【あぐり】感想ネタバレ第54話 沢田も真知子もご都合だけど世津子の涙でまあいっかとなる不思議

『あぐり』あらすじ(ネタバレ)第54話

長堀夫人の圧力により世津子の雑誌の企画は白紙に。

チェリー山岡は沢田と共にカフェ・セ・ラ・ヴィを訪れた。
沢田は、世津子に出資を申し出るが、世津子はそれは受け取れないと断る。

チェリーはなぜ受け取らないのか尋ねると、それではチェリーが沢田に借りを作ることになると忠告。

 

エイスケたちも世津子の夢を叶えてあげたいとそれぞれお金を工面しようということに。

ある日、山岡美容室に警察から電話が入る。
真知子が学校を抜け出して繁華街で徘徊していたところを保護されたのだ。

どうしても抜けられない仕事があったチェリーの代わりにあぐりが真知子を迎えに行った。
あぐりは、真知子は自分が捨てられるような思いをしているのではないかとチェリーに真知子の気持ちを代弁。

チェリーは家に戻ると、真知子に新しい靴をプレゼント。
これからは心配かけないようにするから、真知子も心配かけないでとチェリーは真知子に話した。

チェリーは沢田に会って沢田のプロポーズを正式に断った。
自分には家族はいる、それを壊すことも失うできないと。
すると沢田は、見事にフラれたねと笑顔で言い、仕事上のつきあいはこれからも続けてほしいと言った。

エイスケたちの金策は、
エイスケはパトロンの材木屋の奥さんには殴られて終わり。
燐太郎は原稿料の先取り30円とわずか。
鈴音は全財産を投入116円30銭。
光代は、新しい女性の生き方の雑誌なんて素敵だと気前よく200円出してくれた。

しかしまだまだ資金は足りない。

そこに森がやってきて1万円の小切手を持ってきた。
一緒に言った墓石屋の旦那が雑誌の真ん中に大きな広告を載せてくれればと出資してくれた。

エイスケたちは、皆でカフェ・セ・ラ・ヴィに来てお金を渡した。
エイスケたちは雑誌のタイトルお考えて持ってきた。
「婦人現代」
世津子の夢がようやく産声を上げようとしていた。

 


 

沢田も真知子も都合がいい

今日は土曜日なので、まとめに入ったな。
それにしても、何もかも都合よく簡単に終わりましたねえ。

チェリーと沢田の件も。会話だけでサクッと終わったし。
真知子も靴貰っただけでデレたっぽいし…。

とっても都合よく、軽く収められてて本日も「なんだよそれ!」って突っ込みどころは満載。

ただ、不思議なことに、以前の白目とか、2年前のなちゅとか昨年の作品に対してのような憤りとまではならないんですよね、私としては。

なぜだろ?

全体的にフワッとしたタッチだから?
それとも、脇に配備したベテラン俳優さんたちの演技力によるもの?
最後のまるっと納め方がいいから?

なんか、分からないけど…。
いろいろオヤッとなりつつ、
確かに中盤は「なんだよそれ!」っとイラッとすることはあるんだけど
まあいっかで見ちゃう。

中盤の「なんだよそれ!」も織り込み済みなんでしょうか??

ある意味不思議なドラマ…(笑)

 

沢田さん…なんていい人!?

沢田さん、チェリーにプロポーズを断られると素直に諦め。
しかも仕事のパートナーは解消せず。

チェリーに惚れてはいるけど、才能も認めてるから
仕事は変わらず一緒にやろう~って。

なんて、なんて、心がキレイな沢田さんっ!爆
こんな簡単過ぎる、都合のいい男っているかい???爆

チェリーが家族がいるのを知っていながら、
チェリーのプライベートの悩み(夫との不仲)を聞いているわけでもなさそうなのに
いきなりプロポーズしてくるような強引な男が、
こんなに簡単に申し出を取り下げるとは思わないがwww

でも「フラれちゃったな」とサッパリ。
そしてでも仕事は変わらず一緒にやろうとニッコリ。

あの沢田のムンムンギラギラは何の意味があったのか…!?!?!?
沢田さん、やり手の実業家じゃなくて慈善事業のお方なのでは…!?!?!?

「やりて」じゃなくて実は「慈愛の人」。

見てくれがムンムンギラギラなので「やりて」とつい誤解されちゃう、実は可哀想な人なんじゃないのかしら???

まだまだお見合い結婚率が高く、専業主婦が多かった世の中では、この程度の刺激で満足だったのかしら??
ムンムンギラギラの男性に迫られてちょっとスリルを味わうのはいいけど、
いろいろ強引に来られると困るからこの辺で下がってよってことで。
当時のお見合い専業主婦ドリーーーーム!!!

 

ちなみにチェリーと沢田はそれで納得だとしても、新聞は延々叩き続けると思うよ。
2人とも甘すぎだよ。

 

真知子も簡単にデレる

真知子もなあ~汗
警察に補導されるまで行ってるのに、靴をプレゼントされるだけでママに対する表情が変わったからなあ~。

きっと来週は陥落だなあ。
ママにも少しは話をするようになって橋渡し役になったあぐりにも心を開くようになって…。

しかし、この前の靴の事件は、真知子が自分が捨てられるような気分になったのでは?って言われたからって、新しい靴をあげればOKかい?
真知子もそうは思わないの?

本来ならそれをきっかけにチェリーはきちんと真知子に謝らないと。
「ママ心配かけてごめんなさい」じゃなくて、
「あなたのことを気に掛けてあげられてなくてごめんなさい」だろ?

肝心な時にきちんと向き合えてないぞ。

そしてママも心配かけないようにするから、あなたも心配かけないでって…
なんだよこの取引のような会話は!?!?

私だったら、母に対して完全にキレるわと思いますが
真知子はどうもこれでOKらしい。
それは土曜日だからwww

 

金策も1日でOK

世津子さんの雑誌の資金、
なんだかんだいってあっという間に解決。

メインは望月家200円と
今日は森さんのお手柄で出資者から一万円引き出して来たー。

しかし望月家、
あぐりの弟子入り保証金250円をポンと出し、
今回も200円とは。

調べたら当時の1円は今の4000円くらい価値があるそうですから100万近くのお金を光代さんの一存でポンポン払っていることになる。

もしや健太郎さん、東京への仕送り毎月100万単位で送ってるか???
望月家、金持ち過ぎるわwww

でも、いくら金持ちでも仕送りの金額もうちょっと考えた方がいいよ。
だからエイスケはグタグタに遊び歩いてたんだよ…。

ただまあこの件は、マンガっぽく解決でまあいいんでは?と。
文士仲間のあっけらかーんとした雰囲気好きだから。

そして皆が資金集めをしてくれたことを知って喜ぶ世津子さんの表情が!
さすが草笛光子さん。
あのじんわり涙が浮かんだ笑顔が素敵で…。
この表情見られたから、もうそれでいいじゃんってなった。