【あぐり】感想ネタバレ第130話 美容専門学校の校長のオファー

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第130話


昭和21年(1946年)12月。
あぐりが東京に戻って2ヶ月が経ち、岡山では光代の四十九日の法要が行われた。

東京に戻ったあぐりは美容教習所の教師として働いている。
淳之介は大学を休学し、逗子の女学校の英語教師となり、それぞれに新しい生活を始めていた。

淳之介が女学校の教師をしていると聞いた妻吾郎と磯辺は、
健太郎、エイスケの血を引く淳之介は女と見れば手当たり次第なのではと心配。
その予想が当たってか当たらずか、
女学校での淳之介は女学生にも女性教師にもモテモテの日々。

あぐりが働いている戦争未亡人向けの美容教習所は盛況。
あぐりの教師としての評判も高い。
沢田はこの美容教習所を美容専門学校に発展させようと計画し、
その学校をあぐりに任せたいと言う話が持ち上がった。

 

ある日、小説家の平山があぐりの元を訪ねに来た。

平山はあぐりが東京に戻ってきていると聞き、美容院が再開されているのではと期待して訪ねにきたのだ。
美容院の常連客はあぐりのん美容院の再開を心待ちにしていて度々この場所の様子を見に来ているという。
平山もその一人。
あぐりはもう店はやらないのかもと話すと、平山はとても残念がった。

平山が女性が美容院に行きたい理由は、色々なしがらみから離れて自分のためだけの時間を過ごしたいからではないかと言う。
だから誰の店でも構わないと言うわけではない。
技術とは別に自分をすごく楽にしてくれる人の店に行きたいという平山。
「あなたがお店をやらないって知ったら、皆泣くわよ」

 

その晩、あぐりの元をカフェ・セ・ラ・ヴィの高山が訪ねてきた。
高山はいよいよカフェ・セ・ラ・ヴィを新規開店すると言う。
世津子の消息はまだ分かっていないが
世津子がすぐ分かるように前の店の近くに店を構えた。
今度のカフェ・セ・ラ・ヴィでは、前々からの世津子の希望通り音楽の聴ける店にする。
淳之介の元カノである池田諒子のバンドにお店で演奏してもらうことになっている。

数日後、あぐりはカフェ・セ・ラ・ヴィを訪ねた。
諒子たちのバンド演奏を聴いていると消息不明だった世津子が現れた。

消息不明だった世津子との12年ぶりの再会だった。

モテモテ淳之介

光代さん、逝ってしまいましたね。
遺影の人となっていました。
言葉はないけど、遺影が傾いて主張。
面白い。

岡山メンバー、健太郎さん、妻吾郎さん、磯辺さんのコントは安定の面白さ。
しょーもないシーンですが、ただのお喋りだけどなんだかこの3人だとほっこり楽しいですよねえ。
さすがの演技力。

淳之介は帝大を休学して逗子の女学校で教師として働いているとのこと。
確かに、なぜよりによって女学校ですねえw

私は中高女子校でしたが、
女学校って別にイケメンじゃなくてもモテるんですよねえw
若いだけで誰かしらファンができるw
私の学校では、すんごいオタク系の男性教師が入ってきた時も僅かながらファンがいて、
でもその分超熱狂的で引きました。
大人になってから友人が熱狂的ファンだった子に再会した時、そのネタでちょっとイジったら
「はあ?何のこと?」と完全にすっとぼけていたそうで!
その話を聞き、その子にとっても今や黒歴史なんだろなあと認識しましたw
そのくらい女子校はワクワクするイベントが少ないということでしょうw

女学生にウケるイケメンというと、淳之介よりももうちょっと繊細なタイプじゃないだろうかと思いますが。
淳之介もイケメン枠には入るにで、そんな先生がいたらそりゃキャーキャーになりますねえw

淳之介の恋愛遍歴はここでもキャリアを積むことになるのだろうか??
そしたらすごーい問題だぞ。
令和だと検閲に引っ掛かるぞ。

 

チェリー山岡は精力的に活動再開

チェリー先生、相変わらずお美しいー!
チェリー先生が出てくるとまたまた豊かでキラキラした時代が始まるなあとワクワクしますねえ。

アメリカ帰りのチェリーさん、戦時中はきっとあぐりよりも風当たりの強い目にあったでしょうと思いますが
これからはいよいよチェリー先生の時代ですねえ。

コールドパーマってなんでコールドかなあと思っていましたが、
そういうことなんですねえ。
これまでの電熱に対してのコールドかあ。

あぐりも最先端の先生のお弟子だったということは後々メリットですねえ。
望月家が太かったおかげですねえ。
金持ちはやっぱりいろいろと有利だわねえともつくづく思い知らされるよ、このドラマw

 

吉行和子さんが母にアドバイス

あぐりは教習所の教師としての評判も上々。
専門学校の校長をと沢田さんからのオファー。

さすが、あぐりは色々と運が強いです。
でも、やっぱり美容師としての幸せはお客様の髪を作るのが一番でしょうねえ。
特にあぐりは。
チェリーは指導者とか経営者としてがより向いているだろうけど。
でもチェリーも自分のお客様を持ちながらそういうことやりたいんだろうし。

チェリー、専門学校の校長の話は確かに光栄な話だけど、あぐりの本音を察してあげなよお。

美容師と一言で言っても、自分が何をやりたいのか、どの位置にいたいのか
自分でしっかりと意識して選択するタイミングということなんでしょう。

上の立場の人に言われてレールを敷いて貰ってこれまではやってきたけど
ここからは自分自身で目に進むフェーズなんですねえ。

そのフェーズへの気付きのきっかけに現れたのは
なんとリアルあぐり娘の吉行和子さん!

吉行和子さん、素敵なセリフをあぐりにプレゼントしましたねえ。

女性が美容院に行くのは、ただ綺麗になるためだけではなく
自分のための時間を過ごすため。
だから自分を楽にしてくれる人の店に行きたいのだと。
だからあぐりの店に行きたい、あぐりの店の再開を多くの人が待っているのだと。

今は安いお店とかもいっぱいありますが
確かに、特に昭和の時代の高級美容院ってそういうところですよねえ。

そんな話を聞くと銀座のオサレな美容室にゆったりと行きたくなります〜。

 

世津子さんが再登場!

カフェ・セ・ラ・ヴィも新規開店。
ジャズの聴けるカフェなんてオサレですねえ。
さすが世津子さん、先見の明がある。

そして奇しくも開店の日に世津子さん、帰ってきましたー!

世津子さん、12年もいなかったんですねえ。
どこに行っていたのか、興味津々。
あの戦前の頃のキラキラ感がかなり無くなっている様子ですが
外地で散々な目にあったのだろうか。
明日が楽しみです。

ところでカフェ・セ・ラ・ヴィのせっかくの再開なのに森潤はいないのか??