに書けばいいんだから」

 

あぐりの言葉に心動かされ、淳之介は再び机に向かい、
諒子への別れの言葉をありのままに綴り作品にすることにした。

「いよいよカエルの子がカエルになり始めましたね」

昭和22年(1947年)秋、
婦人現代の復刊第1号がとうとう完成し、淳之介の作品の掲載された。

見事な本になったと編集長である民子を労う世津子。
掲載された淳之介の短編も素晴らしい短編だったと絶賛。

尚久は諒子に婦人現代と復刊記念パーティの招待状を送った。
諒子は淳之介の作品を読んでが涙。

諒子のバンドは、米軍キャンプ回りの仕事が決まった。
2、3年回って上手くいけばアメリカ行きも決まるかもしれない。

 

カフェ・セ・ラ・ヴィで「婦人現代」の復刊パーティが行われる。
諒子が現れるが、淳之介には会わず、尚久と南に翌日から米軍キャンプ回りをすること、
きっともう淳之介に会うことはないだろうと尚久と南に伝言。
「いつもどこかで応援してるからって伝えて」

諒子を見送る尚久と南は涙。

復刊記念パーティが盛り上がるところ、カメラを手にした一人の男性が訪れた。
その男は、林と言う男。
あぐりにとってまた一つの運命的な出会いだった。

 

諒子は淳之介を今でも好き。でも稔を愛してる

諒子、やっぱりその髪型変だよお。
プロポーズの返事をしに行くのに、その髪型どおよ??
あぐり、嫌がらせじゃないかあ?笑

諒子は、淳之介のプロポーズを断りましたね。
それは当然ですねえ。
稔もちょうど立ち直ったところだったし。

客観的に見ても、淳之介のことは結局は10代の恋愛というだけで、
諒子にとっては今の稔との恋愛の方が本物なのよね。

淳之介がいまだに引きずっているのも謎かな。
まあね、あんな未亡人に惑わされた結果離れ離れになっちゃったわけだからいつまでも引っかかってるのは仕方がないかあ。
でもそれは自分の中でのやましい気持ちであって、諒子が好きかどうかとは別問題だもんねえ。

諒子、付き合ってた間なんか、
ただ独占欲強くて淳之介といつも一緒にいたいだけを主張して
幼い10代のわがままな恋愛でしかなかったよ。
その諒子に未練っていうのもなあ。

幼い頃、皆のマドンナだったというだけで…w

 

それに、今日の諒子の断り文句もどーかと思いましたねえー。
淳之介のことは今でも好きってわざわざ言わなくてもいいんじゃないー?

でも稔のそばにいてあげたい。
同情で稔を取るのかと思ったら、
稔のことはもちろん「愛してるわよ」って言うし…。

じゃあ淳之介のことを「今でも好き」「気持ちは変わってない」とか言うなっ!!
愛してるのは間違いなく稔って言うなら、
淳之介に対する好きは、友達の好きでしょ。

はっきり言ってあげないところが諒子もずるいよなあw

この時代はトレンディドラマ全盛だったから、
わざとこういう有耶無耶な言い方して相手を翻弄させるの喜ぶ傾向にあったか???

 

淳之介は失恋

諒子に失恋した淳之介は失意のどん底。
これまで書いた作品を次々と破り捨てていきます。
ビリビリと破きまくる姿が凄まじいわw

ヤケを起こしたくなる気持ちは分かるけど、
諒子のこと書いてたし全ボツは全ボツなんだろうけど
まるで陶芸家や芸術家が「こんなんじゃなーーーいっ!」って作品壊すみたいw

まあ世津子さんが、いつもそばにいて逐一コメントされたら、爆発したくなる気持ちも分からなくもない。
何かにつけて、エイスケに似てるとか、エイスケはどーしたこーした言われ続けてるだろうからねえ。

 

千花にあぐりはショックを受ける

千花は勝手に早退してましたー。

あぐりは、千花が映画の女優の髪型を勉強したいと言っていたのを聞いて感心。
それは分かるんだけど社会人としての基本が…。
社会性がまるでなってない。

確かに大切なこと、あぐりや沢子が忘れかけているものを千花は持っているんだろうけど
沢子が怒るのは最もで、あぐりが感心するの、ちょっとイラッとしてしまう。
あぐりだから当然の反応ではあるんだけど〜。

