【あぐり】感想ネタバレ第74話 とめが逃げ込んできて内弟子に。このドタバタ必要ある?

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第74話

チェリー山岡の店から辰子が派遣されてきた。

沢子の件ですっかり自信がなくなってしまったあぐりは、内弟子志望者の面接は辰子にやって欲しいとお願いするが、
何年も生活を共にする内弟子は自分で納得できる人を選べばいい、自分の目を信じるようにと励まされる。

そんなところに女性が飛び込んできた。
内弟子志望の女性かと思いきや、人に追われてるから助けてほしいと騒ぐ。
すると目つきの悪い男が「とめはどこへいった!」と凄んで入って来た。

男は飛び込んできた女性とめの父親。
山梨の家を家出していたとめを6年ぶりに見つけ出し連れ戻そうしたところ、とめが逃げ出しあぐり美容室に逃げ込んだのだ。

とめの実家はぶどう農家で、父はとめに後を継がせるつもり。
しかしとめは自分には夢があるやりたいことがあると反発。
そして美容師になりたいと言い出して、あぐりに働かして欲しいと言い出した。

許そうとしない父に、あぐりは一年間美容師見習いとしてやってみて、見込みがないなら山梨に帰るのではどうかと提案。

そしてコインの裏表を当てる勝負をけしかけた。
コインはエイスケがあぐりを騙して両面裏に細工したもの。
あぐりは裏でかけて勝負に勝ち、とめを内弟子として預かることにあする。

下らないドタバタ。コレ必要ある??

昨日は盗難トラブルでしたが、今日はドタバタ劇。
ふーみんが登場。
バスロマン以来だわ。
その後の活動は知らない。
流行っていた当時もあんまり好きじゃなかったけど
やっぱり演技上手くないね。

そもそもドタバタ芝居な上に、ふーみんの演技で一層ドタバタ感が。

しかしなんでこう、いちいちてんやわんやなのか。
これが面白かった?

 

こういう人を隠してのわちゃわちゃコント、
カフェ・セ・ラ・ヴィで健太郎さんと光代さんをかち合わせないよう取り繕うわちゃわちゃの回は最高に面白かったのに
今日のは時間の無駄としか…。
ベテラン俳優がタッグを組んでやったものと、若手俳優達で頑張ったのとでは歴然とした差があるということ?
確かに里見浩太朗さん、星由里子さん、草笛光子さんのそうそうたるメンバーのコントは細かい技巧がこらされていて見事だったけど
それのおかげだけじゃないよねえ~。
脚本の内容そのものもも今日は、空っぽだったよ…。
こんなドタバタで約10分も費やさないでよ。

一体何のつもりなのか…?
と目が点になっていると、
またまたふーみんが走り回って逃げて大変!
あぐり美容室の備品を投げつけたり、カーテン引っ張ったり、
いくらなんでもやめてええええーっ!と
こっちがハラハラして気分が悪い…。

 

小休止にエイスケさんが出て来ましたが、箸休めって感じ?
エイスケさんは、相変わらず風来坊エイスケさんだったけど
このタイミングでこれやるかよお~な感じで今日はマイナス。
このエイスケさんの登場も、何をやりたかったのかよく分からないし…。
モヤモヤ。
ふーみんのキャラも、エイスケさんの言動も振り切れてない感じで面白味がない。

 

やはり見る目のないあぐり

ふーみん、いや、とめさんのお父さんは、律子さんの見合い相手じゃないですか!
律子さんに目の前でタバコをスパスパされてビックリしちゃった人。

とめと父の会話を聞いていると、お父さんの言い分の方に100%同意だなあ!

