【あぐり】感想ネタバレ第107話 エイスケからのバースデープレゼント

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第107話

淳之介の病気回復に良い薬を貰ってきたと鈴音が訪ねに来た。
最初鈴音は不幸があったと聞いて淳之介と勘違い。
エイスケが亡くなったと知って驚き涙する。

 

カフェ・セ・ラ・ヴィでは燐太郎が一人飲んでいる。
この前エイスケがカフェ・セ・ラ・ヴィに来たのは別れを言いに来たのだろうと言う燐太郎。
そして本当は別れではなく助けを求めていたのかもしれないと燐太郎は後悔。
17歳から一緒にやってきて結局何にも分かってあげられなかったと嘆く。

 

その晩、淳之介が病室のベッドで本を読んでいるとエイスケが現れた。
岡山の健太郎からのお見舞いで送られてきたメロンを食べてしまったからお詫びだとエイスケはメロンを持ってきた。
淳之介は、以前エイスケがどんなに便利な世の中になっても人間にしかできないものがある、人間の愛に勝てるものはない
と言っていたことを覚えているかとエイスケに話し出す。
人間の愛が描かれている小説は、人間しか書けないものだねと言う淳之介。
その言葉にエイスケは「そうか!」と嬉しそうに答えた。
そしていつのまにかエイスケの姿は無い。
部屋にはメロン。

伊東の和子の病院にはエイスケが白いスーツで現れた。
和子のリクエスト通り、他のお父さんみたいに洋服で来たよとエイスケは言う。
大喜びの和子。
すると次の瞬間明かりが消えエイスケの姿は見えなくなった。

 

翌日、岡山から健太郎が駆けつけてきた。
どうしてそんなに急ぐのかと嘆く健太郎。
光代はこれまでずっと勝手にしてきて、今度は勝手に死んでしまう、親不孝な子だと嘆く。
しかし、健太郎は親孝行だったと言った。
健太郎は、先日一緒に酒を飲んでくれたことを話し健太郎と光代は涙する。

 

夕方、あぐり宛に荷物が届く。
差出人はエイスケから。
驚いて封を開けると、あぐり美容室を模したお誕生日ケーキ。
エイスケからあぐりと理恵のバースデー祝いのメッセージがあった。
確かに今日はあぐりの誕生日。
エイスケからのサプライズプレゼントだった。

エイスケからの愛情いっぱいの贈り物に、これまで堪えていたあぐりも涙が抑えられなくなり号泣する。

 

エイスケがこの世を去って一週間、燐太郎が訪れた。
新作を書き下ろした燐太郎はまずはエイスケに読んで批評して欲しいのだと原稿をエイスケの霊前に供えた。
さらに白紙の原稿用紙も。
これからは自由に思いのままに文章を書いて欲しいとエイスケのため原稿用紙だ。

そこに突然一人の女が上がり込んできてエイスケが亡くなったことを確かめて愕然とする。
その女の名前は緑川靖子。
あぐりがエイスケとの関係を確かめると、お腹にエイスケの子供を宿していると伝えた。

エイスケの死に対する皆の反応

鈴音ちゃん、亡くなったのは淳之介だと勘違い。
まさか、エイスケさんとは思わなかったのは分かるけど
それって…わざわざやる意味ある?
なんか、不思議なセンスだわwww

燐太郎さんもショックを隠せない様子。
今考えるとお別れだったのかも、本人もそうは思っていなかったけど虫の知らせだったのかな…みたいなこと、あるんだろうな…と
ドラマではあるけれど、不思議な気分になりますね。

あぐりは、エイスケさんが「具合が悪い」って言ってたのは車だと思ってたと言ってました。
これは原作にもありました。
ドラマでは帰ってきたところで「具合が悪い」とエイスケさんが言っていましたが、実際はドライブの最中言っていたようで
まさか体調とは思いもよらないあぐりさんは、てっきり車のエンジンの調子かと思って「そうでしょうか?」と言ってそのままにしてしまったらしいです。
全然気付かなかったと後悔されていました。
エイスケさんに対して「あなたは殺しても死なないわね」と言って笑い飛ばしていたお姑さんもそんなこと言うものじゃなかったと後悔されていたとか。

