【あぐり】感想ネタバレ第115話淳之介に召集令状

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第115話

昭和19年(1944年)夏。

サイパン、ビルマなどの戦いに敗れ日本は敗色をますます濃くしていた。
美容院に来る余裕のある人は殆どいなくなった。

あぐりと淳之介は安吉の家に弔問に訪れた。
「子供に先立たれることほど悲しいことはない」
安吉の父は淳之介に命を大切にするように言った。
そして安吉の胸ポケットに入っていたと言って淳之介に渡してくれたのは
かつてエイスケと未来の話をしたときに皆んなで撮った写真。

帰り道、あぐりはせっかくだから親子水入らずで出かけようと淳之介を誘うが、
淳之介はあぐりとは違う方向に行くとそそくさと行ってしまった。
しかし、カフェ・セ・ラ・ヴィで結局バッタリ。

カフェ・セ・ラ・ヴィも、防衛局からのお達しでとうとう休業することになってしまった。
カフェ・セ・ラ・ヴィの営業最終日にはお別れパーティをやるからぜひ来て欲しいと高山はあぐりに言った。

そんな話をしている横で、淳之介はソワソワしあぐりを早く帰そうとする。
あぐりは全然気付かないが、淳之介が席を外した隙に高山がそっと諒子と待ち合わせしているのだ伝えると
あぐりは気を利かせて退散。

しかし、その後いつまでたっても諒子は来ない。
諒子は夏風邪を引いて家で寝込んでいた。

淳之介は諒子の看病を。
諒子にとってもあ安吉の戦死はショックが大きいの。
諒子は「私を置いて行かないで」と不安を口にして淳之介の腕を引き寄せた。
「そばにいて」
そして二人はキスをした。

1週間後、カフェ・セ・ラ・ヴィのお別れパーティにあぐりが訪れると
客はあぐりだけ。
燐太郎は戦地に行ってしまった。
鈴音は盛岡に疎開している。
世津子と森は逃亡の身。
そしてエイスケは天国へ。
立ち会ってもらいたい人は今ではあぐりだけだと高山は言い
みんなの分もテーブルセットされた食卓であぐりはワインで乾杯。

高山とこれまでのカフェ・セ・ラ・ヴィでの思い出話をする。

 

一方淳之介は尚久、南とエイスケの書斎に集まる。
3人は何があってもお互い永遠の友達だから包み隠さず言い合おうと、これまで言えなかったことをカミングアウト。
そこでとうとう淳之介は諒子と付き合い始めてたことを二人に明かす。

そこに岡山から電話が入る。
電話は健太郎から。
健太郎は淳之介に赤紙が来たと伝えた。

日本は敗戦色濃く国内は配給制度に

あぐり美容院の看板、パーマネントが「電髪」になってました。

あぐり美容院は閑古鳥に。
そりゃそうですよねえ。
ここまできたらさすがにおしゃれしてる気分じゃなくなるか。
物資も不足しているだろうし、美容院もお客さんに来られても色々難しいんじゃあない?

ってか辰子さんも、とめも沢子もお客がいないのにお店にいて大丈夫なのか?
あぐり、お給料出せるの?
どこか別のところに勤労奉仕とかやりにいかないの?

とめさんもお化粧に夢中だったしなあ。
可愛いからいいけどw

3人がいなくなっちゃうのは嫌ですが。
客がゼロでも他の弟子はいなくなったようでも3人を余裕で雇えるあぐり美容院。

配給とは言っても、みんな困った様子も無い。

戦時下のドラマとしては例にない明るさだわ。
さすがあぐりワールドですw
でもこれはこれで好きだな。
呑気に見られるから。
人はきちんと描かれているし、これがあぐりの世界観と思えば。

それに現在のこのコロナ禍ではこのくらいライトでいてくれないと苦しくなる…。

隣組の大徳寺さんは相変わらずのツッコミ

沢子に彼氏ができたみたいですねえ。

早速大徳寺さんがきてチェック!
大徳寺さん、もはや自粛警察コントになってるw
面白いわ。

でも、あぐり、沢子ちゃんにデート許すならお店に入れてあげなよと思っちゃいましたあ。
だって大徳寺さんじゃなくても私でもこの時期、男女でいると色々言われちゃうだろうよと心配になリました。

ちなみに、あぐり、外で男女が並んで歩けないなんて変な時代になったわ!って言ってましたが、
それは戦争以前もそうじゃなかった?
澪つくしでは、女学生のかをるが惣吉さんを駅まで送るのに何メートルも離れて歩いてたよ。

そこら辺も緩いあぐりワールドw

カフェ・セ・ラ・ヴィも休業

とうとうカフェ・セ・ラ・ヴィも休業ですねえ。
大正時代のハイカラさんたちの社交場であったカフェ・セ・ラ・ヴィが。
キラキラした素敵な場所も終わり。

寂しいですねえ。
お別れ会の客はあぐりだけでした。
最初の頃はエイスケの仲間以外もいっぱいいたようでしたが
みんなみんないなくなった…?
チェリーは今どうしてるだろう?
まあストーリー展開上余計な話になっちゃうから連れてこないんだろうけど。
鈴音ちゃんも疎開しているようだしねえ。

当時のメンバーはあぐりだけになって。
高山さんが美しくセッティングしてくれたメンバー分のグラスが並ぶテーブルが美しく切ないですねえ。

エイスケさんの思い出話をしていると、ちょうど入り口をエイスケさんが扉を開けるように人が入ってきたり。
ここ、なんかエイスケさんだったら本当にひょっこり現れるんじゃないかと瞬間期待してしまいました。
そんなわけないよね。
エイスケさん、もういないのに絶対的に存在感があるのすごいな。

淳之介は諒子に口吸い

先週のタイトル「淳之介の初恋」だったのに、今日のこのエピソードが今週に入ってるのはなぜ?笑
ストーリーの流れとしては先週と今日はいいけれど。
先週のタイトルがビミョーに違ったってことなんだろうね?w

先週の時点では、諒子ちゃんは小学生の頃と同じく淳之介が好きなんだろうなあとはわかりましたが
淳之介自身は諒子ちゃんのことを好きかどうかは分からないなあって感じだったと思いましたが、
あの頃から半年間の間にすっかり付き合っていたんですね。
そして今日いきなり口吸いw
今より展開が大胆だわ。
トレンディドラマからの影響かしらー?

淳之介に召集令状

健太郎さんから電話が入り、淳之介に赤紙が来たと!
淳之介は本籍地岡山になってるんですね。

健太郎さんは嬉しそうだったわー。
このタイミングではあんなに単純に喜ぶかな?
満州事変直後ならそういう人はいたかもしれないけど。

それに息子エイスケさんを失う経験もした健太郎さんなのに。

澪つくしでは久兵衛さんも英一郎が出征するときはちょっと複雑だったよねえとも思い出しながら比べてしまいました。
健太郎さんがどういうお考えなのかは明日わかるかなあ。