6年も行方不明でやっと見つけたら、とめは定職についてない様子。
バスガール(もうこの頃あったんですか!)やダンサーの修行をしたけど身につかなかった。
そりゃお父さん心配になって連れ戻す!ってなるに決まってる。
見捨てないでいてくれるお父さん、ありがたいわよ。

とめも、夢を抱いて東京に来ても修行が上手く行かなかった。
それは誰にとっても、どれだけ努力してもなれないことはあるわよね。
それはいいんだけど
「私にはやりたいことがある!夢がある!」
って言っているとめにガックリー。
とめは、6年前もきっと同じ言葉を言って山梨飛び出して来たんだよねえ?

6年後に再会しても相変わらずその言葉一辺倒で故郷い戻るのを拒絶って…
バスガールもダンサーも通用しなくて何も考えてないの?
それで他の仕事もやってるかわからない状態で「やりたいことがある」って何なん?
見ているこっちも呆れるわ。
どうせなら、
「どうしても山梨のぶどう園を継ぎたくない!」っていう言い分の方が、説得力あるよ。
バスガールや、ダンサーや少女が憧れるキラキラしたお仕事は無理だったけど、それでも東京にしがみついていた気持ちが切実に感じるけど。

6年ってわざわざ言わなくてもよかったんじゃないかなあ。
1年経ってやっと見つけた程度でよかったのでは?
しかもこのタイミングで「美容師やりたい」って誰がどう見ても思いつきだし。

そんなこと言われたら、さすがのあぐりでもバカにするなって怒るのが普通では??

なのに、とめをかばってしまうあぐり。
とめのことを何だか気が合いそうと受け入れちゃうあぐり。

あぐり、これは全然天真爛漫さではないわ。
おバカさんだとしか思えない…。

あぐりの美容室には個性たっぷりなメンバーに弟子入りってさせたくて、初登場にはインパクトある事件を…というところなんでしょうけど
尖がり方が全然足りなくてただただ下らないわwww

もっとどうにかならなかったのかなあ…。

 

辰子さんも、あぐりにお人よし過ぎるって怒っていいよ。
あんなの雇ったら辰子さんもストレスマックスだろうよ。
一秒でも早くあぐりのところから抜けた方がいいわ…。

ちなみに、辰子さん、礼儀正しくあぐりのことを「先生」と呼び敬語を使ってましたが
ナレーションによるとチェリーから派遣って言ってたよねえ?
わざわざそこまで下手に出る必要ないと思うけど。
この辰子さんとあぐりの位置関係もビミョーでモヤモヤ。

 

これが90年代朝ドラ人気ナンバーワン?

私は割とあぐりとエイスケさんの関係は面白いって思って見ていたし
おしんや澪つくしとはパワーが全然違うけど
コレはコレでライトに笑える朝ドラってことで、あまり深追いせず、深く考えずに見ればいい~と楽しんでいました。
サザエさんみたいな感覚で見ればいい~と。

しかし、さすがに先週、今週ののあまりにも安易な展開や今日のくだらないドタバタに、は?これが本当に人気だったのお?と疑心暗鬼になってきました。

SNSで再見組の皆様方は、
「好きだったけどこれが面白かったんだっけ?」と言いつつ
「美容師として独立してからが面白かったから、この先まで待って」
と言っている方が多いので、
最近ビミョーだけど、ここ乗り越えればいいのね~と期待していたんだけど…
なんだか盛り返すどころか、どんどん下らない方向に行ってないかあ???
それとも開店するまであともうひと息待つべき?

90年代はこれをコントと言ってたのかなあ?
コントにしても…これが面白かった??

こういうコント形式が朝ドラとしてはただ珍しかっただけ?

私は当時あぐりは見ていませんでしたが、世の中はなかなかの評判だった記憶がありました。
野村萬斎さんのことは、このドラマに出てたってことで私も認識したくらいだし…。
だからどんなに面白いドラマだったんだろう?
おしん、澪つくしと金字塔を打ち立てた朝ドラで90年代ではどんなドラマが?と
期待していたんですが…。
90年代ってバブルが弾けた直後、いろいろ失速した時代なんだろうか???