【あぐり】感想ネタバレ 第110話 燐太郎には恋人が。淳之介は諒子と再会

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第110話

静岡の高等学校に通っている淳之介が突然学校を辞めると言って帰ってきたから。

驚いたあぐりが理由を聞くが淳之介は「つまらないからと」一言言ってあっけらかんとしている。
規則でがんじらめの生活でこのご時世そんなことをしていていいのか疑問だという淳之介。

「やはりエイスケの子じゃ」
光代はこの話を聞いて呆れるが燐太郎に相談相手になって貰ったらいいとあぐりにアドバイス。
燐太郎はエイスケが他界した後も何かしらあぐりの家族を気遣ってくれていた。
そして淳之介は燐太郎のアドバイスは素直に聞き入れた。

 

燐太郎には今村つた子という恋人がいた。
つた子は新聞記者。
小説家の燐太郎とはお似合いだとカフェ・セ・ラ・ヴィの高山は結婚を勧めるが
燐太郎は結婚までは考えていないと言う。

 

望月家ではあぐりたちが燐太郎が調達してくれた食材で鍋を囲む。
辰子は食が進まない様子。
辰子は出征した夫との間に子供を身篭っていたのが分かったところだと皆に報告した。

大喜びのあぐりは、エイスケの書斎からエイスケが残していたワインを持ってきた。
貴重なワインを自分のために開けるのはもったいないと辰子は遠慮するが家族同然の辰子だから当然だと言うあぐり。
もう一本ワインがあるが、それは燐太郎が結婚するときに開けるつもりだと、あぐりは燐太郎にはつきあっている人がいると皆に話す。
しかし、とめと沢子は燐太郎の好きな人はあぐりではとヒソヒソ。
そのヒソヒソ話を光代は聞いてしまった…。

 

燐太郎は淳之介の話を聞く。
淳之介は密かに小説を書いては燐太郎に見てもらっていた。
なかなかよく書けていると燐太郎は淳之介の作品を評価。

静岡の高等学校を辞めたいと思った本当の理由は小説を書くことに専念したいから。
しかし燐太郎は今は小説家になるべきではないと言う。
今の世の中では戦争を鼓舞する内容しか書けない。
いつか戦争は終わってる平和な時が来たらその時こそ小説家になるべき。
それまではいろいろなことを勉強したり人と出会ったりして経験を積むべきだとアドバイス。

 

淳之介は燐太郎のアドバイスを聞き入れ高等学校は取り敢えず休学にしてゆっくり考えてみることにした。

 

ある日、淳之介は光代に頼まれてバイオリン教室の片桐に贈り物を届けに。
そこで出会ったのは小学校の時に鎌倉に転校してしまったマドンナ池田諒子だった。

淳之介はやっぱりエイスケの子w

ジュンノーちゃん!
生田斗真ジュンノーちゃんから中学時代までは純情真面目少年だったのにw
思春期抜けてきたら豹変。
学校はどうした?   → 「辞めるー」
辞める?どうして!? →   「面白くないからー」

うん!もうエイスケさんの子供でしかないわw
血って恐ろしいわと思うしかない…笑

光代さんの「やっぱりエイスケの子じゃ!」が間合いといい言い方といい、絶妙です。

ジュンノーちゃんはそれだけではなくしっかり中身もエイスケさんを引き継いでいますね。
小説家になりたかったんですね。
学校を辞めたいのは執筆活動に専念したいから。

エイスケさんがメロンを持ってきてくれたときから心に決めていたんでしょうねえ。

エイスケさんとは書斎でお友達と共にエイスケさんから色々なお話を聞いていたし。
ジュンノーちゃんにとっては父は大好きで憧れの存在なんだろうねえ。

もしかしたらエイスケさんまだ健在だったらこうはなってないかもねw
外で女作ったりしているエイスケさんに嫌悪感抱いちゃって断絶かもw

エイスケさん早く亡くなったのは残念だったけどそれにより家族の平和が保たれたのかもてん?

隣組は角替和枝さん!光代さんと対決!

