【あぐり】感想ネタバレ第118話 あぐり美容院は建物疎開に

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第118話

 

昭和30年3月10日の東京大空襲により東京の下町は壊滅状態となった。

即日帰郷となった淳之介はその後静岡の高等学校を卒業し4月からは帝大の英文学部に入学することが内定。
再び徴兵検査にも合格し徴収を待つ身となっていた。

光代はこのような非常時に片桐が一人暮らしでいるのが心配。
危険だから一緒に住もうと持ちかけるが
片桐は岡山の健太郎に申しわけがない。
これは人としてのけじめだとキッパリ断った。
光代はその代わりに自分も絶対に疎開せず東京に残ると誓った。

 

淳之介も尚久、諒子と疎開の話をしている。
淳之介は諒子に鎌倉の実家に帰るように言うが、
淳之介が入隊待ちのため疎開しないと言うと自分も東京から離れないと言い張った。

 

あぐりは美容院のお客様の厚意により和子と理恵を疎開させることに。
光代が和子と理恵を疎開先まで送り届けるが、
いざ光代が帰るとなると和子は光代に抱きついて泣きじゃくった。
これまで明るく気丈に振る舞っていた和子だが、幼い和子にとって家族と離れて住むことは流石に心細い様子。

 

沢子のお付き合いしている木村が今日もやってきた。
沢子はいつものように30分の時間をもらって木村に会いに外へ。
今日の木村はいつになく思い詰めた様子。
辰子ととめはいよいよ木村も戦地に行くのかもと案じていると
沢子が泣きながら戻ってきた。
やはりそうかと固唾を飲むあぐりたち。
しかし、そうではなく結婚しようとプロポーズしてくれたのだと言う。

このような時世、沢子の親はもういないので結婚式はするつもりは無いと言うが
沢子は喜びで涙が止まらない。

数日後、空襲に備え駅前の道路を拡張するためにあぐり美容院は建物疎開の通知を受ける。
10日後までに全ての荷物を持ち出し引き払うように言い渡された。

いよいよあぐり美容院も休業に。
あぐりは涙ぐむ辰子達に、戦争が終わったらまたここにお店作る絶対に美容院をやるからと笑顔で励ます。
辰子は夫の実家に疎開することを決意。
あぐりが美容院を再開する日を待つという。
沢子は木村のもとに行くことを決めた。

とめは先生のそばにいたい、ここに置いて欲しいと言い。
あぐり達と住み続けることにした。

取り壊されてしまう美容院の最後思い出にと
あぐりは沢子の結婚式を美容院でやることを提案。
沢子をこのお店からお嫁に出してあげたいのだと言うあぐり。

そして美容院最後の日に木村と沢子の結婚式を取り行った。
戦時下の不安と絶望の中、木村と沢子の結婚式はあぐりにとってほんのひとときの平和だった。

東京大空襲があっても相変わらず呑気

東京大空襲もナレのみ。
戦況は悪化しているようですが、相変わらず呑気な世界。

まああぐりの世界では戦争の悲惨さを伝えることは優先度が低いのでしょう。
のんびりゆるふわ空気だから。
何もかもリアル追求がいいとも思わないのでこれでもいいなあとは私は思います。
一応ね。
いろいろ雑?と思うところはあれど、一貫しているところはあるし。

片桐さん、「人としてのケジメ」

光代さんは、一人暮らしの片桐さんに一緒に住もうと提案します。
この非常時に一人で暮らしているのは危険すぎるだろうと

しかし片桐さんは光代さんの提案を断りました。
岡山の健太郎さんに申し訳が立たないし、それは人としてのケジメだと。

片桐さんも、一応光代さんのこと好きは好きだったのね?
光代さんもそれ言われたら私も東京から離れませんって、
光代さんも片桐さんのことは憧れだけじゃなくてやっぱりLOVEだったのね?

でも健太郎さんとの結婚を解消するつもりはなく。
片桐さんも健太郎さんとの関係もきちんとキープしたいと。

大人の関係なんですね…。
私にはちょっと難しすぎる。
まあ一緒に住まないというのはもちろん理解できるけど、
別にそういうつもりじゃないけどこの時期は非常時だから一緒に住みましょうだけじゃないよねえ、コレ?

うん、難しい。
そう言う関係あるんだろうなあとは思うし、
あってもいいなあとは思うけど
そんなことあるかなあ??ともw
うん、私にはまだ難しい。
私もまだ娘っ子ってことかもしれないわねえ。

 

諒子ちゃんはわがまま?

淳之介は帝大に進学。
再度徴兵検査に受かって招集される日を待っている状態。

南君はすでに戦地にいていた。
尚久は、小学生の時に建築家になリたいと言っていたので理系学生だから招集を免れているのですかね。
尚久、諒子ちゃんに抜け駆けプロポーズしていましたが、相変わらず仲良く付き合っている。
淳之介は寛大。
そして諒子ちゃんも尚久がいても気まずく無いらしい。

そして、淳之介が鎌倉に帰ったほうがいいのではと言っても
淳之介が疎開しないなら東京に留まると聞かない。

わがままか?

さすがに命に関わる話だと思うんだけど、諒子ちゃんの私にいないで欲しいの!?みたいな駄々のこね方が
子供じみてて嫌いー。
ぶりっ子か。
一応、尚久もいるしなあ。
尚久の目の前でそんな駄々っ子されたら尚久の居場所もないじゃん。

諒子ちゃん、いいところのお嬢様だと思ってたのになあ。
若い子たちのキャッキャした恋愛を描写するにしても女子の知性が足りなさすぎるかなあ。

おかげで諒子ちゃんちょっと受け付けない。

あぐり美容院は建物疎開

あのモダンなあぐり美容院、とうとう建物疎開で取り壊しに。
コレがなかったら今では歴史的建築物と言われていたのかもしれない。
とても残念。
戦争はこういう方面にも害をもたらしたんですねえ。

自粛コントの大徳寺さんですが、今日は嬉しそうに建物疎開を言い渡しにきた姿には
流石にむかついたなあ。
だってーその人達の大切な財産だもんねえ。
いくら大徳寺さんにとってけしからんことばっかりやってるとしても人の財産が無くなるのを喜ぶなんて
今日の大徳寺さんは流石に不愉快だったなあ。

最後の思い出に結婚式

沢子さん、木村さんにプロポーズして貰えました。
よかったねえ。
嬉し泣きする沢子さん、愛おしかったわ。

あぐり美容院が取り壊されてしまうということは、
あぐりの大切な居場所を失うことでもあり、
エイスケさんとの思い出の場所を失うということでもあるのですよね。

これからの生活どうしようかという不安もあるだろうし。

ちなみに、あぐり、子供達と共に疎開しないのは、生活費を稼がなくてはならないためと言っていましたが
どうせ客ほとんどいないのに稼げてるのかい?
辰子さん達を雇う余裕なんてとても無いのではと思いますが。
まあ、あぐりワールドだから。
早々に辰子さん達に会えなくなっちゃうのもつまらなくなっちゃうから構いませんが。

でも最後に沢子さんの結婚式ができたことは、あぐりにとっては幸せでしたね。
素敵な思い出で締め括ることができて。

沢子さんの晴れ着姿が可愛らしくて
ささやかではありながら皆んなが集まって沢子と木村さんを祝福する様子にこちらもほっこり。

くれぐれも大徳寺さんいバレないように気をつけて欲しいわ。。。