大らかなあぐりは千花のデッサンを見てさらに感心し、自分には新しい感性が無くなっているとショックを受けます。

そして自分がチェリー先生の弟子だった時代を思い出して、自分を重ねて。
大家に、あぐり、勝手に店抜け出したりよくしてたもんねえ。
なるほど!だから千花を怒れないのか!笑

でも、あぐりの場合は天然な結果で、夢中になって時間を忘れたり、やるべきことをすっぽかしたりのやらかしで
強引に権利主張してって言うことはなかったからねえ。
あぐりもどうかと思ったけど、こうはストレスにはならなかったわよお。

沢子ちゃんがストレスに思うのは共感できる。
でもあぐりが平気なのは、エイスケさんに鍛えられた結果かなあ。

考えたら、センス抜群だけど、勝手すぎる感じがエイスケさんに似てるわw
もしかしたら、この振り回される感じにあぐりは懐かしさも感じているのかもしれないw

あぐりと淳之介は屋根の上でお話

あぐり、木登り癖は健在でした。
もう40近いと思うけど、なかなかのアスリートだわ。

これまでのあぐり美容院にはバルコニーみたいなのがあったから登らずに済んでただけだったのね。
落ち込むとよく登るってあぐり言ってましたが、私ちっともw

空を眺めての会話はエイスケさんと雲を眺めていた時のシーンに重なりますね。
ここで「ありのままでいい」とあぐりの言葉を聞いて
淳之介は自分の殻を破って書き始めると言う流れはいい。

でもあぐりが美容師に比べて物書きは楽でいいなあ、ありのままで書けるからって言うセリフは無理があるかなあw
誰がどう考えても、物書きの方が、何をどう書いても言い分苦しいよ。
美容師も苦しいだろうけど、物書きも苦しい。
ちょっとあぐりのセリフは小説家をディスっているようにも。
淳之介に「ありのままでいい」の言葉を贈るために、無理矢理こじつけて苦しくなったなあw

 

 

 

「婦人現代」復刊パーティ

淳之介は作品を書き上げ、
燐太郎さんも小説を書き上げて、
「婦人現代」の復刊第1号は無事完成。

これで淳之介は小説家としてデビューってことですかねえ。

燐太郎さんも「生きること」をテーマに書くことにして復活。

世津子さんも、あのボロボロじゃなくなってたなあ。
あ、そういえば森潤がいなかった気がするわ。
森潤はどこへー??

このパーティの様子を見て、戦争は終わったなあ
また以前のように賑やかでキラキラした場が蘇ったなあとちょっと華やいだ気分になりました。
そして今のコロナ禍、本当にこういう場がなくなっちゃったなあー寂しいなあとも。

ところで、乾杯の音頭摂っているのはあぐりでしたが、なんで!?
あぐりは編集に何にも関わってないよ??

やっぱりヒロインの特権?
こんなところにもAKの片鱗!?

 

諒子は別れを告げに来た

淳之介の作品を読んで諒子は涙。
そして復刊記念パーティの日、カフェ・セ・ラ・ヴィを訪れます。
パーティには参加せず、淳之介には会う気はない。
ちょうど店の前に尚久と南がいてくれたからよかったけど、いなかったらどうするつもりだったんだろ??笑

諒子は、淳之介のことをいつも応援していると伝言してくれと言い、尚久と南に別れを告げます。
「今、幸せか」
と問いかける尚久に「幸せよ」と答えた。

諒子が立ち去るのを見送った尚久と南は涙。
あの引っ越すことを聞いた時の、尚久と南と同じー。
特に泣いちゃった南くんが、昔の南くんと重なってじーんと来た。

なんだかんだ、尚久と南が癒しになってきています最近。

諒子の話は、淳之介達にとっては切ない若い頃の甘酸っぱい思い出…で終わったけど
諒子ちゃん、実際DVで困らないかとも心配よ。
アメリカ行けるかもとか今ははしゃいでるけど、稔は凹むとまたDVするぞ。

あぐり、また一つの運命的な出会い

最後に店に入ってきたのは林と言う男。
演じているのは高島政伸さんでした。

あぐりさん、再婚なさってますが、どうやらこの人がそのようですね。

予告では淳之介が、男性が同居し出したとかぼやいていましたが、いきなり住み出すのかなあ?
また、これまではガラッと変わった新たな方面に展開していく様子。
どうなるか見届けてみようと思います。