美容院はあいかわらず営業しあぐりたちは頑張ってお仕事していますが今は戦争の真っ只中。
以前にも増してパーマネントへの風当たりも強い様子。

そして出てきたのが隣組の副組長。
角替和枝さんです!
角替さんも亡くなられてしまいましたがもっとお芝居見たかったわ、寂しい限り。
こういうキツい役をやるとき角替さんが演じるとなんだか可愛らしさも感じてしまうからい不思議です。
どこかしらユーモアがあって技術とか演技力とかみたいなものを超えて惹きつけられてしまう。
これがセンスの良さっていうものなのかしらねえ。

副組長さんの言う、
戦地の兵隊さんのことを考えたら、オシャレをしている場合ではない、
非常時に不謹慎。
戦時中にこう言うことを言われ続けていたのは当然知ったことですが、
今のこのコロナ禍に随分と重なるなあと思いながら見入ってしまいました。

しかし、この角替さん演じる副組長さんを光代さんはしっかりと撃退。
どんな時代であろうと女性が美しくあろうとすることはいいこと、
お上に言われている範囲内で女性を美しくして差し上げたいとやっているだけ、
やましいことはないとバッサリ!

あー心強い!
痛快ですー。

女学校でやまんば先生に呼び出された時も光代さん貫禄で先生をおだててかわしてましたがあれを思い出した。
光代さんは、キッパリ拒絶しようが、おだてて相手を乗せてかわそうが、人生経験の深さを感じてかっこいいわ。さすが光代さんと尊敬してしまいます。

見事な撃退ぶりでしたが、こういう時にあぐり母美佐さんが健在だったらどうだろうかとも思ってしまう。
美佐さんもまたユニークなこと言ってくれたんじゃないかなあw

 

燐太郎には恋人がいた!

カフェ・セ・ラ・ヴィ→ 珈琲 世良美

カフェの名前も漢字になってました。
高山さんは世津子さんが戻ってくるまでは店を守る覚悟。
ありがたいですよねえ。
森さんも世津子さんもどうか無事でいてほしい。

 

燐太郎さんにはつた子さんという恋人がいました。
新聞記者で高山さん曰く、小説家の燐太郎とはお似合いだと。

でも結婚するつもりはないらしい。

つた子さんは演技は上手いけど、燐太郎さんの恋人としてはちょっとイメージが違うなあ。
新聞記者というのも。
モブっぽいからやっぱり本心でも燐太郎は結婚する気はないかもw

 

 

辰子さんの妊娠祝いをワインで!

辰子さんは妊娠していました。
いつの間に結婚していたの?
きっとエイスケさんが亡くなって3年ジャンプしたからその間にってことでしょうね。
言ってよお!

辰子さん、妊娠が分かりましたが旦那様は出征した後のこと。
行き先は南方。
これ、フラグじゃね…?

旦那様がいなくて不安は不安だろうけど、赤ちゃんを授かったことを喜んでいる辰子さん。
皆も辰子さんを祝福。
どんな時代でもどんな状況でも子供が生まれるってめでたいこと、嬉しいことだよねえと実感。

喜んだあぐりはエイスケさんの書斎にあったワインを開けようと持ってきました。
このワイン、いわばエイスケさんの形見でもありますよね。
それを辰子さんのために大喜びで開けるあぐり、いいなあ。

そしてその流れでもう一本あるワインは燐太郎さんが結婚するときに!
と屈託ない笑顔で言うあぐり。
この流れ、すごくいいなあ。

それを聞いてとめと沢子の「え?燐太郎さんが好きなのは?」のゴニョゴニョもいい。
そのゴニョゴニョが耳に入ってしまう光代さんも。

この流れすごくいいなあと見入ってしまいました。
それぞれキャラが違って、立場も違って、考えることも違う。
それによりドラマが動き出す。
ドラマの面白さ凝縮。

今日はこの下りに凝縮されるようにいろんな人が出てきて色々に話が動き出しそうで見応えありました。

この先も楽しみになってきたわ。
ドラマ的にはこれから先の方が面白いのかも。
エイスケさんという突出したキャラが出てくるのも面白かったけど
ここからは普通の人たちの日常の中で繰り広げられるドラマをじっくりと見られそうでそれも楽しみ。

 

淳之介は諒子ちゃんと再会

光代さんに頼まれて淳之介が片桐先生のところへお使いに行くとそこには諒子ちゃんが!

諒子ちゃんは鎌倉に転校してしまったはずだけど戻ってきた??
片桐先生にピアノを教えてもらっているとはやはり諒子ちゃんも良家の子女なんですね。
さすが番町小学校!

今週のタイトルは淳之介の初恋だからこれがメインストーリー。
どんな爽やかなストーリーが見られるか楽しみですねえ。

淳之介の初恋と並行して大人の燐太郎さんのラブストーリーも描かれるという設計。
今週も楽しくなりそうな予感でいっぱいですー。