【あぐり】感想ネタバレ第86話 光代が再び上京。いろいろ不穏な空気が…

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第86話

光代が再び東京にやってきた。
光代は、これからは自分が淳之介の世話をすると言い出してあぐりはビックリ。
光代はずっと東京の家に住み続け岡山には帰らないと言う。
「私なんかいなくても皆上手くやりよるわ」

光代は、いきなりバイオリンを購入して稽古を始めた。

民子が再び美容室を訪ねに来た。
今晩カフェ・セ・ラ・ヴィで燐太郎にサインを貰う約束をしているからあぐりにも付き合ってほしいという民子。
しかし夜には勉強があると断ると、民子は諦めて帰る。

 

カフェ・セ・ラ・ヴィに慌てた様子の川原がやってきた。
小林多喜二をはじめとするプロレタリア文学者が複数逮捕されたと言う。
さらにプロレタリア小説を掲載している出版社も摘発されているから世津子も気を付けた方がいいと。

しかし、世津子は何も悪い事はしていないからいつも通り店は開けると言った。

 

夜、美容室で勉強会をしていると軍人が訪ねてきた。
その軍人は民子の夫。
民子の置手紙を見てあぐりの美容室に訪ねに来たのだ。
しかし民子はもちろん来ていない。

嫌な予感がしたあぐりは、仕事を終えてからカフェ・セ・ラ・ヴィへ。
すると案の定、民子は燐太郎と会っていた。

民子の元に行くあぐり。
民子の夫が訪ねに来たことを言い、民子に忠告しようとすると、
ちょうどそこに特高が入って来た。

 

光代さん、すっと東京にいるつもり…?

光代さん、再び東京に来てくれました~。
またお会いできて嬉しい…。
ところで光代さんのその洋髪、岡山でどうやってキープし続けたのか?
岡山にもすでに美容室ができてる?

まあそれはいいとして…
光代さん、やっぱり岡山出てきちゃったみたいですねぇ。

御大とはやっぱり上手く行かなかったのかしら???
ちょっと寂しいですねえ。
あの女中と御大はどうにかなってるのか???

「梅桃が実るとき」によると、
リアルあぐりさんのお姑さんはあぐりが美容室を開店するときにすっかり東京に定住だったみたいです。
「夫婦別れした」とありました。
舅と性格が合わなかったでしょうと。
それ読んで、だからあぐりは淳之介がいても美容院で来たんだなあと納得し、
ドラマではおかげで淳之介ネグレクト状態だよと気になってました。

でもあぐりに光代さんがパーマネントをしてもらう時のエピソードを見て
リアルとは違って御大と仲直りできてよかった、それなら淳之介が多少ネグレクトされた状態で育ってもドラマだし許す、と思って見ていました。
でも結局、岡山から出て来て同居するなら史実通りにやった方が淳之介の扱いが無理が無くていいのにねえ。

それはひとえに里見甲卯太郎さんの出番を作るためだったか???

まあこの前の御大と光代さんのエピソード素敵だったし、里見浩太朗さんんおおかげで俄然面白くなるから大歓迎ですが。

結局別れてしまうにせよ、とうことは、里見浩太朗さんも今週は登場?
それはそれで楽しみ。

 

しかし…光代さん、さっそくバイオリンのお稽古を始めましたねえ。
羨ましいwww
大人になってから新しいことを始めるってとてもいいこと。

相変わらず望月家はお金がザクザクの様子で羨ましい限り。
どうせならもっとザクザク浪費する話を見ていたいわwww

 

民子は燐太郎に夢中

民子、またまたアポなしで来た~。

どーしよー。
どんどん民子が嫌いになって行くー。

ドラマ内だし、何もかも「不倫が悪!」という気はないけれど…。
ドラマでは何かしらのメッセージを伝えるツールとして不倫があってもいいとは思うけど…。

民子見てると何にもないからなあ~。

民子なりに、東京に来てから一人ぼっちで、家事と食事の支度をして幽閉されていると愚痴を言ってました。
まあね、当時のいいところの奥様は自由に出歩けないものだったでしょうけど…
(その割には最初からあぐりの誘いに乗って夜カフェ・セ・ラ・ヴィに行ってたが)
民子のこれまでの所業から、健気な奥様の悲痛な叫びには聞こえないのよwww

わがままでおバカな女子高生が、
思ったのと全然違う!つまんないー!
ってふて腐ってるだけに見えるから。

暇持て余してつまらないからって、忙しいあぐりのところに押しかけてきた図にしか見えないからねえ。
同情できない。

当時の主婦はこれで共感できたのか?

せめて旦那と全く気が合わないとか、旦那がDVとかなら分かるかと思ったけど
どうも旦那さんも誠実そうだったからな…。

むしろ旦那さんを一目見るなり、私なんか旦那に同情しちゃったよお。

まあ要するに、民子は元ギャルってことだよね。
そんな子が軍人さんと結婚しても、
堅実な日常生活なんて営めるはずないしそんなのつまらないって思うだろうし、
火遊び始めるだろうよとしか。

「花子とアン」で加納伝助と結婚後の蓮子さんの荒れぶりと宮本さんとの不倫は共感できたけど…
そういうところよね。

民子の中に葛藤がまるで見られないから。
あぐりに悪い友達に引っ掛かるなよと言ってあげたい。

しかし、そんな民子ちゃんをエイスケさんは放置。
あぐりが咎めに行こうとすると、そっとしといてあげなよと!怒
エイスケさん文士だし、デカダンスだしその反応こそがエイスケさんなんだろうけど…ムカつく!

まあこのエイスケさんに対するムカッ!も週末には一掃されるのだろうがwww

 

時代は軍国主義へ…

カフェ・セ・ラ・ヴィに特高が!

プロレタリアの文士たちが次々と検挙され世津子さんの婦人公論も見せろと…。
世津子さん、逮捕されちゃうのかしら?
ちなみに世津子さんのタバコを吸う姿、カッコいいわあ。
こういうところ、草笛光子さんさすが大物女優とうっとり見入ってしまう~。

これって、ちょうどかをるが水橋のところに行って逮捕されちゃったときの一斉摘発と同じかなあ?

あぐりはハッピーなお話でしたが、
やはり戦争に突入していくここからの時期は呑気なお話では済まなくなるのかなあ?

エイスケさんたちはプロレタリア文学ではないから逮捕→拷問っていうことはないだろうけど
随分と自由なこと書いてただろうしねえ…。
遊女の話なんて書けるはずないもんねえ。
燐太郎さんの美しいポエムも戦時中には不向きとバッサリだろうしなあ。
森のサンバなんかもってのほかだよ…。
ああいった根拠のないバカ騒ぎも、幸せなこそだよねえ…。

彼らの表現活動はどうなるのか??
文壇の行方も心配…。