でもねえ、まさか34歳でそんなことになってしまうとは思いもよらないでしょうしねえ。
詳しくはないですが狭心症や心筋症の発作と言うのは、肩こりとかまさかと思う症状が前兆だったりする話も聞いたことがあるのでエイスケさん自身も思いもよらなかったでしょうねえ。

あぐりさんたちは、まさかエイスケさんが投資で大失敗したことも知らないだろうから、とんでもないストレスを抱えていること自体も思いもよらないことだし…。

 

エイスケさんは子供たちの元へ…

亡くなった晩、エイスケさんは淳之介と和子のところに現れました。

白いスーツを来た野村萬斎さん、さすが姿勢がスッとしてキレイ。
ああいった佇まい、さすが狂言師と思ってしまいます。

このエピソード、和子の元に訪れたのは本当のようです。
「薄気味悪いことがありました」
と書いてあり印象に残っています。

原作は図書館で借りてもう返却してしまったので確かめられませんが
ジュンノーちゃんのところには来てなかった。

メロンを食ってしまったお詫びっていうのがなんともwww

和子さんのところに訪れたというエイスケさんのエピソードは
エイスケさんのフラっと現れてはフイっと姿を消す気紛れな不思議な感じにいかにもピッタリな。
心のままに生きているというか…。
妖怪みたいな妖精みたいな…ピーターパンみたいな…。

エイスケさんからのバースデープレゼント

翌日エイスケさんからの贈り物が届きます。

あらかじめオーダーしてくれていたものですが、不思議でせつないですねえ。

蓋を開けたらあぐり美容室のバースデーケーキなんて!
お菓子の家みたい。
先ほどピーターパンのようだと言いましたが、
メルヘンに溢れていますよね、エイスケさんは。

不思議だけど、惹きつけられる存在。

そしてここぞというときにとーってもおしゃれなサプライズをしてくれるのがエイスケさんで。

ちょっとこの感覚バブル時代っぽい発想のもあるのかな。
だから当時はエイスケさん大人気だったのかも…???

いろいろやらかしだけど、
エイスケさんはエイスケさんであぐりや子供たちのことは大好きなんだよねえ~。
不思議だけどその気持ちには嘘が無いのよ…涙

 

しかし、女の存在が…!

エイスケさんの優しさにウルウルしてたら…なんと女が!

緑川靖子と名乗っていました。
燐太郎が高山と噂していた新進気鋭の画家!

お腹にエイスケの子供がいると言ってました…。

あぐりに一応遠慮して「あなたには関係ないことだけど…」とか言っていましたが、
だったら言うなよー。
訪ねてくるなよお…!!!爆

ついさっきまでエイスケさんの優しさに触れ、エイスケさんがいなくなった寂しさでウルウルしていましたが
もうあっちゅう間に涙引っ込んだー!

子供とかとんでもない裏切りだよねえwww
エイスケさん、やっぱり何考えてるのか分からん…。

あぐりさん、原作の文中に、あの時代はそんなことは珍しくはない話だったとフォローはしていましたが
でも知ったときはショックだったとも書いてありました。
そうよ!ショックだよぉぉ!
大切な妻を傷つける行為だよ、それ…。

毎回いい気持にさせて貰ったかと思うと、
とんでもないどんでん返しが待ってるからなあ、エイスケさん。

97年当時の視聴者がなんでそこまでエイスケロスになったのか?
やっぱり信じられないわ。
いい味出してるなあ~と楽しい存在だけど、
あーやっぱり変な奴だよねで毎度冷めて終わると思うんだけど、普通www

SNSで当時リアタイされて今回も見ている方たちが、よくなんでエイスケさんが好きだったのか、
好きだった自分が理解できないとかつぶやいてらっしゃいますが…。
やっぱりそうなんだ?
何なの?
時代のせい??
いくらなんでも20年余でそこまで価値観が変わってる??

野村萬斎さんが演じるエイスケ像は魅力的ではあるけど、きゅんきゅんにはならないだろうよお!
ダメンズなんだからあ!!

当時好きだった人たちも何故好きだったか分からないくらい分からないとは…?
ちょっと面白いけど…。

つくづく不思議な存在だわ、エイスケさん…。