【あぐり】感想ネタバレ第121話 とめの実家に疎開

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第121話

昭和20年(1945年)5月25日の空襲で
あぐり達の市ヶ谷の家もこの大規模空襲で焼失してしまうが
とめの厚意により、あぐり達は片瀬に疎開していた和子と理恵を引き取り山梨のとめの実家に疎開することに。
淳之介は尚久の下宿から帝大に通うことにした。

 

山梨のとめの実家では、とめの母が脳溢血で倒れ寝たきりとなっていて
とめの姉のあさ子が嫁入り先から戻ってきて面倒を見ていた。
とめの父はあぐり達を歓迎してくれているが、あさ子は自分たちだけで精一杯、よその人間の面倒を見る余裕は無いと迷惑がられてしまう。

あぐり達には裏のぼろ家をあてがわれた。
裏のぼろ家は荒れ放題だったが、とめの幼馴染の富士雄が手伝ってくれてどうにか住めるようになった。
富士雄は5年前に妻に先立たれて3人の子供を男で一つで育てていた。
息子の太郎は和子より一つ年上。
富士雄は子供の頃に足を悪くしたせいで兵隊に取られずにいた。

光代は片桐の死を聞いてからすっかり気落ちして言葉もない。
食欲もなく、ただ黙って涙を流している。

 

一方、東京の淳之介は尚久の下宿へ。
尚久から下宿屋の女主人は戦争で夫を失ったばかりだと聞く。
尚久が「おばさん」と呼んでいるので年配の女性かと思っていたが、
下宿にたどり着くと出てきた女主人 美和子はまだ若く美しい女性。
淳之介は美和子に見惚れてしまい言葉を失う。

ある日、あぐりは母屋へ行くととめ達の揉め事をしている声が聞こえてしまう。
とめの父は恩人であるあぐりたちに住んで貰うことは歓迎だが
あさ子は気に入らない。
あさ子はあぐり達が裏の家に住むのは許すが、食料は分けないと主張した。

とめの姉 あさ子は大島蓉子さん

あぐり達は、とめの厚意で山梨のとめの実家に疎開させてもらうことに。
なぜ岡山じゃないの?とも思いますが
実際もそうだったようです。
岡山への移動は遠すぎて、もはやこの時期の移動は、危険でもあるし、色々難しかったんでしょうかねえ。

 

しかし行ってみると、とめの母は寝たきりになっていた。
とめのお父さんは、この時こそ恩返しの時とあぐり達を歓迎してくれますが
姉ちゃんが怖いー。
まあ…あるあるですよね。

疎開ってこういうトラブルはつきもの。

このこわーい、意地悪な姉のあさ子さん、大島蓉小田さんが演じてらっしゃいます。
大島さん、演技の幅が広いですよねえ。

今ちょうど「おかえりモネ」で登米のはっと汁隊で出られていますよね。
あちらはすっかりモブ扱いで勿体無いですが。
こちらでは大島さんの演技をじっくり見られそうですね。
とはいえ、こわーい姉役。
もっと優しい役で見たいけどw
大島さんの熱演を楽しませて頂こうと思いますー。

 

あぐりもとうとうおしんに??

これまでは望月家に嫁入りしようが、
チェリー山岡の弟子入りしようが、
周りのいびりを持ち前の鈍感力で全スルーできていたあぐりでしたが
今回は、気がついちゃったみたいですねえ。

さすがのあぐりも、大人になり母になって色々気が回るようになったのねえw

山梨は、これまでとは違うトーンになりそうですが
あぐりもとうとうおしんみたいに意地悪されたりそれにじっと耐えたりするんだろうか??

おしんほど重くはならないと思いますが
どうやってあぐりが巻き返しをかけてマイペース復活するかが見ものってことですかねえ。

 

光代さんはハートブレイク

光代さんは、片桐さんを亡くして心の傷が深い様子。
推しがいなくなっちゃったんですものねえ。
喪失感たるやすごいでしょう。
そして、あの時もっと強引に言って望月家に来させていればと言う後悔も大きいでしょうね。

あの光代さんがすっかり言葉を失い、涙だけポロポロ流す姿がせつない。

そんな光代さんのことを聞いて健太郎さんは心配している様子。
勇造は複雑な顔をしていましたね。
息子としては、複雑ですよねえもちろん。
しかし、健太郎さん自身は光代さんと片桐さんの関係をどう認め、自分と光代さんとの関係を今どう思っているのだろう?
熟年夫婦の距離感って色々なバリエーションがあると思いますが、
一つの選択肢として興味深い。

 

淳之介は未亡人に一目惚れ!?

尚久の下宿に寄せてもらうことにした淳之介は、いきなり女主人に一目惚れえええ!?

朝ドラとは思えない展開でビックリー。
吉行淳之介さんは色々女性問題とか多かったようなので、らしいエピソードってことなのでしょうけれど、
それにしても大胆な。

これはどんな展開になるのでしょうかー?
朝からどういう顔して見ればいいのでしょうかー???笑

諒子ちゃんにバレたらすごーーーく怒りそうだなあ。
ってか、やっぱり淳之介にとって諒子ちゃんは手近にいた可愛い子だったってだけなんだろうなあ。
来る者拒まずって感じで。

今後、吉行淳之介さんの恋愛遍歴をどこまで描くのかも興味深いですねえ。

ちなみに戦時中なのに、空襲に遭ったのに
淳之介もそんなことばっかり考えてて懲りないというか呑気ですよね…。